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人魚姫

2009-02-22 00:40:32 | 劇場

ハンブルグバレエ ジョン・ノイマイヤー振付の「人魚姫」を見に行った。
何年か前に見た「ニジンスキー」の強烈なインパクトで、
いつかもう一度見たい舞台であった。
フィギアスケートのフリーでキム・ヨナが踊る
「シェーラザード」と見るたび、「ニジンスキー」を思い出してしまうほど!
「ニジンスキー」でディアギレフ役のイヴァン・ウルバンは、
今回「人魚姫」では詩人役。今回もシルクハットに金髪、燕尾服でうひょ!
詩人は作者アンデルセンを云われているが、
冒頭の船上シーンは、友人曰くボストリッジの「DVD冬の旅」のようだと。
確かに「「冬の旅」だったり「ヴェニスに死す」だったり、
つぼをつく演出でとっても満足。

デンマーク萌えな頃、ちょうどアンデルセン生誕200年で
デンマークバレエ団へノイマイヤーが「人魚姫」を振付けをした
記事を思い出し、その頃「朝日新聞」の土曜版でデカデカと
アンデルセンの人魚姫の記事があり、見出しは「男同士のかなわぬ恋」
アンデルセンが故郷から出て、支援者となったヨナスコリン氏は
王立劇場の理事であった。その次男がエドワード。
今回バレエの人魚姫の恋する王子の名がエドワード。
二重の見立てによって演出される~ノイマイヤーのこの解釈にまたしても・・

人魚姫は美しい声を交換し足もらうが、しかし激痛の歩行時の
ダンサーのこのしぐさが、とってもかわいい。
人魚姫が海中を泳ぐシーンのダンスは、黒子役のダンサーがサポート
海の魔法使いは、山海塾かと思える海坊主

エピローグはどこかと思えば、ハンマースホイの絵画のような
遠近法キューブ中に人魚姫というか、
ハンマースホイの後姿の女性そのものだった。

デンマークを要所要所に取り入れた世界観であった。



デンマーク版の王子はこんな感じだった!

自分のブログに以前人魚姫のことを書いていたことを
忘れていたが、日本で人魚姫を見れるとは、
夢にも思わなかった~~。

NHKで交響詩「人魚姫」作曲ツェムリンスキーを流していた♪

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