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シネマ座椅子

座椅子に座り、酒を飲みながら日々映画鑑賞。
映画の結末を待たずに酒の力で本日の結末を迎えることもしばしば。

リリィ・シュシュのすべて

2006-08-17 | ふつう
花とアリスの岩井俊二監督。ここでもお得意?の思春期の少年少女を描ききっていますね。

主演の市原隼人くん、「偶然にも最悪な少年」やドラマの「ウォーターボーイズ」では決して見られない「思春期」の表情を見せてくれています。初々しいですなぁ、、。

では本編。
大人をタイムスリップさせる「あの失ってしまった感情が蘇る映画」的な表現がされているようですね。んー、、でも、、、孤独、友情、あこがれ、裏切り、いじめ、冒険、恋愛、レイプ、自殺、そして自己嫌悪。これだけの要素を詰め込めば、嫌でも大抵の人の記憶にどこかしらが引っかかるんじゃないですかね。10くらいの要素を上述しましたが、思春期の自分にそれのどれにも思い当たるものがない人なんか、そうそういないだろ。要は手法がデパート的なんですよね。それが悪いとは言いませんけど。

リリィというアーティストの言葉と音楽だけを心の支え、自分の進むべき灯台の光とすべき主役の心境は、思春期の少年少女が取るべき行動として、思想として、共感する人は少なくないんじゃないですかね。人の心を惹きつける技を心得てますねぇ、、監督!
そんな感じです。

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