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シネマ座椅子

座椅子に座り、酒を飲みながら日々映画鑑賞。
映画の結末を待たずに酒の力で本日の結末を迎えることもしばしば。

マスク・オブ・ゾロ

2007-10-19 | ふつう
たまには洋画も扱いたい気分。

主演はバンデラスとキャサゼタか、、、、

キ…(-_-)キ(_- )キ!(-  )キッ!(   )キタ(.  ゜)キタ!( ゜∀)キタ!!( ゜∀゜ )キタ━━━

美男美女キタコレ!!
こうもセクシーな男女が織り成す物語なんか俺の周りではまず起き得ないぞ。ある意味亜空間の出来事のような物語だぜ。

アンソニー・ホプキンスはレクター博士のときは違って今回はヒーロー。役が変わればあの変質的な異常者も、カッコいいヒーローになってしまう。俳優ってすごいな。

しかし、やはり西洋の剣の戦いは小剣に限るね。華麗に戦うゾロっていうかバンデラスカッコヨスなのでした。それと現実離れした美貌を見せつけて我々観衆をノックアウトにかかるキャサゼタのオーラは、この映画を楽しく観させてくれるデカい要素になってると言っていいんじゃないでしょーか。


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大停電の夜に

2007-10-18 | おもろい
東京タワーの源孝志監督です。この監督さんはホント現在の「日本の日常」を美しく描くのが上手ですね。

これまた群像劇。しかもクリスマス。この流れですと最近の座椅子的にどうしてもNOELを思い出すのですが、やはりそれに近いものがあります。この映画では、12人の男女の様々なかたちの「恋愛」がテーマです。

しかし、やはり邦画なだけに、日本人向けですね。群像劇は、練りこまれた脚本と、感情移入しやすいシチュエーションが重要だなー、と思っているのですが、まぁ脚本よくできてる。シチュエーションも理解しやすい。物語を全て理解できた後での静かな感動とでも言うのでしょうか、「あぁ、いい映画を観たな」という気分になります。こういうのを観ると、「有頂天ホテル」(何かとコレを引き合いに出すな俺)の三谷幸喜は、自身の物語の構成力に有頂天になって自己満足作品の製作に終始してしまった感が強くなるのです。今となっては「有頂天ホテル」はカテゴリで言ったら「ふつう」か「つまらん」ですな。

群像劇ですと、MVPを選びたくなります。主役でありながら、なぜこの物語の主役なのかが後半になってようやくハッキリさせるカッコヨスな役回りの豊川悦司、オスカーものの演技を当然のように見せる田口トモロヲ、黙って立ってるだけなのに空気を変えてしまう原田知世、しかし演技が上手い田畑智子、、、、

とか言って結論。MVPは宇津井健ですね。人生歩んだ年月を感じさせる表情、感情表現、語調、全てが感動モノ。良かったぞー。


しかし、映像キレイですね。東京ってこんなにキレイな街なんですね、電気さえ消えれば。映像の美しさと、香椎由宇の美しさは、この映画の大きなみどころのひとつです。あれ、俺、香椎由宇が好きなのか?なんだろうこの不思議な1/3の純情な感情。関係ないが、SIAM SHADEって2002年に解散してたんだな。


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出口のない海

2007-10-17 | ふつう
座椅子お得意の大戦時ものです。生きるのに一生懸命にならなくても何となく生きていけてしまう今だからこそ、生きることに一生懸命になりながら死んでいった先人の記録を知っておきたいとでも言うべきか。いや、毎日座椅子は座椅子なりに一生懸命やってますけどね毎日。

で、この映画。
海老蔵って、これが映画初主演なんですか。大河主演やったくらいだし、映画なんかいくらでも出てそうな気がしてたが、案外「映画」を大切にしてたんですね。

「人間魚雷」の話はどっかで聞いたことがありましたが、なるほど壮絶な世界だったのですね。「回天」の中の人間の声が潜水艦中に響きわたるあたりに違和感を感じぬでもなかった(死ぬ間際の人間の声なんか、聞かせるもんじゃねーだろ)が、あの棺桶のような「回天」の中に閉じ込められて「出撃」(=「死」)の瞬間を待つ若者の葛藤は、いかほどだったものでしょうか。この映画、それはきちんと描かれていました。

