花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

射勝神社 スグロドン祭り 2019/03/03 (鹿児島)

2019-03-04 16:44:55 | 祭り・伝統行事
3月3日(日)最後に訪れたのは薩摩川内市草道地区にある射勝神社です。

14時35分 すでに境内には大勢の人が 以下の画像は3月3日に撮影


団体観客の到着待ちで15分ほど遅れて始まりました。例年になくカメラマンが押し寄せてまるで撮影会。雨が降り出しそうな暗さもあり撮影には残念な条件が重なりました。

14時37分 社殿の後ろではトッゴロ(丸太)が準備されていた


薩摩川内市指定文化財の案内板


次郎次郎踊は『射勝(スグロドン)祭り』とも呼ばれ、射勝(いすぐる)神社の春祭に伴う芸能として、毎年三月の第一日曜日に豊作を祈願し、奉納される農耕劇です。

 神事の後、踊りの奉納が始まります。子どもたちが、シイの枝で地面をたたきながら、害虫やスズメを追い出す仕草をした後、白手拭いの覆面姿のテチョが現れます。テチョは木鍬で田打ちをしたり、『トッゴロ』と呼ばれる火のついた丸太で、害虫に見立てた見物客を追い回したりして暴れ回ります。

最後にヨメジョが現れ、テチョと抱き合って、赤ん坊(袋に入った籾〉を産み落とし、テチョが持ち上げて喜ぶ仕草をした後、ヨメジョの頭上のモロブタから、落花生などが見物客にまかれます。
 同じ時期に、高江町南方神社や久見崎町諏訪神社でも田打ちを題材にした農耕劇が奉納されますが、この次郎次郎踊は、終始無言で行われるのが特徴です。

14時47分 子供たちがスズメを追い出す


15時 トッゴロで虫を退治


足元に迫るトッゴロ


トッゴロには火の粉が付いており、時折放り投げることもあり危険。火の粉で服が少し焦げた人もいました。勢いあまってトッゴロを抱えたまま見物席に倒れ込む場面もあり、火の粉が飛び散り驚きました。

無言劇ですが太鼓に合わせて主催者が仕草の解説をします。火の粉が飛ぶのでトッゴロが近づいたら避けるよう、何度も注意を呼び掛けていました。

昔は林の中まで追いかけたとか


14時55分 暴れ牛も現れた


最近はテチョも牛もおとなしいそうです。昔はずいぶん荒っぽくて見物客を追い回すこともあり、後の争いの種にならないよう顔を隠していると聞きました。

15時7分 トッゴロを片付けてラッカセイをまく場面


15時13分 祭りが終わって家路につく


幼い頃を思い出す場面です。子供たちの心にいつまでも残る大切な郷土のお祭りでした。祭りの終わりを待っていたかのように雨が降り出しました。

演者の動きが読めないため撮影しにくい祭りで、どちらかと言えば動画向きです。途中で5回動画を撮影し見物席が湧く様子を記録できて幸いでした。

あまりにもカメラマンが多く画面に写り込むので、自分の思い通りに撮影したい人には不向き、ストレスの溜まる祭りになっていました。
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藤川天神 臥竜梅が満開 2019/03/03 (鹿児島)

2019-03-04 14:30:30 | 
3月3日(日)鹿児島では数少ない梅園、藤川天神を再訪しました。

臥竜梅が満開 以下の画像は3月3日に撮影


雨が気がかりな日曜日、多くの人が訪れ散策を楽しんでいました。駐車場は整備されていますが県道から入ると車の行列でした。今の1/4くらいしか駐車場のない頃は、県道が渋滞し迂回路が利用されるほどでした。

案内看板の一部を表示


自由に出入りできる区画の梅の方が幹が倒れ込んで趣があります。境内の梅は一部を除いて遅咲きですが、意外にも天然記念物指定の保護区域内は普通の立木姿が多くなっています。

保護区域の臥竜梅


体裁良くなった通路横の柵


出店は少し減っている


可愛い子供にカメラ3台


昔は一人一台ずつ電話を携帯するなどとは想像もつきませんでした。ましてや電話機で写真を写すなど、導入当時は驚かされました。ほとんどの人がスマホで写真も動画も撮影する時代です。一眼レフカメラを持ち歩く自身を顧みると時代遅れの感さえあります。(笑)

一脚を使ってみましたが・・・

地面近くからの撮影


こちらは上の方から撮影


一脚にカメラを付けて自撮り棒のようにして撮影してみました。上からはせいぜい高さ2.5m程度でしょうか。今やドローン撮影がごく普通になるときにあまり新鮮味はありませんが、普段より視点が変わり面白い感じではあります。

