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シネマ座椅子

座椅子に座り、酒を飲みながら日々映画鑑賞。
映画の結末を待たずに酒の力で本日の結末を迎えることもしばしば。

大人は判ってくれない

2010-12-27 | おもろい
たまにはこのような、レジェンド扱いされている映画も観てみる。まぁ往々にして、レジェンド扱いされている往年の映画は、高尚すぎて退屈である。


さて、1959年の映画。もう50年以上前の作品ということだ。大体モノクロの映画を観るのが久しぶりだ。恐らく4年くらい前にハンフリー・ボガートの「三つ数えろ」を観て以来だな。アレもラストのクライマックスこそは、さすがフィリップ・マーロウめちゃくちゃカッコ良かったけど、そこに至るまでが退屈で退屈で、、。

今回もそーゆー事になるんだろうなと予想していた。




眺めてみると、13歳の主人公が学校でも先生に叱られてばかり、家でも親に叱られてばかり、だから友達と学校サボって遊び歩いてまた叱られて、叱られて腹いせに家出して、家出したら金なくなって親父のタイプライター盗んでまた叱られて、しまいには親にもサジ投げられて少年鑑別所送り。と見事なまでに「パリ生まれ HIPHOP育ち 悪そなヤツは だいたい友達」な中二病。


2010年の今ならば、こんな話、掃いて捨てるほどあるが、恐らくそうなのだろうと思い、真面目に映画を語ってらっしゃる他ブログ様をあちこち参照させていただいた。



そしたら、やっぱそうだった。



この映画が、「中二病」映画の、元祖。




なるほどー、この映画が世に出るまでは、こんな風な映画は、存在しなかったんだ。すごいぞトリュフォー、すごいぞヌーヴェルヴァーグ。きっと創る方も勇気が要っただろう、観る方も色々考えさせられただろう、おかげで50年以上経った2010年でも、フツーに観られたyp!


なんつーか、フツーに面白かったな。部屋や学校、建物や風景全てがつくりものじゃなく、マジで古いからむしろ新鮮。モノクロ映画であることも、観ていてかえって想像力はたらかされて、これはどんな色なのかな、どれくらいの明るさなのかなと色々思わせてくれる。

ファミコン時代のロープレが掻き立ててくれた想像に通ずるものがある。ラダトーム城ってさ、画面だとすげー狭いし、案外人少ないけど、本当はすげーー広くて、中で働いてる人もすげーー多いんだと思うよ。ガライの町までも、画面だと歩いて数分だけど、実際は1~2週間歩き通して着くかどうかなんじゃないかな。



話がそれた。
とにかく、まさに古きを知って新しきを知る。たまにはこーゆーのもいいですね。


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人間椅子

2010-12-25 | つまらん
乱歩の「人間椅子」だそうなので、観てみました。

PG-12(チビっ子はおとなのひとと一緒に仲良く観てね!)だし、佳子役は小沢真珠だしで、それなりに乱歩の変態的嗜好がいい感じに表現されているかも知れない。


で、観てみると・・・








なんか違う・・・・・・。







コレさ、この映画の場合、乱歩の「人間椅子」は原作ってゆーか原案とでも言うべきじゃないのか?これじゃ人が椅子の中に入っているというだけだ。コレは乱歩の「人間椅子」になってないだろ。原型留めていなさすぎ。

つかコレじゃ乱歩が描く「猟奇的な歪んだ愛」も、単なるドMじゃねーかyp!



やっぱ題材はいいんだよなー、素晴らしいんだよ。「部屋にあるたくさんの椅子のうち、ひときわ大きいあの椅子。あれって何であんな大きいんだと思う?」っていうのが提示されるあたりは、何度映画やドラマで映像化されたとしても、気持ち悪いよねー、グロいよねー、なんかいいよねー、あれー俺大丈夫かなー。

でも咀嚼されきって消化されきってるこの題材に挑む上に、現代版に翻案したいっていうなら、もうちょっと刺激欲しいんだよね、現代人は勝手なんだ。


要するに、キャタピラーのときでもそうだったけど、結局小説が一番いいってことなのかも知れない。

乱歩の短編は、10~15分くらいで本屋で立ち読めてしまうボリュームなので、満足度/時間 のバランスが素晴らしく良い。ていうかそんなに好きなら立ち読みで済ますなよと。