しかし、映画というエンターテイメントの視点で見ると、やはり男たちの大和のスケールに比べると、若干見劣りしますなぁ、、。まぁ、向こうは世界最大の戦艦。こちらは人間魚雷ですからな。


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ドッペルゲンガー

2007-10-16 | つまらん
【ドッペルゲンガー(Doppelgänger)】
 自分の姿を第三者が違うところで見るまたは、自分で違う自分を見る現象のことである。自ら自分の「ドッペルゲンガー」現象を体験した場合には、「その者の寿命が尽きる寸前の証」という民間伝承もあり、未確認ながら、数例あったということで、過去には恐れられていた現象でもある。
 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


だそうだ。
こんなテーマなので、面白そうだなーと思って観ました。役所広司だし、きっと面白いだろうなと思って。

序盤~中盤は普通の気分でしたが、役所ドッペルゲンガーが役所実体にヌッコロされてから(←ネタバレ)、なんかあんまり面白くなくなってきて、後半はすっかり消化試合。永作博美はいくつになってもいつまでもカワイイからまぁいいか、って感じで観てました。

しかし、これ、ドッペルゲンガーって言うよりコピーロボットっぽいよね。上に書いたようなドッペルゲンガー特有の「会ったら死ぬ」的な恐怖感みたいのを期待していたこちらとしては、あまりに堂々とした役所ドッペルゲンガーの立居振舞にある意味圧倒されました。あんなドッペルゲンガーなら、ときには役に立ってくれそうな気がするから、いてくれてもいいな別に。


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蝉しぐれ

2007-10-15 | 超おもろい
最近はテレビ、映画共に時代劇にも面白い作品が増えましたね。いや、面白い作品が増えたのか、自分が時代劇を面白く思えるようになったのか、、。

しかし、、これは良かったですね。

互いの運命によって引き離され、叶わなかった恋の相手が時を隔てて自分の前に現れた時には藩主の側室に。もはや自分の手には届かぬところへ行ってしまったその人を護るためにだけに、今まで人を斬ったことがなかった青年は生まれて初めて「敵」に向かって剣を抜く、、。

うーむ、、カッコいい。染五郎カッコいいよ。

叶わなかった恋のために命をかけて戦い、それが叶わなかったことを生涯の後悔として生きて行く事を選んだ文四郎(染五郎)の道はまさに騎士道。しかしカッコ良かったです。でもコレ、自分がこーなっちゃったら辛いねー、それは嫌だねー、人って勝手だねー。


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APPLESEED

2007-10-14 | おもろい
攻殻機動隊が大好きです。アレを観た外人が日本にムダに憧れを抱くのも心底うなづけます。ねぇ外国の皆さん、日本人はもう皆とっくに電脳化されてるからうなじにソケットみたいのがついてるんですよ、当然ね。

ということで観ましたアップルシード。前々から観たかったんですよね。ありがとうYahoo動画、無料でやってくれたおかげで観れたぜ。

想像以上に大きな世界観でした。作品からのメッセージ性もやたら強かったし。「アップルシードって何?」が明確になるあたりから、もう完全に物語に引き込まれまくり。すげー面白かったです。

しかし、士郎正宗原作のアニメ作品は、なぜにこうも面白いのでしょう。つくづく感心します。すごいぞジャパニメーション。

しかし、横道それた感想を言うと、コレは確かに面白かったが、実際のところ攻殻機動隊の「Solid State Society」のがスゴかったです。アレは傑作。アレが映画だったら、間違いなくカテゴリ「超おもろい」なんですがね。

庵野秀明は「この10年でエヴァを超えるアニメはなかった。だからもう1度エヴァをやる。」と言った。
一方その頃座椅子は、「攻殻機動隊があるじゃねーか。」と思った。


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バイバイ、ママ

2007-10-13 | つまらん
私事ですが、不肖ながらこの座椅子。先日父親になりました。
おめでとう俺!我が娘カワイイ!!俺的人間国宝として認定!!!

