カラスといちごとクロッカスと

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これも身代わりのヘレボルス

2023年02月12日 08時00分00秒 | キンポウゲ科、ヘレボルス
2022.02.11撮影

昨日見ていただいたオリエンタリスの園芸種は、2017年に求めたんですけど、早ければ2018年には、遅くても2019年には、消えていたのです。

あまりにも心惜しいので、2019年に、また身代わりを買ってきました。それが、冒頭の画像のオリエンタリス。そっくり、というわけではないのですが、似ているところもある。

特徴は、
・花全体が大き目
・「花びら(ガク)」は丸目だが、先はややとがる
・蜜腺が、大きく、長め
・蜜腺の色は、ウグイス色の地にあずき色
・「花びら(ガク)」の色は、あずき色
・模様は、点々が離れて見える部分と重なって見える部分とがある
・「花びら(ガク)」には、透明の脈が見える
・「花びら(ガク)」に裏側には、濃いあずき色の脈が見える

「花びら(ガク)」の裏側の脈は、次の画像中、左下の花でご覧ください。この花は、タネのサヤの先が伸びて花から飛び出していますから、咲いて日数の経った花です。

後ろに見えるヘレボルスは、別の個体です。「花びら(ガク)」は、薄いピンク色に黄緑がかった部分が混じり、点々はあずき色で中心部に寄った方にまばらについています。

2021.03.31撮影

この「花びら(ガク)」の裏に出る脈は、上の画像のように、咲いて日数の経った花ばかりでなく、ツボミにも、開きかけの花にも見られます。以下の画像中、ツボミは左上に、開きかけの花は右側に、見えます。

2021.03.03撮影

わたしがぜいたくな花だと言ったヘレボルスは、わたしの庭で子孫を残したかどうか、わかりません。少なくとも、あの特徴的なラッパのような形をした蜜線を持った個体は現れていません。

似たような模様と色の花の個体は出現していますが、他の個体から来たものかもしれない。

こちらの身代わりの方は、タネをしっかりと残してくれています。と言っても、形成されたタネが、発芽し、成長する力があるものかどうかは、まだわかりません。導入してまだ4年未満で、実生から花が咲くには最短でも3〜4年はかかるので。交雑にこの株が貢献しているかどうかは、もう数年経てばわかるでしょう。

2021.04.06撮影

美しい形質の園芸種ですので、以下、画像をお楽しみください。

2022.02.11撮影

2021.03.03撮影


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