でもダメなんだよねー。小説の類は図書館か立ち読みで済ませてしまうんだ。ごめんなさい小説家の皆さん。


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旅するジーンズと16歳の夏

2010-12-22 | ふつう
予習ゼロで観てみたシリーズ。
タイトルからして、ロードムービーみたいのかと思っていたが、実際のところロードムービーなどではなく、タイトル通り旅しているのは離れ離れに夏休みを過ごす4人の少女の間で「友情の証」として送り送られしているジーンスそのものだった。


要するに、ひと夏の間にそれぞれ良いこと悪いことを経験して少しだけ大人になる4人の女の子達の成長期。つまり青春ものだ。

「女子の友情」にここまでスポット当ててる映画も珍しい気もするので、なんだか好印象。そうだよ、若いときはそれでいいんだよ。


祖母から接触を禁じられた相手との恋に落ちる少女、サッカー部のコーチへのあこがれを止められない少女、白血病の女の子と映画を撮る少女、両親が離婚し、父親が再婚する少女、と4人それぞれのシチュエーションで夏を過ごすのだが、やはりカワイイ順に恋に落ちていくあたりはそれが世の中ってもんなんだろうか。

なんだかこれだけ観ると、4人の間の「ひと夏の満足度」的な不公平感がものすごかったので、勢いあまって続編「旅するジーンズと19歳の旅立ち」まで観てしまった。結論として、こちらでは4人それぞれにハッピーな結末になっていたので、ほっと一安心。


座椅子自身はオッサンなせいか何だかそれほどの感慨も受けることなくボケーッと観てしまったのだが、年頃の女の子が観たら色々感じるのかなー、って映画。
まぁ、惚れた腫れた自殺だ麻薬だ妊娠だ中絶だで大騒ぎしてるアホみたいな映画よりかは、100万倍ココロの栄養にはなるでしょうな。


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レインディア・ゲーム

2010-12-19 | ふつう
非常に映画を観たい気分だったので、サラリーマンのアンニュイな日曜夜の強い味方、ムービープラスカルピスウィークエンドシアターでたまたまやってた本作を観賞。毎週日曜夜、日本中のサラリーマンを苦しめる”サザエシンドローム”に対抗するために必要なのは、やはり酒と映画だ。


なんて「座椅子マインド」を改めて認識しつつ、観てみました。ベン・アフレック主演作は、何だかんだで色々観ている気がするが、ブログで扱うのは世界で一番パパが好き!以来のはず。違うかな、なんか他にあったかな。まぁ、どうでもいい。

ベン・アフレックは、言わずと知れた押しも押されぬ大スターだが、座椅子的には「カッコいいけど親近感が売り物のご当地系スター」って感じ。なんか、良くも悪くも圧倒的なスターオーラみたいのがないんだよね。そう、それがいいんだ。


どうやら「裏切り」がキーワードの本作。確かにものすげー裏切りに次ぐ裏切り、これは人間不信になるね。ていうかシャーリーズ・セロンはこーゆー役やると本当に世界一だな、これこそ悪女、これこそリアル不二子。美しすぎ、もうこれなら裏切られて悔いないね。

強盗団のボス役は、ゲイリー・シニーズ。やっぱカッコいいね~。フォレスト・ガンプ経て、アポロ13(そういやどっちもブログでは扱ってない)で、すっかり彼の虜となった座椅子としては、やっぱ映画で彼を観られるだけで何だかうっとり。俺が女なら、ガンプの時の軍人姿のゲイリー様のポスターを部屋に貼ってるね。


とか何とか言って、映画そのものは大変出来がいい火サスだった。うむ、火サス。そろそろカテゴリ「火サス」を作った方がいいかもわからんね。要するに、つまらなくはないんだよ、退屈はしないんだ。でもやっぱりすげー面白いワケじゃないんだ。ゆえに火サス。


ゲイリー様率いる強盗団がサンタに変装してカジノに強盗するあたり、一応これはクリスマス映画らしい。さすが火サス、季節感を大事にするね。6月は4週かけて「6月の花嫁」シリーズだもんな。


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カンフー・ダンク!

