
中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案への抗議デモは、鎮静化するどころか、香港国際空港の占拠まで発展し、相当数の便が欠航し、ハブ空港機能が停止している。数千人規模のデモが発生し、空港に座り込むシーンが連日テレビで報道されている。デモ隊を動かしているのは、警察当局の常軌を逸した暴力への怒りだというが、なぜそこまでやるのかなかなか本質論が理解できない。香港が中国に返還されたのは、1997年なので、あれから22年も経っているが、中国と香港とは体制も全く違っていたので、相容れないのは当然のことだと容易に理解できる。
香港には、今までに6回ほど行っているが、街自体、中国とは関係なく、独自に発展してきており、観光地としても大変魅力がある。映画「慕情」で有名になったビクトリアピークや高層ビル群等見どころもいっぱいあり、今でも多くの観光客が訪れていると思うので、この国際空港麻痺は残念でならない。空港も昔のカイタック空港から移転し、今は、チェクラップコク国際空港となっており、アジアのハブ空港として位置づけられているので、今回の騒動には大変心が痛む。このままでは安全確保もできず、観光客も減ってしまうと思うので、早く問題を解決して空港機能を取り戻してほしいものである。映画「慕情」に描かれた香港のイメージを壊さないでほしい。
「慕情」 https://www.youtube.com/watch?v=VP6sbDPB8cw
「香港国際空港」(平尾昌晃・アグネスチャン)
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