そんなことより、この映画のテーマは「親の子離れ」。座椅子にとってタイムリーな映画だろうと観てみたこの作品。「子離れ」は今後必ず己が身に課せられる試練なのであります。


しかし、子離れできぬ親が、こうも見てて不愉快なものだとは、、、。


なんか、特に終盤観ててイライラしました。所詮子供を健全にもうけなかった女の思考なんてこんなもんだろうよ。こうはなるまいと誓った座椅子でありました。どうもありがとうこの映画。

しかし、映画としては想像以上に平坦なストーリーでした。序盤20分くらいから予想していた結末その通りになりました。なので、ムダにイライラしただけで終わった感が強いです。何かサプライズで終わらせてくれたら良かったのに。

とりあえず、ケヴィン・ベーコンの奥さんがかなりの美人で大変なナイスバディだということはよく分かった。


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笑う大天使

2007-10-11 | つまらん
少女漫画の名作らしいですね、原作は。
当然そんなことも知らず、上野樹里が出るっていう事と、どうせ脱力系のコメディ映画だろうよっていう思い込みで観てみました。

観てみたところ、確かに上野樹里が出た脱力系のコメディ映画でした。俺、合ってるじゃん。

とりあえず、みどころは売りだったらしいワイヤーアクションはさておいて、やはりCG巨大樹里たんでしょうか。ありゃ見逃せません。日頃の辛い日常を忘れて「なんだいこりゃぁ、、。」と途方に暮れながらつぶやいてみたい方には強烈にオススメです。

しかし、なんか中途半端なチャーリーズ・エンジェルみたいになってましたね終盤。序盤~中盤の「慣れないお嬢様ライフ」を適当にエンジョイするような、しないような、そんなぬるい空気に終始徹した方が良かったんじゃねーのか?と思わずにいられない。お嬢様方が「おチキンおラーメン」をただひたすらすすり続ける92分だったとしても、ヘンにヘタなアクションに走るよりは面白かったのではと思うのですが。


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僕はラジオ

2007-10-10 | ふつう
GOAL!のときに書いたとおり、アメフトが好きです。今年はNFCもカウボーイズが元気なので、NFL全体が面白いですね。AFCばかりが強くてもね。

それはそうと、実在する知的障害を持ったハイスクールのアメフトコーチの話を映画化したという、感動ヒューマンドラマ。アメフトを通じて人と人とが理解し、信頼し合うまでのその過程が、とても心温まるものでした。

主演のキューバ・グッディング・Jrはすごい演技でした。アイ・アム・サムのショーン・ペンに勝るとも劣らない。
本編終わってエンドロールの際に、この映画のモデルになった"ラジオ"本人が登場するんですが、全く映画で演じられていた"ラジオ"まさにそのもの。いかになりきり演技であったかが伺えます。

しかしこれを観ると、日曜日のNFL、土曜日のカレッジフットボールと共に、金曜日のハイスクールフットボールもアメリカの文化の一端であることが伺えます。そういうことが伺えるところが、結構面白いです。こういう面白さは洋画を観る醍醐味の一つなのかな、と思うのです。


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フラガール

2007-10-08 | ふつう
そもそも蒼井優がとっても好きです。それが何か。

大体、リリィ・シュシュ花とアリスを取り扱ってるんです。彼女の事が嫌いなワケがないでしょう。え?好きな女優が多すぎないかって?うるせーな、だから忙しいんだろ。

これも、スウィングガールズと同じ、俗に言う「できちゃった映画」ですな。もうこの手法には日本中が食傷気味の感すらあります。俺もそう思ってました。

しかし、優たんがそれをやるとなると、話は変わるのだ!誰だ!二番煎じ、三番煎じとかぬかしてやがるのは、謝れ!優たんに謝れ!そしてお前がフラダンス踊りやがれ!(←怒りすぎ)

ということで、えこひいきの限りを尽くした視点で楽しんだこの映画。蒼井優の魅力に酔いしれた2時間でした。はーおもしろかった。

でも、一応カテゴリを「映画として実際のところどう?」と、冷静に考えるくらいの余裕があったあたり、俺もまだまだだな。


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あらしのよるに

2007-10-06 | 超つまらん
いやね、お話そのものは良い話だと思うんですよ。さすがに小学生の教科書に採用されるだけのことはある。種族を超えた友情、規則や掟を超えた友情、美しいですな。

でも、なんでコレ、こうもその「友情」を「禁じられた愛情」みたいな描き方になってるんだろう、、。
そして、成宮クン、、。たしかにアンタは美少年(もう青年か)だよ、生まれ変わるならアンタみたいになりたい。

でもな、でもな、どう逆立ちしてもお前男だろ、だからさ、


(#゜Д゜) キモいんじゃゴルァ!!