2010-12-18 | おもろい
このブログ的にアジアムービーを観るのはなんと頭文字D以来という。
根本的にアジアムービーが苦手なことがバレますな。


本作。どうせ少林サッカーがバスケになっただけだろうと観てみた。きっと中華4000年の歴史の奥深さをある意味思い知らされるのだろうと思って。


では早速登場人物など。

バスケ部のキャプテン。バスケが上手い。パワフル系。見た目ワイルド。
バスケ部のエース。バスケが上手い。テクニック系。見た目スイーツ。
バスケ部のマネージャー。キャプテンの妹。エースに惚れてる。
バスケ部の新人。素人だけどバスケの天才。マネージャーに惚れてる。




要するに、ゴリとルカワとハルコさんと花道だ。わかるよな。




カンフーシーンがある映画を観たのが実に久しぶりだったので、何だかそれだけで新鮮な気分。そうだよやっぱり香港映画は敵が蹴飛ばされたら、豪快に吹っ飛んで豪快に酒瓶割りまくらなきゃ嘘だ。さすが基本は押さえてるな。


で、実際バスケが始まってみると、これまたバスケなのに膝蹴りするわ、エルボするわ、倒れた奴の腕踏んずけるわ、やりたい放題。

いつだったかのサッカー日中戦で、中国選手がラグビーさながらのタックルを繰り返していたのを思い出した。さすが中華、やっぱバスケやるならそうでないとな。


しまいにはバスケの試合中にバスケそっちのけで大喧嘩。あげくの果てに気功の奥義に目覚めた花道が、負けが決まったはずの試合の時間を巻き戻し、負ける寸前のラストプレイからやり直し、最後に逆転勝ちするというイカサマまがいの大勝利。これ何の競技だ。


総じて言うと、あまりのバカバカしさに声出して笑ってしまったので、俺の負けだ。おもしろかったze!
これは中国の人にとって王道的コメディなのか、自虐的コメディなのか知らないし知ろうとも思わないが、座椅子的には「座椅子が思い描くアジアムービー」だったので、何だか安心しました。やっぱ中華はこうでないとな。


しかし三井派だった座椅子としては、三っちゃんの存在がなかったことにされてるのがなんとも。


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エリザベス ゴールデン・エイジ

2010-12-12 | おもろい
エリザベスの続編。前作がなかなかの大作だったので、公開時から気になっていた一作。

しかし「ゴールデン・エイジ」と言われると、小野伸二・稲本潤一・高原直泰・中田浩二・遠藤保仁といったいわゆる「79年組」が思い浮かぶよな。ていうかそれより真っ先に思い浮かぶのが翼・日向・岬・松山・三杉といった超キラ星スターひしめくあの世代であることは言うまでもないのだが。


それはそうとエリザベス。前作あの勢いで「もう恋なんてしない!」と処女王宣言してイングランドという国とケコーンする決意示し終ー了ー、だったはずなのに、さすがゴールデンエイジ、あれから何一つ成長することなく相も変わらず「恋がしたいのでも私ダメなのなぜならば女王だからでも恋がしたいのでもダメなの私なぜならb(ry」と葛藤しまくり。要するに「もう恋なんてしないなんて言わないよ絶対!」だったという。


終盤のスペイン無敵艦隊との戦い。イングランドは見事に無敵艦隊を蹴散らかし、世界の海の覇者として君臨することになるのだが、アレあんなに赤壁も真っ青の風上オチの戦いだったんだな。やっぱ昔の海の戦いは天候が全てなんだな。元寇も神風頼みだったもんな。

すげー気になるのだが、スペインの小中学校の歴史の授業では、あのこれ以上ないくらいの負け戦を子供達にどう教えてるんだろう。なんとなく教科書上でもなかったことにしてるのだろうか。そしてイギリスから「そこはしっかり教えるべきだろjk」とか言われてるのだろうか。


ともかくやっぱりさすが「エリザベス」。衣装すごすぎ、建物すごすぎ、ケイト・ブランシェット超すごすぎ。まさに「エリザベス女王のイングランド」の世界観に酔いしれられる作品です。

それにしても、こーゆー映画観るとイギリスって国は本当に国として成り立ってるのか心配になる。イングランド、スコットランド、アイルランド、ウェールズ、絶対に仲良くないだろと思えて仕方ないのだが。


