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シネマ座椅子

座椅子に座り、酒を飲みながら日々映画鑑賞。
映画の結末を待たずに酒の力で本日の結末を迎えることもしばしば。

モールス

2013-07-28 | つまらん
映画を観たい気分だったので、
予習ゼロで本作を鑑賞。



連続猟奇殺人と少年少女の初々しい恋が描かれるらしいよ。



強烈な酸を浴びて顔面潰れた男が病院に運び込まれた。
彼はどうやら猟奇殺人についての何かを知っているらしい。

しかしその男は遺言を残して病院の窓から身を投げる。
書かれた遺言は「すまない。」

さて、その2週間前。




という、よくあるタイプの展開。




前半1時間は、ハッキリ言って何が何だかわからない。
何となく殺人事件が起きてることと、
主役の男の子とその男の子の家の隣に引っ越してきたミステリアスな女の子が
何となく仲良くなっていく様が描かれている。

そしてメリケンにとってもイジメは深刻な問題なのが伺える。



後半、女の子の正体が明らかになったあたりから
ようやく物語が動き始める。遅い。


そして女の子の正体が分かったあたりでがっくり。


ドリームキャッチャーミストで感じたがっくりと同じがっくり。


さすがあのスティーヴン・キングが、
「2010年のお気に入り映画ナンバーワン」に選んだだけのことはある。



つまり座椅子はこういう「日常に割り込んでくる非現実」が苦手だということに気がついた。

どうせ非現実やるならスターウォーズや指輪物語くらいに非現実をやり通せと。
でもこの上ないくらい非現実をやり通したハリー・ポッターはそれほど好きじゃないというね。
面倒くさいね。



「モールス」という邦題はどうなんだろうな。
原題は"Let me in"。「中に入れて。」って感じ。なのか?

この映画の基になってるスウェーデン映画の邦題は「ぼくのエリ 200歳の少女」。

ならこの映画の邦題は「200歳の少女」、で良かったんじゃねーのかなー。



主演の男の子、コディ・スミット=マクフィー。
デビューしたての頃のマツジュンのような雰囲気です。良いです。


今後なんとか上手く歳をとって欲しいなと思います。
カルキン坊ややハリーなラドクリフみたいにならないで欲しいと思うばかりです。


作品紹介はこちら

ヘルタースケルター

2013-07-07 | ふつう
2012年邦画屈指の話題作であった本作を今回観てみました。

公開当時のあのメディア総出のエリカ様復帰祭りも記憶に新しい。





観てみると、開始5分でエリカ様ヌード公開。

はえーよ。

出し惜しみゼロにもほどがある。
テレビだったら絶対CM2回くらい挟むはずだ。

 「このあと、エリカ様が衝撃の・・・!!」 で60秒CM流したあと、
 「遂にこのあと、エリカ様の○○を公開!!!」 でもう90秒CM。

テレビはいつもそんなんばっかだ。



全体的に言えるのだが、これわざわざエリカ様ヌードにならんでも
良かったのでは・・・と思える。

でもヌードになったからこそあんなに話題になったのも認める。




エリカ様の恋人役の窪塚くんは友情出演。

エリカ様とそこそこ激しくエロいことしてます。
友情出演だからギャラ無しなのだろうか。
これでギャラまでもらってたらまた世間の反感買うかもとか思ったのだろうか。



音楽が耳に障ります。

オリジナル曲っぽい曲がどうもダメです。聞いててイライラする。
クラシック曲なんかを引用しているところは、選曲にイライラを感じる。
そして、無駄にBGMの音量がデカい。もうイライラ止まらない。
要するに、音楽はどうも合いませんでした。



セリフが聞き取りにくい。

特に大森南朋。カッコつけた訳分からんセリフをカッコつけてボソボソしゃべって、
結局何言ってんだか全然分からない、という邦画あるあるなダメパターンに激ハマリ。
エリカ様も小声になるところは所々マズかったね。その点でもやはり寺島しのぶの発声はすごい。



「光」がすごい。

この映画はとにかく蜷川監督の「光」に尽きる。
太陽光も、直接光も間接光も、夜景の光も、「光」がシーン1つ1つを彩っている。
劇中で執拗に使われる「赤」と、その赤を照らし出す光。印象的。
夜のビル最上階の寝室のシーンも、「光」が非常に印象的でした。




総じて、沢尻エリカにとって、唯一無二の代表作となるであろう映画だと思います。
彼女がこの年齢で、映画でこの役をできたというのは、運命的なものすら感じます。
そのくらい、この「りりこ」役は彼女以外には無いと言えるかと。

ただ、座椅子は若干この映画の対象層では無かったようです。
物語に引き込まれる感じが全く無かった。

そもそも少女マンガだしな。しゃーないしゃーない。


作品紹介はこちら