などと一瞬でも思ってしまったらもう楽しめない。ボーイズラブ属性は座椅子には存在しないのです。ボーイズラブなど、カタカナで言えばそれっぽいが、所詮は薔薇族のことなのです。

ただ、動物の番組でアヒルと犬とか、ネコとキツネとか、種族の違う動物が仲良くしてるのを見るのは好きです。


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NOEL

2007-10-04 | ふつう
ペネロペ・クルスが出るって言うから観てみた程度でした。どんな話かも知らなかったし。

観てみると、いわゆる群像劇。クリスマスの夜に様々な悩みを抱える様々な人々に訪れるほんの少しの奇跡と、結構大きな幸せ。分かりやすく言えば、ニューヨークを舞台にした、大変ロマンチックな「有頂天ホテル」です。

しかし、座椅子的にはそんなストーリーなんか二の次だった。始まってから数分、画面に映った「Music by Alan Menken」の字に釘付け。もはやそこからこの「映画」は「PV」と化してしまいました。

一応説明しておくと、アラン・メンケンは作曲家。ディズニー映画「リトル・マーメイド」「美女と野獣」「アラジン」「ポカホンタス」でアカデミー賞を四度制した大天才で、「ディズニーの至宝」とまで呼ばれていた人です。

そんな人が曲を出しているってので、当然聴きます。観るっていうか、聴きます。


で、当然いい。すごくいい。


エンディング間際から大いに映画のメインテーマで場を盛り上げ、エンディングを迎えたところで、エンドロールに入るや否やそのメインテーマのボーカルバージョンを流して感動を引きずっていくあたり、まさにディズニー手法。笑えるくらいです。

とりあえず、この映画のサントラが欲しいです。


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GOAL!

2007-10-02 | つまらん
フットボールと呼ばれるスポーツの中で、最も好きなのはアメフトです。次がラグビー。サッカーはその次です。選手が審判を欺くことしか考えていないのがミエミエだったりすることが多いスポーツなので、そのへんがチョット。味方の選手と誤って正面衝突でぶつかってもお互いケロっとしてるわりには、敵の選手の爪先が脛にかすったぐらいで断末魔の絶叫と共に倒れ伏せたりするあたりがチョット。


なんていう俺が観たこの映画。
実際のところ、コレではなんでサンティ君がトップチームのスタメンにまで引き上げられたのかがサッパリわからん、、。周りがやたらと彼のことを買ってくれてたけど、実際リーグ最終2戦以外は全然結果出せてなかったじゃねーか。普通すぐに見切りつけられちゃうんじゃねーのか?この世界は。

ていうか現に見切りつけられて、つけられるたびに偶然に救われてたもんな。要は運があったんだね、成功を掴む者は、大抵驚くほどの強運に包まれているものだ。でも、サンティ君にとってもっともラッキーだったのは、あのチームドクターの女のコが彼女になってくれたことなんじゃねーかな。普通そこまでうまくはいかないぞ世の中。


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ジョゼと虎と魚たち

2007-10-01 | おもろい
そもそも池脇千鶴がとっても好きです。それが何か。

「ジョゼ~」は原作本を読んでました。その上で観ました。CSでやると知ってから結構楽しみにして観ました。

やはり池脇千鶴のケタ外れの演技力に持ってかれます。話している最中に焦って話しちゃったもんだから息が足りなくなっちゃって本当は息継ぎしたくなかったところで息継ぎしちゃったりするあたりなんか、まったくもってお見事。誰だよこのコがデビューしたてのころアイドル扱いしてたバカは。これが女優だぞ(←怒りすぎ)。

原作と違って物語にしっかりと結末を持たせたせいか、やたらと後味悪い、悪いっていうか、ほろ苦いです。しかし、やはり田辺聖子マインドがぎっしりと言うか、「人は恋が全て」的なニュアンスは伝わります。この二人も「恋」が「愛」にまで昇華しなかったから、この結末なのでしょう。

しつこいけど池脇千鶴。今回ヌードになりましたね。案外ふつu(略)。
しかし、その後での「女の悦び」みたいなのを表情一つで表してしまうのはさすがにスゴい。不必要にドキっとしたのは私が千鶴たんファンだからですかそうですか。
それはそうと、妻夫木。そのへんの演技もうすこしがんばれ、と思わずにいられない。それ以外は良かったけどね。

あ、あと、上野樹里がやたらとこの映画ではかわいく見えることも付け加えておきます。


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