花浄土鹿児島

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山歩き 八重山の奇岩銭積石 2023/04/28(鹿児島)

2023-04-30 14:03:13 | 自然観察
4月28日(金)伊良ケ谷の滝から八重の棚田を経て、入来側に行きました。

銭積石への登山口(標高は450m程度か) 以下の画像は4月28日に撮影


国道328号の入来峠を西側の入来城山ゴルフ倶楽部方向へ1.2kmほど進むと、左手に10台以上止められる駐車場があります。この日は私の1台だけ。

ネット情報では八重山公園から西側へ向かう登山路の途中からも銭積石に行けるが、道が判りにくいとも書かれています。銭積石への往復は、この登山路が確実で近いとのこと。

最初は緩やかな山歩き 杖を使った方が良い


八重山(標高676m)の北側から登りますが、銭積石は標高650m程度。前回訪れたのは10年以上も前のことで、かなり疲れた記憶だけがあります。

高低差は200m程度のようですが、私にとっては年を重ねると再訪は難しかろうと思う場所のひとつでした。

あと300mだが ここからは勾配がやや急で山登り


息が切れますが少しずつ登れば大丈夫です。下りでは落葉のため滑りやすいので要注意です。

銭積石の案内板


ここまで登山口から21分、あちこち写しながらぶらぶら登ってきました。前回と同様に、先に八重山の展望所へ向かうことにしました。

測量などしているのか 誰も人は見かけず


ピンクの登山路目印テープ以外にも、青いテープや白い紐があちこちに張られていました。何か作業用の目印かもしれません。

オモト(万年青)らしきもの


西側へ10分ほど歩いたものの展望が開けそうな場所はなく、やがて道が下りに向かったので引き返しました。

展望が開けた場所までは、高低差は少ないもののかなり歩くようです。前回も同様だったことを思い出しました。

所々にツバキの花が落ちていて、オモトのような植物をあちこちで見かけ、シカの鳴き声が数回聞こえました。

一般的な八重山登山(登山難易度は初級)では、入来峠に近い八重山公園側(東側)から登り、西側の甲突池の上よりもさらに西側に展望が開けた草地があるようです。

甲突池側からの登山は坂が急なため、慣れない人には大変だそうです。

ギンリョウソウ(銀竜草)


ピンクテープを手掛かりに上の方から銭積石に近づくと、落葉の間から白い花が何本も集まって伸び出していました。この日に見かけたのはここだけでした。

銭積石が見えてきた


今回は行きませんでしたがネット情報を見ると、この上では木々の間から桜島が少し見えるようです。前回は見たような記憶もありますが曖昧です。

面白い形 まるで積み石


まるで天狗が積んだような実に不思議な石積みです。長年のうちに風化してこのような形になったのでしょうが、よく崩れ落ちずに残っているものです。

足元が悪い


積み石の下は木の根が絡まった狭い急斜面で、ロープだけでなく鎖もあり手で掴みながら慎重に下ります。

まるで銭を積んだような岩壁


とても人力で積めるようなものではなさそうです。一見の価値がある不思議な自然の造形です。

左側の壁もやがて銭積み状態になるのか


鎖を伝って右上から下りてきました。ここでは鎖が下の方にあり使えず、ストック(登山杖)でバランスを取りながら撮影しました。

多くの人がすれ違えるような場所ではありません。足元に不安がある方は、単独行動を避けて慎重に行動してください。

帰り道で見かけた炭窯跡


この辺りは駐車場に近い場所で、共同作業で使うような大きな窯跡でした。炭焼きが盛んな昭和30年代頃に使われたものでしょう。

駐車場に戻る


最初は山歩きでしたが、途中からは急勾配の山登り。展望が開けているのは、尾根筋のかなり先の方だったようです。

勾配のきつい区間では汗も流れましたが、往復で1時間15分程度。

無事に銭積石を再訪できて感謝、安堵しました。駐車場でツツジなどを眺め、一息入れてから帰途に就きました。

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