goo blog サービス終了のお知らせ 

シネマ座椅子

座椅子に座り、酒を飲みながら日々映画鑑賞。
映画の結末を待たずに酒の力で本日の結末を迎えることもしばしば。

ミスト

2013-05-11 | ふつう
「ラストがすげぇ!」という評判を聞いて、
ラストがすげぇタイプの映画が好きな座椅子はこれを観てみることにしました。



しかし、原作がスティーブン・キング。
ドリームキャッチャーの思い出が嫌でも蘇る。

大丈夫かな、この映画。

ビクビクしながら観てみます。




嵐の夜の後、突然沸いた「霧」の中で人間の生命に関わる
何か非常事態が起きている。霧の中で何が起こっているのか・・・。


実に惹かれる導入部です。ここまでは順調です。




そして主人公も遭遇する異常事態。その異常に直面する主人公達!





霧の中からキタ!触手キタ!!意味不明の生命体キタ!!!





またおまえらかwwww





もー、なんでこうなるんだろう。
途端に物語に惹かれかけてた脳がこっち側に呼び戻される。


でもこういう話なんだから仕方がない。
もうそれは諦めて、「すげぇ」らしいラストまでがんばろう。




自分を励ましつつ、最後まで観進めました。


そして、「すげぇ」というラストシーンを観ました。








後から調べたら、この映画のラストシーンは、
評判としては「すげぇ」じゃなくて「後味悪い」なんだそうで、
確かにそれはその通り。

悪すぎる後味に、「あぁ、こーゆー映画なんだ」、と
逆に何も思わないような感じでした。


こーゆーラストシーンには、
「こりゃ映画だよ映画」と、真正面から向き合わない方が良い。



作品紹介はこちら

貞子3D

2013-05-10 | 超つまらん
油断するとまたすぐに1年くらいほったらかしになってしまうので、
ここらで一旦更新します。

一応まだ映画に興味は持っています。




さてここで選んだのが、大した期待も無く観てみた本作。
確かに「リング」が邦画ホラーにおける金字塔であるのは
疑いないと思っているのですが、今更その遺産に乗っかりつつ、
さらに3D映画ブームにまで乗っかっているという、
どれだけ他力本願なんだと思わずにいられぬ映画です。



面白いわけが無いと逆に期待して観てみました。

まず言っておくと、この映画で唯一評価できるのは、
石原さとみがすげー良いってこと。




さてはじまってみると案の定、「せっかく3Dだからやってみた」
的な完全に不必要な演出の連続、
そして恐怖というより音でビックリさせるだけの、
ビックリ箱みたいなシーンの連続です。



途中からビックリするよりも笑える感じになってしまい、
井戸からよくわからないアレが何人も何人も
沸いて出てくるような展開になってからは、
何と言うか他に語彙が無いので仕方がないのですが、
完全に原作レイプです。
どうしてこうなったのか。本当に過程が知りたい。



戦慄迷宮の時にも、色々と思うことはありましたが、
これはそれ以上。なんだこれとしか言いようがない。


邦画ホラーはやや方向性見失いつつある。大衆迎合的なのかな。
邦画界はもう一度グロテスクのような観衆を振り切ったような
ホラーが示す「常識からの逸脱」を見せてみてはどうですかね。


作品紹介はこちら