あと、翼はバルサじゃなくて、アーセナルに入れるべきだったと思う。


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ドリームキャッチャー

2010-12-10 | つまらん
テレビをつけた瞬間にこの映画が始まったので、これも何かの縁だろうと観てみることにした。これでもしこの映画にいたく感動なんかしちゃったら、それこそいい話じゃないか。


観ながら、一応CS番組表を確認。
原作はスティーブン・キング。少年時代に不思議な能力を授かった4人の男達が、恐るべき未知の存在に立ち向かっていくらしい。

ふむ、面白そうじゃないか。





そして小一時間が経過・・・






キタ、恐るべき未知の存在キタ。





てか未知の存在ってエイリアンかよwwwwそうならそう書けよ番組表wwww


なんだよこれー、SFものかよー、宇宙人ものかよー。

なんだか、想像してたものと全然違った。こんなはずではなかった。ウナギみたいなエイリアンの子供がニョロニョロ動いてはもの凄い勢いで人に噛み付くのを呆然と眺めつつ、これはどうしてくれよう、もう寝ようかな、とかとも思いつつ、俺も大人なので仕方なく我慢して最後まで観届けることにした。


しかし思うのだが、SFに出てくるエイリアンの類。アイツら宇宙船に乗って地球に来られるほど賢いはずなのに、なんであんな腹減らした動物みたいに人間に噛み付くことしか考えてないんだろう。あんな引力に魂引きこまれまくりのバカ軍団が平然と宇宙越えてくるのはおかしいだろ。


結局最後はウルトラQよろしくエイリアン同士の大喧嘩の末、喧嘩両成敗的に事態は収まり物語は完結。
男達が少年時代に授かった不思議な能力は、事態の収拾にほとんどというほど役に立ってなかった。きっとそれは彼ら自身が一番感じていたことだろう。


まぁ偶然観てみた映画が、もの凄く面白かった!なんて奇跡はなかなか起きないな。なのでそんな奇跡を信じてこれからも予習ゼロで映画を観続けようと思います。


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ゴールデンスランバー

2010-12-08 | ふつう
最近、「重力ピエロ」「ラッシュライフ」「陽気なギャングが地球を回す」そしてこの「ゴールデンスランバー」と立て続けに読み進めているにわかイサカーの座椅子です。

しかしすごいな伊坂幸太郎、上に挙げた4作品も全部映画化済だもんな。こうなったら次はパチンコだな。次の機種は「CR重力ピエロ2!」だな。


小説の伊坂作品は、食べ物に例えると一体何のスープだか分からないのだが、なんだかおいしいラーメンのように、一体何がその魅力なのか分かりきらぬうちに、やめるにやめられず最後まで食べちゃう感じです。そして食べ終わってしばらくして腹が減ったらまた食べたくなるような。そんな感じです。きっとジロリアンにとっての二郎もこんな感じなんだろう。


それはそうと映画。
マサ様です。伊坂作品と言ったら主演はマサ様だよな。「ラッシュライフ」もマサ様だしな。

観てみると、すげーよく映画の2時間の中に物語を収めているなー、って印象。よく収まってるだけに、なんだか本当に実写化されただけだなー、っていう印象でもあった。

こんな感想言う奴がいるから、せっかく面白い原作をあれこれこねくり回して映画化して名作を台無しにしちゃうケースが後を絶たないんだろうなと反省しつつ、原作が全くそのまま実写化されても満足しきれないこの身勝手さ。ごめんよみんな、ほんとごめん。でもこれが人間だ。


日頃、原作の本があろうがなかろうが予習ゼロで映画を観ることが多いだけに、たまにこーやってしっかり原作読んでから映画を観るってのも面白いもんですな。てか本来はこーやって原作読んでから映画を観るのが正しい楽しみ方なんだろうな。でも映画観るためにいちいち原作読んでたら大変すぎるよね。だからほどほどでいいよね。てかこんなぬるいこと言ってる奴は、ジロリアンにとってはロット乱ししてる奴みたいなもんなんだろうな。


