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シネマ座椅子

座椅子に座り、酒を飲みながら日々映画鑑賞。
映画の結末を待たずに酒の力で本日の結末を迎えることもしばしば。

ヴィレッジ

2005-11-25 | つまらん
シックスセンスのシャラマン監督です、また結末のサプライズは当然のように義務付けられているようで。

物語のカギとなる村の掟、これ、面白いねー。
なぜ村人は村の外に出てはいけないのか、なぜ色に縛られるのか、、。
こういう謎をとにかく前半で散らばせておいて、中盤はラブロマンスを挟みつつ、あまりに目が見えすぎな盲目の少女に半笑いをこらえつつ、衝撃の結末へなだれ込む!

なぜ、村人は村の外へ出てはいけなかったのか。村人にとってユートピアである村とは、一体なぜユートピアたりえたのか。全て明らかになる!

のですが、、、
うーむ。
あまり面白くないオチだ、、。それほどサプライズでなかったです。

サプライズばかり期待されるってのも、大変だな監督。

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パッション

2005-11-20 | 超つまらん
大体キリスト様のことなんか何一つ知らないくせにクリスマスだけはいっちょ前にやれプレゼントだケーキだとはしゃく程度の無宗教国家における平々凡々たる国民代表の俺が、このような映画を観るべきではなかったのかも知れません。

よその国ではこれ観て、ショックで亡くなった人もいるって聞いたが、なるほど宗教ってのはそういうもんなんでしょうな。信じてないものにとっては全く理解できないし、理解したふりしてもいけないとでも言うか。俺にとっては教会って、冒険の書に記録したり、残り経験値教えてくれたり、毒の治療してくれるようなところ、って感じのが強いし。

カテゴリ分けはこのとおりだが、聖教をどうこう言うつもりはさらさらない。ただ、俺がこの映画に向いてなかっただけってことで。

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オープン・ウォーター

2005-11-20 | ふつう
時折、映画には低予算ながら物凄い新発想でとてつもなく面白い作品などというものが生まれたりするようですが、これもその一つでしょう。
あの「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」が森ならば、これは海。しかも、ブレアの森は作り話だったけれど、こっちは実話ベースだっていうからあらあら、怖いですよこれ、冗談じゃないですよ。

せっかく舞台が海なんで、足元にサメがいるんだったら、いっそのこと「ジョーズ」くらいサメたんドーン!って、どアップで出てきてくれたりすれば分かりやすいのに、それはやってくれないのな。だから怖い感じもして、ある意味消化不良な感じもして。

ただ言えるのは一つ。
スキューバなんか、やるもんじゃねぇ。

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ソウ2

2005-11-20 | おもろい
きましたねー、あのソウの続編ですよ!!
とは言っても、正直あのキューブ2みたいにならなきゃいいんだが、、とか思ってましたが、、大丈夫でしたよ、しっかり面白かったよー!!なので、日頃現在上映中映画は取り扱わないシネマ座椅子ですが、こればかりは取り上げてしまうのでした。

しかし、前作に比べるといささか余計とも言えるような人間関係を表現しているうえに、恐怖の「ゲーム」のシーンは少し張り切りすぎたのか、演出と悲鳴ばかりが派手になっちゃって、前作ほどの「状況を理解した分だけ深まる恐怖」のようなものは薄まった感じ。
まぁ、驚きの結末は相変わらず。しっかり脚本練られてます。やはりSAWはこうでなきゃな、と満足いったのでした。

しかし、ジクソウに己の人生観をヘンに語らせちゃったもんだから、なんだかそのあまりのクレイジーっぷりに若干引いた。あまりに同感できないっていうかな。これまたちょっとストーリーやら練りこみすぎの張り切りすぎってところか。
まぁ、2なんてあらかたそんなもんだろ。

