花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

桜島も夏休み 何か溜め込んでる? 2015/08/05 (鹿児島)

2015-08-05 16:22:30 | 桜島
昨年秋の木曽御嶽山の噴火に続き、今年も全国各地の火山活動が報じられています。
浅間山と箱根大湧谷でごく小規模の噴火があり、南方海上では西之島が大きく成長しています。鹿児島では5月下旬の口永良部島噴火による全島避難は衝撃的なニュースでした。

8月5日 今朝の桜島 噴煙の方向予想 KYT鹿児島読売テレビから


鹿児島市街地から見た朝の桜島は逆光です。
鹿児島では天気予報に併せて桜島上空1500mの風向予想が出されています。

桜島は最近おとなしくなり、8月に入って今日まで全く噴火していません。これからも桜島の夏休みが続くのでしょうか。

桜島の噴火回数 鹿児島地方気象台資料から引用


昭和火口が活動を再開した2006年6月以降の噴火は殆どが昭和火口によるものです。噴火活動は2008年までは断続的でしたが2009年以降活発になっています。

2015年は年明けから山体の膨張傾向が継続し、噴火回数は3月から5月にかけて増加、6月以降は低下傾向です。山頂が雲に覆われて噴火状況が観察できない日も多く、7月に入りさらに活動は低下しています。

2006年7月30日に撮影した画像で昭和火口活動再開当時を振り返ってみましょう。

大隅半島側の垂水市から撮影した桜島東側斜面


桜島黒神地区から撮影した昭和火口と南岳


昭和火口の活動再開直後のため、まだ火口は小さく直径100m程度のハート型。噴煙を上げているのは南岳火口です。当時の火山活動は小規模でカメラマンも殆ど訪れることはなく、一般の関心はそれほど高くありませんでした。

2015年3月24日撮影 黒神橋から見た昭和火口


2015年3月26日撮影 昭和火口の爆発


活動が活発な頃の風景です。1~2時間程度の間隔で小規模噴火が多発していました。上の噴火回数記録を見ると、桜島は一時的に噴火回数が減っているだけと思われます。

桜島は鹿児島湾北部の姶良カルデラ南部に位置し、およそ1万1千年前に北岳が活動を始め、南岳はおよそ4000年前から活動しているとされています。(桜島昭和火口の活動 2006年から2011年 験震時報 第76巻第1~2号)

火山活動の時間スケールでは、数ヶ月はまばたきする程度のごく短い期間に過ぎません。いずれ活動が活発になり、周辺に大量の火山灰を撒き散らすものと思われます。

今の時期は夜が短く、花火のような爆発風景が撮影できる時間帯は21時から3時くらいまで、冬場は長くて18時から翌朝6時頃までです。

夏場は薮蚊が出るものの寒さに震えることもなく夜間撮影が楽な分、撮影可能時間は短いものです。やはり冬の寒さに耐えて待機・撮影する頃が空も澄み渡り、空気が乾燥して火山雷も出やすいようです。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日も暑い吹上浜 キスが釣れていました  2015/08/04 (鹿児島)

2015-08-04 16:38:11 | 吹上浜
吹上浜日置海岸では南西からのウネリがようやく静まりました。
ゴミと濁りがわずかに残っていますが、今朝はキスが釣れていました。

9時半頃の北側海岸 画像は全て8月4日撮影


今日は火曜日、砂丘から見ると釣り人は南北にそれぞれ4名程度でした。近くでは入れ食い状態、型は全般に小さめながら、ようやくキス釣り本番と感じました。

釣れ具合を私なりに5段階評価すると今朝は4です。
3本針仕掛で1時間当たり30匹以上のペースでしょう。

9時40分 海面に魚が湧く


魚が湧いたので弓角を取りに戻って15分程度投げたものの、すでに日差しが高く魚は見えず、当たりもなし。しばらく砂丘から様子を見ましたがダメでした。

タイミングがずれるとすぐに魚はいなくなります。狙い目としては早朝か夕暮れです。サゴシが多い10月頃は沖合海面に湧く範囲が直径50m以上にもなります。

夏野菜の収穫


上から花オクラ、花オクラのつぼみ、普通のオクラ、苦瓜(ゴーヤー)

手前がオクラ、後ろが花オクラ


花オクラは食べられる花です。オクラと似たような味わいですが、粘り気が薄くあっさりしています。開花直前の花オクラのつぼみも食べられます。花色が鮮やかで食卓の彩りになりますが、美味しいと言うほどではありません。

