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シネマ座椅子

座椅子に座り、酒を飲みながら日々映画鑑賞。
映画の結末を待たずに酒の力で本日の結末を迎えることもしばしば。

恋空

2010-11-25 | 超つまらん
以前「赤い糸」を観てしまった手前、サンダル片方だけ履いたような感じになってしまっていたので、せっかくなのでこれも観賞。もしかしたらすげー面白く感じるかもしれないしな。
何事も食わず嫌いは良くない。食わず嫌いでナスもトマトもレーズンもメロンもセロリもホルモンも里芋も長芋もオクラも納豆もみんな食べられない座椅子が言うのだから、間違いない。

さぁ、観るぞ。




・・・




なるほど。





ごめんやっぱダメだwwwwwww




やっぱダメだよこんなコンデンスライフ。こーゆーのが多感な時期の女子には受けるのだろーか。男子がやれナルトだブリーチだと言ってる間に何やってんだよ女子。
とにかくこんなもん面白いと思っちゃダメだぞ青少年のみんな!


色々思うことはあったが、Wikiが座椅子が思ったことを座椅子が言うより上手に代弁してくれてるので、細かいことはそっちに任す。


まぁ、大体感じたことは「赤い糸」の時と同じだ。ガッキーも春馬もかわいかった。ただ、こっちはなんか物語的に余計なおまけが多かったな。主役が突然男達に襲われたり、不意にいじめられっ子になってしまったりのくだりは必要だったのだろうか。作者がとにかくそーゆーの書いてみたい気分だったんだろうな。

てか原作は実体験が基って言うけどさ、そんな実体験ならよくノンキに小説なんかにする気が起きるよな。どうせ滅茶苦茶な話なら、せめて架空の話にしろっつの。そんなもん告白されてもこっちが困るわ。


食わず嫌いも良くないとは言え、観てみるとやっぱり苦手なものは苦手だな。「とろろ納豆オクラ丼」みたいな映画だった。「とろろ納豆オクラ丼」だった。


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クライマーズ・ハイ

2010-11-23 | ふつう
あの御巣鷹山の事故からもう25年も経つのか、、、。時が経つのは早いものだ。あの頃、新聞もテレビも、とにかくあの事故のことばかりやってたっけな。子供ながらにすげーよく覚えてる。忘れようがないよな、恐らくあんなこと、座椅子も座椅子の子も座椅子の孫も生きてる間にもう日本ではないだろう。いや、あっちゃいけない。

とか何とか飛行機搭乗経験5回だか6回だかしかない座椅子が偉そうに航空機事故について憂いてみたところで、この「クライマース・ハイ」観賞です。


あの事故が起きたそのとき、それを新聞記者達はいかに事実を伝えたのか、が描かれる社会派ムービーです。この題材を選んだ時点で、小説も映画もつまらないものにしてはいけないだろうから、書き手作り手は大変なプレッシャーがかかったものなんだろうな。


堤真一と堺雅人という、今や邦画界のエースとも言うべき二人の競演で、さすがにいい映画になりますね。てかやっぱマサ様いいよマサ様、俺はアンタのファンだ。苦難の末に山を登り切り、泥だらけになりながら現場に到着して叫ぶ「報道です!報道です!!」。カッコよかったぜー。


しかし、変に「現在」と「事故当時」の時間軸操作やら、子供との確執やら、そーゆー要素があるのがやや面倒臭い。そーゆーのなしに純粋にあの事故に関わった新聞記者達のドキュメンタリーに徹した方が良かったんじゃないですかね。原作読んでないけど、もし原作がそうなのなら、それは仕方ないのかな。

一面の記事を巡る攻防は、まるで「踊る大捜査線」の新聞バージョン。何だか「踊る~」のせいで新鮮味はなかったが、あれくらい熱い思いを持って仕事に挑めるというのは、同じサラリーマンとして羨ましい話だな。

さて、明日も仕事だ。定時になるやいなや逃げ出すぞ。


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アイズ ワイド シャット

2010-11-21 | おもろい
キューブリック監督の遺作である本作品。キューブリック作品は「2001年宇宙の旅」しか観たことない。作品リスト眺めると、他にも観てみたいのがたくさんある。