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突入せよ!「あさま山荘」事件

2010-12-03 | ふつう
クライマーズ・ハイに続き、実話ものなど。ていうかコレがクライマーズ・ハイの中で語られる「連赤」そのもの。

連合赤軍がらみの事件って、自分が産まれる前にあらかた解決してるから、あくまで「テレビの中で語られる過去の事件」でしかないんだよな。実際「あさま山荘」というとあのガンダムハンマーみたいのが建物にぶつかってるところしか見させられてない印象あるし。
物心ついたときの記憶として思い返すと、クロマティ入団前の事はなんとなく覚えてます。スミスとかホワイトとかいたよね。そこらへんがギリギリ。確かホワイトって黒人なのにホワイトだったよね。そこらへんより前は座椅子にとって全て歴史上の出来事です。てかやっぱ篠塚は天才だったよな。


この映画、犯人側の状況を全く描かずに警察側の事情ばかりを描き続けるのが特徴だな。でもそのおかげで犯人を「未知の脅威」みたいに思えるので、このアプローチはまんざら悪くないと思う。そしていざ捕まってみると、犯人は武田真治だという。


しかし県警と警視庁が一緒に仕事すると、あんなにモメるものなんだろーか。同じおまわりさんなんだから、もっと仲良くすればいいのに。せっかく同じ時代同じ場所で同じネコとして生まれておきながら縄張り争いでケンカばっかしてる野良猫達を思い浮かべずにいられない。やっぱネコもヒトも同じ哺乳類だな。


こーゆー実在事件もの映画って、娯楽作品にはなりにくいのかも知れないけど、過去におきた出来事を後世に残すためにも必要だと思うんだよね。そーゆーの伝え残すのにはやっぱ映画が最適なメディアな気がするんだ。


思い返すとブコビッチが来る前って、テリーがいたよな。そしてブコビッチって燃えプロだと「Vコヒ゛」だったよね。パットナムは「Pトナム」だった気が。4バイトの制約の中で必死に考えたんだろうな。


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陽のあたる教室

2010-12-01 | 超おもろい
劇場で観たよコレ。てか公開は15年前か。あの頃は毎日がノンキで良かったな。自分はサラリーマンなんぞにならずに一生学生のままなんじゃないかと思ってたし、まさか将来自分に子供ができるだなんて、夢にも思ってなかった。


さて15年経て改めて観てみると、これがまた不思議なほどに内容覚えててびっくり。当時からよっぽど面白いと思ったんだろうな。

まぁ面白い映画です。面白いってゆーか、素晴らしい映画です。これぞ音楽賛歌、人生賛歌。


それにしてもこの映画もしかり音楽の授業って、大抵驚くほど生徒のテンションが低くて授業として成り立ってないようなのばかりだと思うのだが、アレってどうしてなんだろうな。そーゆーローテンションなガキ共に限ってカラオケ行けば大騒ぎして誰よりも音楽楽しむような気もするのだが。
きっと授業という拘束される場において「音を楽しむ」ことを強要することがウザいんだろうな。だって吹奏楽部だった俺ですらそうだったから(←お前もか)

大体、学校の音楽教育ってクラシックばっか扱うのが良くないんだよな。「クラシック=創造」「ロック=破壊」みたいな先入観? そんな簡単なもんじゃねーだろうよ。エロスとタナトスの概念だけでは音楽が我々に具現化するものは表現しきれないんだよ。だから現に何千年経とうとも我々人間は飽きずに今日も歌い続けてるじゃないか。




なんの話だっけ?(´・ω・`)





あぁ、そうだ、授業だ。例えば譜面の読み方や和音の理論なんかも、最近のガキ共相手ならAKBか何かの曲使って教えりゃすげー覚えそうだしな。
器楽やるにしても、あんな辛気臭くクラス全員で足踏みオルガン弾かせたりしないで、やりたい奴に自由にバンドでも組ませて好き勝手やらせた方が、よっぽど充実した音楽教育になりそうなもんだが。やりたくない奴?そんな奴ほっとけばいいじゃない。楽しむ気ないやつに「楽しめ!」って言ったってそりゃ無理だよ。そのかわり成績は「1」な。それでいいじゃない。






なんの話だっけ?(´・ω・`)





あ!映画だ!!コレ映画の感想だったっけ!!
もういいや、いい映画だよ!観て損しないよ!

No Music No Life! No Alcohol No Life!!


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