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シネマ座椅子

座椅子に座り、酒を飲みながら日々映画鑑賞。
映画の結末を待たずに酒の力で本日の結末を迎えることもしばしば。

パラノーマル・アクティビティ

2013-08-28 | つまらん
ホラーなのかサスペンスなのか、
あちこちで「怖い」映画として紹介されることが多い本作。
2007年の映画なんですね、案外古い。


ホームビデオで撮った臨場感溢れるリアルさで、
さながらドキュメンタリー、てかこれって実話?的な、
あの「ブレア・ウィッチ」のノリで話題になっていたらしい。


「ブレア・ウィッチ」を前に観た時は本当にカメラ酔いしたっけな、
などと思い出しながら本作を鑑賞。




観てみると、やっぱカメラ持って歩かれると若干酔う。
我々人の親も自分の子どもをビデオで撮る時にこうなっちゃうと
後で色々と痛いことになるので、手ブレ防止機能に甘えずに、
ここぞという時は、きちんと肘を固定して撮るくらいのことは
したほうが良いということが分かる。



それはそうと映画。
家に何かがいる。何かは分からないが絶対いる。
という、ポルターガイスト系。

子どもの頃はこーゆーの怖かったね。小学生の頃とか。




この映画の最大の特徴は睡眠時間中の早回しタイム。
黄金伝説とかでよく見かけるアレ。


寝てる間に何かが起こっている、だったら寝てる間を
ビデオに撮ろう!ということで、そこで映っていた映像とは、、。
ということだそうです。怖そうだね。


しかし観てみるとそんなに怖いもんではなかった。
ラスト15分くらいはホラーっぽくなるけど、
やっぱりそれほど怖いものではなかった。
小学生の時に観たら寝られなくなったろうなとは思う。


アメリカでコレ売れたんだよね。
アメリカ人にとってこれは怖いのかな。
「ブレア・ウィッチ」といいコレといい、
この類が売れるあたりアメリカ人って結構素直なんだろうな。



我らが濱口先輩によると、黄金伝説ではいかに早回しタイムを
作るかのテクニックが重要だそうで、数時間の努力を数秒の
面白さに自分から進んで変えていくその男気に感銘したりします。


作品紹介はこちら

フィールド・オブ・ドリームス

2013-08-21 | 超おもろい
国際的にレジェンド的な評価を確立している本作を鑑賞。

畑を野球場にした人の感動的な話らしいことだけ知ってました。

コスナーの映画は当たり外れが猛烈に激しいイメージがある。




観てみると、確かに畑をブッ潰して野球場を作っている。

観始めて15分くらいで野球場が完成した。





アレ!?これ野球場作ることが感動的、って話じゃないの?
もうできちゃったじゃないか。まだ別に感動してねーよ。




どうやら一方的な勘違いだったらしい。
きっとこれから感動的になるだろう。




往年の名野球選手「シューレス・ジョー」が野球場に現れて、
コスナーとキャッチボールしたりバッティング練習したりする。





ヤバい、既にちょっと感動する。なんだこれは。





中盤から全く予想だにしてなかったロードムービー気味になり、
危うく振り落とされそうになるが、テーマが野球である以上
とりあえず大丈夫。
野球やっぱ面白いよな。大体日本人は野球が好き過ぎなんだよな。





ラストにかけて、主役が一番会いたかったのは誰か、
畑ブッ潰して野球場にしてまでやりたかったことは何か、
が、暗示されるあたりで完全に涙腺崩壊。

反則だろコレは。たまらん。




ということで、1年以上振りに、カテゴリ「超おもろい」です。



本当に観て良かったです。


作品紹介はこちら

ブラック・スワン

2013-08-11 | おもろい
わざわざレンタルしておきながら、「確かサスペンスっぽかったっけ」
くらいしか認識してなかったという感じで観てみました。
完全なる予習ゼロです。



前半は、演目におけるバレリーナ達の主演争いに伴う確執が描かれる。



ショーガールと同じことやってる。バレエかナイトショーかの違いだけだ。
サスペンスらしいし、これ絶対役を巡って生きるか死ぬかの争いになるよ。



などと考えていたら徐々に主役のナタリー・ポートマンの背中についた
傷の謎から物語がサスペンスっぽくなってくる。
「この傷をつけたのは、誰?」


バレエなだけに、鏡を使って怖がらせるシーンが多い。
その筋では有名な「本当にあった呪いのビデオ」の「三面鏡」のようなやつ。

来るのはなんとなく分かっていても、ちょっとゾッとするような、
なかなかの怖さを感じることができました。あの背中を掻くシーンとか。



しかしこれ、ナタリー・ポートマンはどれだけバレエの練習したのだろうか。
もうバレリーナになっちまえばいいのに。
ただでさえあんだけかわいいんだし、きっと世界一のプリマになれるよ。



見えるもの、見えないものに振り回され続け、結局あるはずの無いものが
見えた故に完璧な「黒鳥」を演じることでき、見なければいけなかったものが
見えなかったためにこの結末を辿った主人公。


まぁこういう話はこういう結末になるのかなぁ、、と思いつつ、
それなりにサスペンスというかホラーというか、それ的にも楽しめました。


作品紹介はこちら