浪漫飛行への誘(いざな)い

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トキエアが就航予定日を発表

2023年12月03日 05時06分27秒 | 飛行機

 

11月29日に新潟を拠点とする地域航空会社「トキエア」が、新潟空港と札幌丘珠空港を結ぶ路線について、来年1月31日に就航予定であることを発表した。1日4便(2往復)を週4日運航計画だが、毎日運航をめざすという。航空機は,仏ATR製ターボプロップ(プロペラ)機ATR72-600型機で72人乗りという小型機なので、採算性は極めて心配である。国内線への新規の参入は、2017年のエアアジア・ジャパン以来6年振りである。

今までに、1998年のスカイマーク以降、すべての新規参入航空会社の初便に搭乗しているので、トキエアについても、可能なら初便に搭乗したいが、小型機なので、恐らく初便の予約は取れないと思われる。初便は、Inaugural Flightと言って、プレスや特別ゲストが多く招待され、恐らく一般旅客への販売は、ほとんどないと思われる。また、1月31日就航ということは、新潟も札幌も真冬で、吹雪等の天候不良で運航自体も心配される。当初8月就航という計画であったが、準備遅れで就航が延期され、どうして天候不順が想定される真冬の就航を選択したのか疑問である。

地域航空会社ということであるが、新潟と札幌を移動する旅客需要はそんなにあるのであろうか?過去の新規参入航空会社の浮沈を見ているかぎり大きく飛躍していくかについては疑問符がつく。就航予定について、何度かメールで広報に問い合わせたが、なしのつぶてで、何の回答もなく、組織運営体制にも大きな不安を抱いた。もともと航空会社という特殊会社の経営は難しく、儲かる事業ではないことは、アメリカでの航空自由化の失敗や日本の新規参入会社の経営不振による再編などを見ているかぎり明らかで、明るい材料はほとんど見当たらない。

1月に予約が開始されるというが、初便だけは興味があるので、万一初便(新潟発か札幌発)の予約が取れた場合は、新潟2泊、札幌2泊の小旅行を計画したいとも考えている。しかし、座席数が少なく、初便マニアも少なくないので、ほぼ諦めの境地である。地域航空会社としては、静岡をベースとするフジドリ-ムエアラインズが順調に事業を拡大してきているが、二匹目のどじょうはいないのではないかと心配する。

 

朝日新聞デジタル記事: https://www.asahi.com/articles/ASRCY756RRCYUOHB006.html

初便搭乗の軌跡: http://romanflight.web.fc2.com/FirstFlightBoardingList.html

 

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