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ラストサムライ

2005-11-19 | おもろい
「独眼竜正宗」が大河ドラマになったとき、当時ほぼ無名だった渡辺謙を主役に大抜擢したNHKの人選が大絶賛されたものでした。最近はすっかり既に人気者である人しか使わぬ安定志向で2年連続で主役はジャニーズ。ジャニーズってなぁ、、、おかげで「新撰組!」は三谷脚本も手伝ってものすげぇ面白かったじゃないかっ!!(←ジャニーズ好き)

さて、この映画でも「サムライ」勝元によくぞ渡辺謙を選んでくれたもんです。
そして、ハリウッドがここまで曲がった偏見なく日本を描いてくれた奇跡を喜びたいものです。侍の「死の美学」は外人にかかるとすぐ「ハラキリ!ハラキリ!テンプラ!ゲイシャ!アキハバラ!」だからな、そんな中で、文明開化以前の日本の風景の美しさと、敵を倒す以上自分自身も痛みを負う戦いを貫く男達をきちんと描いてくれたことがスンバラシ。

しかも、新政府軍の鉄砲隊は前線で戦う味方もろとも打ち抜いて進軍していくんですね、これは新政府軍の兵隊は皆百姓上がりで、戦い方なんかろくに知らないボンクラばっかだったゆえにホントにそうだったらしいので、そこまで再現されているのが「おぉ、すげぇ」なのでした。

そして悔やむべくは一つ。
夫を殺した男と寝食をともにする運命を受け入れ、それを通して「日本女性の美しさ」を世界中に示す役割を負った小雪さん、、、

デカすぎ。

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トロイ

2005-11-19 | ふつう
ブラピ、オーリーと揃えも揃えた男ットコ前達が織り成す壮大な歴史絵巻ですね。
ブラピが演じるはギリシャ神話最強の無敵不死身の戦士アキレス、オープニングから物凄いデカい大男と1対1の勝負をして、走ってすれ違う間に倒してしまうあたり、実にハリウッド的な「つかみ」なのは、それで早々とカーッとテンション上げてしまう俺みたいな観客がいるからなのでしょう。

物語は、オーリー演じるパリス王子の勝手気ままな発情っぷりゆえに巻き起こった大戦争の話。なんて迷惑な戦争なんでしょう。特にヘンに姫連れて帰ってこられちゃったトロイ側としては心底迷惑で、きっと兵隊さん達は「おいおいヘボイモ王子、その姫みたいの返しちゃえよあっちに。そのくらいの女ならトロイにだってざらにいるって。」って気分でいっぱいだったに違いない。デモの一つも起きなかったのだろうか、でもどうせ昔は一つ文句言ったらすぐ処刑なんだろうな、不便な世の中だったのだろう。

しかし、カッコイイのはエリック・バナ。ブラピとの決闘シーンは全く素晴らしい。なんつーか、観ててブラピじゃなくてバナが勝たねーかなくらいに思いました。逆に、バナ演じるヘクトルが決闘に負けてからはちょっと消化試合気味。山場の「トロイの木馬」も「あぁ、それね、知ってる知ってる」気分でした。

しかし、アキレス腱って言葉、日本語になっても通称「アキレス腱」のままであることに若干の感動を覚えます。ギリシャ神話スゲーナ!って感じでな。
正確な日本語で言ったらなんて言うのか知らねーし。

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ヴァン・ヘルシング

2005-11-12 | 超つまらん
大体宣伝ポスター眺めるだけでも嫌なは予感してた。

 ドラキュラ
 フランケン
 オオカミ男

揃ってる。揃っちゃってるよ!おい、ハリウッド、分かってるのか?
あらかたの日本人がこんな気分で観るんだぞ?
脳内イメージ画像

実際フタ開けてみるとヴァンの野郎、全ての戦いが超苦戦。あの、もうちょっとスマートにやっつけられないもんですかね。
そしてとにかくクソいっぱい持ってきた怪物退治道具を全て放棄して、最後はとにかく拳、拳。拳で勝負。
なんだか作ってる最中に方向性見失ったかってくらいのストーリーのとっちらかりっぷりに呆然。全てにおいて圧倒的に置いていかれました。

