秩父34ヶ所、今日はそのラスト前の33番札所菊水寺を目指す。朝6時20分に家を出て、前回帰りにバスに乗った松井田バス停まで行く。電車とバスを乗り継いで、まだ朝の寒さ残る8時55分に着いた。約2時間半の所要時間である。帰路もそのぐらいかかるから往復5時間、歩きが5時間としてトータル10時間、これがこの巡礼の毎回の時間配分である。「時間もお金もかかる」そういう意味からしたら、秩父巡礼は贅沢な散策である。
小春日和の暖かい日差しを浴び、秩父の穏やかな空気を吸って一人のんびりと歩く。こんな時が私の至福の時かもしれない。カメラを持って絵を描く題材を探し、移り変わる景色に意識を向ける。誰に気兼ねするわけでなく、気に入ったところで立ち止まり被写体にカメラを向ける。誰もいず景色が良いところで、買ってきたおにぎりを食べる。川の流れる音、小鳥のさえずり以外は何も聞こえてこない。今日は山道もなく秩父盆地の平坦な道、今までで一番穏やかな気分を味わえたコースである。
松井田バス亭
おがの化石館
三葉虫
オパール化したアンモナイト
秩父で発見された恐竜パレオパラドキシアの骨格模型
赤平川へ降りてゆく
ようばけ
秩父では崖のことを「はけ」と呼ぶ。
ようばけは太陽の当たる崖という意味
高さは約100m、幅は約400mに及ぶ地層の大露頭
今から1500万年前に堆積したといわれている。
この第三紀層と呼ばれる「ようばけ」の地層からは、
その時代に生息していたクジラやサメ、カニ、貝類など
貴重な化石が数多く発見され、おがの化石館に展示されている。
のどかな道が続く
桜井橋から菊水川
33番 菊水寺
菊水寺
脱穀の作業中
赤平川
スランプ褶曲(しゅうきょく)
海底の地滑りによってできたもの
25000年前、秩父は海で、その海底には砂や泥が堆積していた。
まだ固まっていない軟らかな地層なので、地震のようなショックが加わると
海底の斜面に沿って流れだし、その際に地層が折れ曲がったものである。
筋が曲がっている(地層の曲がり)
上が第4紀の地層、不整合面を境にして
下の筋が入っている地層が新第三紀中新世の地層
旧武毛銀行本店
秩父菊水酒造
昔ながらの医院
桜が咲いていた。遠くに見えるのは武甲山
龍勢祭りのロケット発射台
毎年10月に行われる椋神社の龍勢祭り
以前TVのニュースで見たことがある。
椋神社
道の駅龍勢会館
龍勢会館バス亭
土曜・日祝日は14:28を逃すと
17:18(最終)まで、約3時間バスがない
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