なんかトム&キッドマンがリアル夫婦(当時)なのに、わざわざ夫婦役を演じるということと、トムが仮面パーティみたいのに行くらしい、くらいだけ知ってました。とりあえず、観賞。


ひとつひとつの場面が、主軸のストーリーにしっかりと絡んでおり、寄り道がないせいか観ていてだれる感じが全くなく、結果ものすごく集中して観られるという印象。

ダンスパーティで夫婦共々好き勝手に遊ぶ ~ 夫婦喧嘩 ~ キッドマンからの思わぬ告白 ~ トムものすごい妄想と共に夜の街を徘徊 ~ 仮面パーティへ潜入 ~ パーティから脱出。しかし何だったんだあのパーティ? ~ なんとなく話結んでエンディング


こう書くと「おもしろいのかよそれwwww」って思われそうだが、159分飽きることなくのめりこみました。

それにしてもトムの徘徊シーンは、さかりのついたオス猫のようで、なんだかおもろい。あんなにカッコいいんだから、あんなに破れかぶれにならなくてもいいのにな。しかしカッコいいのはカッコいいなりに苦労することもあるのだろう。クリントン大統領だって女性問題で墓穴掘ったわけだしな、宇野首相だってそうだ。宇野首相がカッコいいかどうかはこの際関係ない。

話がそれた。
さて、さかりのついたオス猫の執念で秘密の仮面パーティにまで見事潜り込んだトム。このパーティのシーン、この映画の見せ場だよね。要するにやってることは高橋がなりが企画しそうなスワッピングだが、荘厳な雰囲気と緊張感煽る音楽とで、奇妙な緊迫感に包まれながら観ることができました。この企画、がなりがやったらこうはなるまい。


キッドマンの尋常じゃない美しさも満喫し、なんだか満足して観終えることができました。こーゆー映画を酒を飲みながら楽しめるというのは、大人の特権だ。ありがとうキューブリック監督。


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ゾディアック

2010-11-14 | つまらん
どっかで予告を見かけたときに、「この暗号を解いてはいけない」というキャッチコピーだけが印象に残り、よくわからないがとにかく「暗号もの」であるらしいという具合に理解した座椅子は、なんとなくホームズの「踊る人形」のようなものを想像し、きっと面白い映画なんだろうなと思っていた。

そしてそれから3年だか4年だかの年月が流れ、CSでやっていたので「お、やるんだ!」と観賞。


もう終盤なのだろうか、観始めて1時間半くらい経ってから、気づく。

コレ、暗号ものじゃねぇぞwwwww


実在の未解決劇場型連続殺人事件「ゾディアック事件」を追いかけることに取り付かれた男達の日々を綴り運命を追う、ヒューマンドラマの色が強い、っていうかそれそのもの。

肝心の暗号解読シーンはほぼ省略。省略ですよ。どーゆーことですか。戦闘シーンを省略してる戦争映画を観てしまったような強烈な肩透かしを受けつつ、もう1時間半経ってしまったことだしきっとあと30分だろう。我慢して観る。が、30分経っても終わらない。上映時間は157分だった。長い。


結論として現実が未解決事件なので、映画でも解決するワケでもなく

「・・・とまぁ、157分かけて色々言ってきましたけど、結局解決してないんですよサーセン(´・ω・`)」

みたいな感じで終わった。
消化不良この上ねぇ。「踊る人形」を想像しながらコレ観せられたら、誰でも消化不良になるぞ。


予習ゼロで映画を観るのは、思わぬ発見や感動を得ることもあり、まんざら悪いものではないのですが、中途半端に予習して挑むと、こんな結果になることもあります。仕方ないね。