しかし、せっかく藤子A先生リスペクトしてる(かどうかは知らんが)なら、ノンビラスとガメロくらいは出て欲しかったところですけどね。あとゴールドフンガーも。

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ミリオンダラー・ベイビー

2005-11-06 | おもろい
ミスティック・リバーに続くイーストウッド映画鑑賞。これまたオスカー獲っちゃって、2004年を代表する映画ですな。イーストウッド作品は、思いのほか感性が合います。

序盤は思いのほかスポ根。ロッキー?って言うぐらいスポ根。しかし、マギー(ヒラリー・スワンク)のつえーこと。全ての試合が1ラウンドKOってな、辰吉めいてますね、現実感がないほどの強さが2時間という時間に制約されている映画というメディアならではの特性を物語ります。

そして後半は見せ場の人間ドラマ。全世界が泣いて、この感動でアカデミー作品賞、、。
なのですが、なんだろうな、感想としては、えーと、一言で言うと

高瀬舟

森鴎外先生ですね、いや、素晴らしい作品が日本文学史にあったものです。
なんていうか、印象こればかりでした。安楽死は難しい道徳問題で、そうなだけにそれに立ち向かわねばならない人間の葛藤は実にドラマになりやすいんだけれども、我が国では明治時代にドラマとしての問題提起は終わっていたんですね。

というわけで、普通にストーリーからの印象で言ったらカテゴリ「ふつう」だけれども、俳優陣の演技は誰も彼も秀逸に見える。演技とかよくわからないけど。なのでこのカテゴリ。

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キングダム・オブ・ヘブン

2005-11-05 | つまらん
さて、オーリーです。
どうしてもロード・オブ・ザ・リングの印象拭いきれないオーリー、しかもこの映画はまたしても時代ものときて、フツーに考えれば比較してしまいます。あの世界を魅了した美しきエルフの射手、レゴラスとね!

なのですがこの映画の主役バリアンはどっちかって言うと泥にまみれて戦うタイプのようで、まぁ転げまわること、一応女性ファンサービスみたいな感じで敵方の王女と恋しちゃったりもするけれど、なんつーかアレだな、あーゆー半ばムリにねじこんだようなラブシーンで満足しろって言われてもな。

うーむ、やはりオーリーは汚れて戦うよりも、美しく戦って欲しいもんですな。十字軍って言っても、マスコンバットって言っても、あの時期に公開されるとどうしても指輪物語みたいな映画作りたかったんで、キャストもそれっぽい奴呼んで作っちゃいましたけどどーでしょー!って感じがしてしまう。

なので、この映画を観た感想だっつってんのに、改めて指輪物語は物凄い映画だったな、と振り返ったりするワケです。

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キャットウーマン

2005-11-05 | つまらん
そもそも「バットマン」の映画をろくすっぽ観たことないのにいきなり「キャットウーマン」を観るってのもおかしな話で、よくよく考えるとやってることが「キン肉マン」を読まずにいきなり「闘将!!拉麺男」から読み出すようなもので、それって結構ゆで先生に失礼。そもそもゆで先生が週間少年ジャンプで「キン肉マン」を連載し始めたときはまだ貧乏学生d(以下略)

と、いうわけで、正直いって、大暴れするキャットウーマンのアクションと、変身前後でシャイと大胆を大いに演じ分けてくれるハル・ベリーのキュート加減にばかり目がいき、それで終了した感が強かったわけですが、実際のところそれを味わえれば十分なんじゃねーのか?なんて思わぬでもないのよ。

でもやっぱりバットマンを事前に観ておいたほうが楽しめるんだろうなぁ。「キャプテン翼」を読まずに「僕は岬太郎」から読むようなもんだしな、そもそも高橋陽一先生は(以下略)

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