難点は腕を伸ばしての撮影でモニターが見えにくく構図を決めにくいことです。レリーズも1m程度しかないので高い位置からの撮影には限界があります。

一方下からの撮影ではかなり面白い構図になりますが、根元だけが大きく入り込んでいます。青空だと印象がかなり変わるはずです。ピント合わせがオートに頼るので細かなピント合わせができず、広角系レンズでないと利用しにくいと感じました。
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湯之元 稲荷神社お田植祭 2019/03/03 (鹿児島)

2019-03-03 21:44:03 | 祭り・伝統行事
3月3日(日)雨が気になる日置市東市来町湯田の稲荷神社に向かいました。
日置市東市来町湯田は、一般的には「湯之元」と呼ばれる温泉の町です。

どうにか降らず神社にたどり着く


階段を上る着物姿の女性たち


昨年に続いて2回目の稲荷神社お田植祭りです。前回は雨に降られて十分撮影できませんでした。今年も天候が怪しげでしたが、どうにか天候は持ちこたえてくれました。

境内の田圃を耕すテチョ(亭主) 左はオンジョ(隠居)


2人で肥料を撒く


カカ(奥さん)が登場 お茶の時間


毎年この時期には各地の神社に農耕劇が奉納されます。五穀豊穣を願う田園劇は鹿児島語(鹿児島の方言)で面白可笑しく演じられ、観客の笑いを誘います。

登場人物は劇の主役を担う「テチョ(亭主)」「カカ(奥さん)」「オンジョ(隠居)」、そして牛です。

田圃で活躍する親牛・子牛の面は、世襲で守られてきたもので、日置市の指定有形民俗文化財にもなっています。

牛を入れて代掻き


宮司さんが種籾を蒔く


子供たちも参加してお田植


田植がすんで演芸奉納 太鼓の演奏


この後には、演舞や三味線、お楽しみ抽選会、菓子まき・餅まき(当たりシールつき有)の予定。雨が降り出す前に東郷町藤川天神に向かうため早めに撮影を切り上げました。

近所の門口に咲くキンレンカ


暖冬のせいでしょうか、この時期に花が咲いていたのには驚きました。
昨年の稲荷神社お田植祭り、ブログ記事はこちらからご覧ください。
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晴天を有効に 竹藪に負けるな 2019/03/01(鹿児島)

2019-03-02 16:13:07 | 日記
3月1日(金)野菜園に迫る竹藪の片づけを続けています。

米朝会談は合意に至らず 31日朝のNHKニュース


国内で苦境が続くトランプ大統領が外交得点稼ぎのため、安易な譲歩をするのではと危惧されていました。交渉決裂と言うよりは合意に至らず幸いでした。

このところ韓国が反日活動を強め、北朝鮮と呼応して朝鮮半島からアメリカを追い出すのではないかと思えるほどでした。老朽化した核関連施設の廃棄だけで制裁解除を求めるなど笑止千万。

道沿いのポピー 以下の画像は3月1日に撮影


新芽が伸び始めたアジサイ


ハクモクレンが花盛り


日差しがあると一段と春本番を感じます。鹿児島では統計開始以来一番の暖冬だったと報道されています。畑の雑草も次々に伸び始め、早めの草刈が必要になりそうです。

穏やかな吹上浜 視界不良で野間岳は見えず


引潮時ですが南側の帆ノ港付近に2人、北側の古ノ山付近に1人釣人がいました。沖合にはバッチ網の漁船が3組ほど操業していました。このところ海岸近くに小魚が湧くことはなくジギング釣果はないようです。

砂山には黄色いナルトサワギクが目立っていました。有毒な外来植物ですが具体的な駆除対策は手付かずのまま。他の植物生育を妨げる性質もあるため将来的には砂山の風景が変わりそうです。

畑北側の竹藪が広がる


浅い場所の竹は除去していますが地下茎が残り次々に竹が伸びだしています。雑草と絡まり合って草刈も手つかずで伸び放題でした。深さ60センチ程度まで掘って地下茎を撤去する予定です。通常耕す深さの3倍ほどもあり相当な労力と時間がかかります。

竹藪との境界に地中深くまでコンクリート壁などを設置しない限り、竹の侵入を防げません。畑を作らなくなれば1年もせず元に戻る無駄な抵抗ですが、何もしなければ畑が狭くなるだけ。少しずつでも頑張るしかありません。

火付きは良い


海からの風はありますが、北側の竹藪で風がさえぎられ野焼きに心配はありません。すぐ横に水バケツを3個準備しました。

予定よりも捗る


半分ほど片付けば幸いと考えていましたが、風も弱くうまく燃えてくれました。次回は灰を掻き出して燃えカスと草木灰を選別予定です。

竹は地上部がなくても地下茎が活動し次々に新芽を伸ばします。縦横無尽、立体交差して地下茎が増殖しています。頭上から山鍬を振り下ろし地下茎を除去するため広い幅で穴を掘らなくてはなりません。大汗が流れて夏場にはとてもできない作業です。
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