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さよならみどりちゃん

2010-11-07 | ふつう
突然ですが「日本三景」、松島と厳島には行ったことがありますが、天橋立はまだ行ったことがありません。いずれ行ってみたいです。

いわゆる「日本がっかり三景」は、札幌の時計台と沖縄の首礼門には行ったことがありますが、高知のはりまや橋はまだ行ったことがありません。いずれ行ってみたいです。


さて、そんな座椅子がこのたび、この「さよならみどりちゃん」を観賞したことで、世に言う「日本三大がっかりおっぱい」を制覇いたしました。ありがとう、ありがとう、思えば長い道のりだった。ちなみに他の2つはコレコレ


映画は彼女がいる上に色々な女に手出しまくりなダメな男を好きになってしまった昼OL夜ホステスの冴えない女の話。
言ってみれば、よくある「成就されない恋心」の映画ですな。「またそれかよ」的な印象を感じつつも、このテの映画は観だしたらついつい最後まで観てしまうところがある。しかしこーゆーストーリーで、男が主人公の映画ってないよな。まぁもしあってもそんなの観たくねぇけど。


薄汚い飲み屋街も、曇りがかった空も、暗がりに浮かぶ街灯も、なんとなくキレイに描いてしまうのは監督の手腕だろうか。同じ国の中にある見慣れた光景や風景が、まるで特別なもののように切り出されているのを楽しめるというのは、邦画の醍醐味のひとつだなと思うのです。


映画の最後で星野真里演ずるオンチなホステスがカラオケで歌うのはこの映画の主題歌「14番目の月」。ユーミン初期の名曲ktkr。主題歌はカバーされてるやつだが、ユーミンの原曲を思い出し、ようつべで聞きなおし無駄に感動し、あやうく映画の内容と関係ない理由でカテゴリが「おもろい」になるところでした。やはり映画にとって主題歌ってのは重要だな。


しかしお前らそうやってがっかりがっかり言うけどさ、アレはそれくらいでないと女性客の共感得られないぞ、あのシーンを石田衣良が言うところの「デタラメなカラダ」の女が演じたって成り立たないだろ、なぁオイ。


それにしても高知のはりまや橋ってのは、がっかりどころか気づかれずに素通りされちゃうことも多いらしいですね。そんな事言われると余計に興味がわきます。


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コピーキャット

2010-11-03 | ふつう
カテゴリ「ふつう」って、「面白くないワケじゃないんだけど、それほど面白いワケではないし」っていう場合と、「全然面白くない、でもつまらなくない」という場合と、キャタピラーのように「面白い面白くない、という物差しじゃないだろコレは」という場合と、という具合に、ひとえに「ふつう」という言葉だけじゃ感想物語れなくなってきてるなー、と感じる今日このごろ。「ふつう」な感じな人ほど、知れば知るほど色々な個性があるもんだ、人間そんなもんだ。なぁそうだろう?


とか何とかいい、この「コピーキャット」は「サウンド・オブ・サイレンス」と同様の、実に火サス色あふれるサスペンス映画でありました。別段面白いワケではない。しかし最後まで飽きさせない。
このクオリティを火サスの枠でやれば、きっと番組打ち切りになることはなかっただろう。しかしさっきから出演映画を火サスの範疇で語ってしまって、名誉毀損やらでシガーニー・ウィーヴァー側から訴えられたりしないだろーか、訴えられたら負けるかも分からんな。でも相手は超セレブ、訴えてくれたら座椅子もにわか映画評論家として世界的に有名になれるかも知れんな。


そんなことはともかく考えてみるとシガーニー・ウィーヴァーの映画は「エイリアン」シリーズしか観たことなかった。フツーの人の役が新鮮な感じがする女優も、なかなかいないだろうな。

この映画でシガーニーさんが演じた主人公が患っている病気「屋外恐怖症」。コレ、不便だろうな。でも今ならインターネット社会なだけに、どうにでもなるのだろうか。野菜もクリックひとつで家まで運んでくれる時代だしな。


この映画のことについて語ってないな。
じゃあ、人がやった犯罪そっくりそのまま真似て悦に浸るのは、ダメ、絶対
こんなんでいいか。

そういえば「ダメ、絶対。」のポスター最近見かけないな。まだあるのか?アレ。


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