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シネマ座椅子

座椅子に座り、酒を飲みながら日々映画鑑賞。
映画の結末を待たずに酒の力で本日の結末を迎えることもしばしば。

ソウ5

2010-10-30 | つまらん
ソウを観たのは、もう5年半くらい前なのか、、、。月日が流れるのは早いな、これじゃあっという間にジジイになっちまうな。もうそれでもいいけど。


「ソウ」シリーズは、他にはだけは観たことがありますね。「まるで連ドラのノリ」と言われる「2」以降のソウにおいて、無謀にも3と4をすっ飛ばし、5を観てみました。

しかしソウはそろそろ公開らしい7作目で完結なんだよな。すげーよな7作って、スターウォーズだって6作なのにさ。でもシリーズの数だけで言うならやっぱVシネってすごいよね。「ミナミの帝王」とか「雀鬼」とかすごいよね。

話がそれた。とにかくソウに関して言うと「2」以降のグロテスク趣味に走ったあのノリで、よくもここまで来たものだと思うのです。


さて本編。開始2分でもうグロい。とんでもなくグロい。グロ耐性ない人ならここでもうムリだろう。座椅子だって好きなジュエルペットはサフィーってくらいなので、当然グロ耐性なんかあんまりない。だが何とか乗り越える。ホラー映画を観るのは、漢にとってインフルエンザの注射と同じで、己の勇気を試される試練の場なのだ。

しかし、ソウのくせに時系列をおもむろにねじ曲げながら物語を進めてくるので、途中でストーリーから振り落とされそうになる。なんとか耐える。そして始まる殺人ゲーム。繰り広げられるゴアシーン。インフルエンザの注射の針が刺さっている最中に「なんでもないぜ」みたいな顔して我慢していたあの幼き日を思い出し、「こんなのなんでもないぜ」と眺める。

そうすると、途中からちょっとくらいの残虐シーンでは何とも思わなくなってくるから不思議だ。そうだ、俺は勝ったんだ。インフルエンザの注射など、痛くもなんともなかった!案ずるより産むが安し!石橋を叩いて砕け!(←意味ない)


なんて思っているうちに、映画が終わった。ラストで判明する殺人ゲームの目的も、真実を追う捜査官の運命も、「衝撃のラスト」って売り文句ほどあんまり衝撃じゃなかった。


しかし、「ソウ」を観たときにあれほど「面白い!!」って思ったのに、あの密室ホラーの真髄のようなものを見せてくれていた「ソウ」の続編がこうも単なるグロ映画みたいになっちゃっているのは、寂しいことでもある。


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グリズリー

2010-10-24 | 超つまらん
最近は全国各地にクマが出没しまくりで大変なことになってますな。近所にクマが出るところに住んでなくて良かったと思うばかり。てか人里まで出てこざるをえないあたり、クマもクマなりに大変なんだろう。


それはそうと映画。タイトルだけ見てどうせヒマだし観てみるかと思い、眺めてみました。


さてここで「Yahoo!映画」における、この映画の紹介文を載せてみる。


 ”カナダの森林公園に出現した巨大灰色熊と山岳レンジャーの戦い。「JAWS/ジョーズ」のプロットをそのまま山に置き換えただけの即席亜流動物パニック映画だが、楽しめる。 ”


   「プロットを『そのまま』山に」「置き換えた『だけの』」「『即席亜流』動物パニック映画」


いくらなんでも悪意に満ちすぎていませんかねYahoo!さん。ここまでバッサリ斬ってやると、きっとすがすがしいだろうな。座椅子にそこまでの度胸はない。

しかもなんだよ最後の「だが、楽しめる。」って。お前は花の慶次か。
大体楽しいかどうかは観るこちらが決めることだろ、勝手に「だが、楽しめる。」とか言うな。


で、感想としては、「JAWS/ジョーズ」のプロットをそのまま山に置き換えただけの即席亜流動物パニック映画なので、楽しめませんでした。Yahoo!さん、アンタだいたい合ってる。


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パニック・ルーム

2010-10-18 | つまらん
ふとフォスター様の美しさの前にひれ伏してみたくなり、観てみました。
ホラーだか、サスペンスだか、そんな感じらしい。予習ゼロ。

パニック・ルームって日本語で言うと「避難室」なんですってね。邦題「避難室」じゃカッコつかないな。「パニック・ルーム」でいいと思う。


で、映画は離婚したフォスターさんとその娘がデカい家に引っ越したその日の夜に、まだ空き家のままだと思っていたドジな泥棒達に押し入られ、慌てて「避難室」に逃げ込むんだけど、その泥棒達が盗みたいものがまさにそこ「避難室」にあるんですわ、困ったコレ。そっからは避難室の前で「出てこい」「出るものか」の押し問答。って感じでした。我ながら分かりやすい説明だ。


しかしどうやらこれはサスペンスなんだろうけど、なんか血糖値が下がっちゃう病気の娘が篭城してたら具合悪くなってきて・・・、ってあたりからヒューマンドラマの色が強くなり、最後は人情ものみたいになり、中途半端な各要素が中途半端に混ざったものを見せられ、で結局何を面白いと感じればいいのかよく分からん感じでした。これを劇場で観たメリケン達はどんな感想抱いたのだろう。「泥棒怖いわダーリン」「そうだねハニーじゃあハンバーガー食べいこう」そんな感じだろうか。


分かりやすくこの映画をまとめれば、タンクトップ姿だったフォスターさんが長袖はおってからは、もう消化試合ってことだ。わかったか。


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カイジ 人生逆転ゲーム

2010-10-17 | おもろい
「カイジ」、マンガは読んだことないんだけど、何やら異様に面白そうな雰囲気が漂っていたので、劇場で観たかったくらいの映画です。

結局劇場では観られず、まさかの金ロ。ありがとう日テレ。


思った通り、緊張感あふれるおもろい「ざわ・・・ざわ・・・」な映画でした。
日頃平々凡々な生活してるからな。考えてみればリーチ目が分からないからとパチンコもやらず、点数計算ができないからと麻雀もやらず、馬がみんな同じに見えるからと競馬もやらず、身体に悪いからとタバコも吸わず、金・時間・勇気全てが無いからキャバクラにも行けず、酒を飲むことで辛うじてオトナとしての体面を保っている座椅子です。映画でくらいスリリングな駆け引きとか見てみたいんだよ。悪りーかっっつの。とにかく真剣勝負のギャンブルの痺れるような緊張感には憧れます。


あのEカード、確立だけで考えると皇帝側は1枚目に皇帝出すのが一番勝率高そうな気がするが、負けたら5億とか言われたらさすがに躊躇するもんなんだろうな。
オチは「また血かよっ!」と思う反面、ジャンケンカードでの戦いがきちんとEカードの伏線になってるとも言えるので、総じて面白かったです。


出てる人たち、みんな雰囲気あって良かったですね。松ケンが特に良かったですね。でも観終わってみると天海祐希に若干こんな感じの印象を抱きます。

とにかく素直に次回作が楽しみです。頼んだぞ金ロ。


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