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サザンカの一番花、二番花、三番花

2023年12月01日 08時00分00秒 | ツバキ科

2023.10.29撮影

サザンカのツボミを凍らせないようにするにはどうすればいいか、と心配を重ね、対策を練ろう、、、


、、、としているうちに、サザンカの今年の一番花が咲いてしまった、10月末に。

例年は、12月に入ってから。まさか10月中に咲くとは思っていなかったので、観察していなくて、いつ咲いたのかわかりません。なぜこんなに早く?

実は、この秋、バンクーバーでは、雨が、降ることは降るんですが、あまり続かないんです。降っても、しとしととひとしきり降ると、晴れる、という感じ。そして、太陽が優しく照り、気温がうららか(秋に「うららか」と言うのも変かもしれませんが)。

そのためなのでしょう、気温が、サザンカの耐寒気温を上回った、のだと思います。

温暖化が原因だとして、地球規模ではそれを喜ぶわけにはいかないんですが、うちのサザンカにはこれで結構。サザンカさま、この調子でどんどん咲いてください、寒くなりきる前に。ひとつずつでもいいので、お顔を見せてね。

それと、この開いたサザンカ(冒頭画像)、今までにうちで咲いたサザンカの花の中で、一番大きい! 木が成熟してきたためか? と言っても、このサザンカは、うちに15年以上植っているのですが。それとも、やはり、単に、温暖化のため?


2023.11.07撮影

その後、固く閉じていたツボミが、こんなふうに(上の画像)ふくらんできました。きれいな色、今までよりずっと濃い色。

すると、そのうちに、二番花が咲いているのを見ました。一番花が咲いているのを見つけてから大方2週間後のことです。これも、咲き始めるところを逃した。あまり外に出ていないから、こういうことになる。


2023.11.11撮影

わあ、きれい、こんなにピンク? 今まで咲いた花は、表が白く、花びらの縁と裏の一部だけがピンクだったので、この新しい色は、夢見心地な色だなあ〜〜。このように花の色が違うのは、接木をした(?)時の台木の花なのかしら? それか、陽の当たり加減? それか、単に、一個の木の花の、通常のバリエーションの範囲内? 開き切ると、もっと白くなるのかしら。

そうすると、本当に白く開いてしまった(次の画像)。それでも、例年より、ピンクの色が濃いです。


2023.11.14撮影

二番花がここまで開いて数日後、三番花が丸くほころんできました(次の画像)。これは、まだ花びらの裏が見えていて、花びらの裏は元々ピンクっぽいので、花全体がより濃いピンクの印象を与えます。


2023.11.16撮影

これも開き切ると白さの方が勝ってしまいました(次の画像)。


2023.11.21撮影

9月から数ヶ月固いままであったツボミが、たくさん、次々とふくらんできています。「たくさん」と言うのは、うちのサザンカの基準で「たくさん」です。氷点下になる前に、ツボミが開くことを祈るのみです。次の花がいつ咲くか、と毎日楽しみにしています。

このサザンカは、歩道に近く植えてあるんですが、歩道を行く人、みんな、きれいね〜、と言ってくれます。えへへ〜〜、こういうのって、ガーデナー冥利に尽きるんです〜、サザンカって、ここ(バンクーバー)ではよく知らない人も多いので、珍しい、という効果も入っていますけど〜〜


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