浪漫飛行への誘(いざな)い

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日本航空一期生

2021年04月09日 07時42分37秒 | 飛行機

先日、テレビで「エアガール一期生」というスペシャル番組を興味深くみたが、早速、原作の中丸美繪さんの「日本航空一期生」(中公文庫)を図書館で借りて読んでみた。放映前に予約を入れたので、待ち番号1番で比較的早く読むことができた。文庫本であるが、テレビでは触れられていない日本航空創成期の人々のことがいろいろ書いてあり、興味深く、数日で読み切った。

作者の中丸さんは、キャビンアテンダントとして採用され、最初の半年ほどは羽田で地上業務研修を受けたようである。昔は、CAとして採用されたら、直接CAとしての教育を受けていたが、1970年代後半の頃だと思うが、地上業務のことも研修すべきということで地上業務研修が開始されたと記憶する。彼女は、数か月間の地上研修後、CAとして乗務したようである。

エアガール一期生の募集要項には、容姿端麗があったが、今はもちろんそんな条件はない。歴代のCAは何期と呼ばれているが、その特徴について触れていて、興味を惹かれた。神話の1ケタ、化石の2ケタ、美貌の100期、知性の200期、体力の300期まではよかったが、400期以降は、諸説入り乱れ、向こう横丁の400期、どうでもいい500期とも揶揄されたようである。それほど質が落ちてきているということであろう。自分の記憶では、500期は美人を集めたとも聞いていたが、本当だったであろうか?

「日本航空一期生」の原本では、エアガール一期生の他に、日本の航空界の創成期で奮闘した運航、整備、営業、空港の人達のことも多く語られており、特に、日航の礎を築いた元社長の松尾静磨氏のことが詳しく触れられていたのが印象的であった。創成期の人達については、実名で語られており、顔と名前の一致する人や聞きなれた懐かしい名前の人達がいろいろ出てきて引き込まれるように数日で読みあげた。それにしてもテレビドラマでは、主な登場人物の内、売国奴の悪人として描かれている白洲次郎氏のみ実名だったのはどうしてであろうか?


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