オクラは果実の成熟が早いので小さいうちに収穫しています。まだ大丈夫と放置すると、数日後には大きくなりすぎ固くて食べられません。

タカサゴユリ


荒地や道路斜面に群生することもあります。畑の周囲に数箇所自生しています。

元気一杯の苦瓜


2m*3m程度の広さに竹を組み合わせ、高さ2m程度の棚を作ってあります。わずか2本ですが生い茂って次々と実を付けています。長雨でキュウリは葉が腐って枯れましたが、苦瓜は雨の影響をほとんど受けず大きく成長しました。

台風13号の予想進路 鹿児島放送テレビ


台風13号からのウネリはいつごろ来るでしょうか?
私の経験的には台風が沖縄付近を通過して東シナ海に入った頃、吹上浜にウネリが到達します。フィリピン付近の台風からウネリが届くこともあります。

サーフィンには待望のウネリですが、キス釣りには最悪。台風の進路次第で今週末は波立ちそうです。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

真夏が来た キス釣り不調 吹上浜日置海岸 2015/08/01 (鹿児島)

2015-08-03 18:26:19 | 吹上浜
鹿児島の梅雨は7月17日に明けました。例年にない雨続きでトマト、ナス、キュウリ、オクラなどは茎葉が腐り、収穫が大きく減少しています。

流出前の風見オブジェ 7月9日 台風9号通過前


日置海岸 南側の風景 以下の画像は全て8月1日撮影


見慣れた風景だった風見オブジェが台風9号の高波で(7月12日頃?)流出しました。流木や漁具などの漂着物を集めて海岸の目印にしていたので喪失感があります。

その後も7月下旬まで南からの湿った気流の影響が続き、南西からのウネリと濁りが解消せずキス釣りは不調が続きました。

日置海岸 北側の風景


7月末からようやく夏本番の青空が続くようになりました。まだこの日はウネリが消えておらず。遠目に観察したところでは釣果は今ひとつのようでした。土曜日で連れ立って浜に来た人たちのようです。

キス釣り好調期に見かける常連さんの姿がありません。いつもならば日の出前から操業するキス網が全く出漁していません。キス網は小船が殆どで、5隻程度が10時頃まで操業しています。

今年は漂着物が少ない


珍しく南方からと思われるペットボトルが漂着していました。生産地は左がオーストラリア、右はマレーシアと書かれていました。広い海を漂って隣り合わせて並んでいるのは不思議な感じです。

砂丘と背後の別荘地


日置海岸は民有地から海岸までの距離が短い場所もあり、海が見える場所に住宅や別荘があります。ここも一時期は別荘地でしたが今は荒廃しています。

私が幼い頃は大雨のときに畑からの水が集まり、海に流れ出すシラス崖の遊び場所でした。宅地造成でコンクリート壁になりました。壁の下まで波が打ち上がることは、よほどの台風直撃以外はありません。

大潮の引潮時


地元では「島」と呼ぶ砂洲が出現していました。昔はもっと砂の量が多く、島は高くて貝採り後の上げ潮では途中が深くなり泳いで帰ることもありました。

この島の沖合い100m付近にも沖の島ができることがあります。最近では砂洲として出現することは滅多にない浅瀬です。砂丘から波の様子を観察すると存在が確認できます。本格的な遠投キス釣りでは、沖の島近くの深みが好ポイントだそうです。

これらの砂洲などは海が荒れると出現位置が変わります。満潮時に行って海の様子が判らないときは、こまめに釣場を移動し深場を探すのがベターです。前回釣れた場所が浅瀬になっていて、全然釣れなかったということも珍しくありません。

朝方見かけたナブラ 右側2箇所


引潮の風景と見比べると、丁度島のあたりに魚が湧いていました。大きさは直径2m程度で、まだ小さく一時的に出現しただけでした。

キス釣りは不調ですが、サゴシやメッキなどの回遊魚がやってきたのではないでしょうか。昨年は10月にサゴシが釣れました。今年は早めに弓角釣りを始めようと思います。

南西からのウネリが収まればキス釣りも良いでしょうが、とにかく砂浜は暑いです。早朝の砂浜は涼しく、日中は浜風で暑さを感じにくいですが非常に体力を消耗します。理想的には日の出頃から釣り始めて8時までには撤収したいものです。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花浄土/鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。