今日も海日和

Dive Kids RYOのよもやま話
ダイビング&ドルフィンスイム♪
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嵐の御蔵島ドルフィンスイムツアー 10/23-25

2009-10-30 01:46:49 | イルカ
いよいよ今年最後となったドルフィンツアー。

ドルフィンスイムのシーズンは4月~10月。
11月中旬以降は"エコツーリズム条例"というのがあってイルカ保護の意味合いでお休みとなります。
もっとも冬の間は海が荒れちゃうのでイルカどころじゃなくなっちゃうんですけどね。

東海汽船はいつもどおりの条件付出航。
予報では翌朝は北東5~6mの風。まずは心配ないところですかね。

ところで先週に引き続き船、混んでます。
石原都知事キモ入りの「三宅島バイクレース」があるんだそうで、ライダーの人達でいっぱい。
おかげで和室が取れず椅子席になってしまいました。



イベントがあるとタダでさえ取りにくい東海汽船のチケットが取れなくなっちゃって困ります。
団体枠や旅行会社もみんなと同じ電話予約でやってもらいたいんですがねぇ....。
でもまぁバイクレースの出場者が船の席がなくて行けませんでした。っつうワケにもいかんか。

翌朝は無事御蔵島に到着。
今回はクラブハウス泊だったので、とりあえず部屋へ入って一休み。
.....しようと思ってたんですが、天気予報を見ると昨晩の予報とは大分様子が変わっていて午後からは相当荒れそうな雰囲気に。

「出来る時に出来る事をやっとく!」 というのが御蔵島と人生の鉄則!
船長の元さんとも相談して予定を前倒しして進める事に。
午後から予定の人も全員そろって早速ドルフィンスイムへ出発です。


         8名全員女性のレディースツアーとなりました♪


北東の風だったので島の東側は荒れてましたが、西側はいたって穏やか。
黒潮のど真ん中にどっぷりはまっている御蔵島。
気温22℃。水温25℃。波しぶきがあったかくていい感じです。

しばらく行くとイルカ達の背ビレが見えて来ました♪

群れの向こうに別の群れが。そのまた向こうにまた別の群れが.......。
と言う事は先頭の群れの前に入れば次から次へと群れが現れると言う便利な構成です♪
展開が読めずに通り過ぎたイルカを追いかけて行くと後ろから別の群れにびゅんびゅん追い抜かれて行くのでご注意を。



オスのイルカたちは波の荒いほうへ遊びに行っているようで、このへんは子連れのイルカ達が中心。
生まれて間もない赤ちゃんイルカもいてめっちゃ可愛かったですよ♪

あ、ところでですね。
今までのカメラは画像のファイル形式が違っててアップロードの仕方がよくわかんなかったんですが、今度新調したカメラは適当にいじくってたら"You Tube"にアップ出来てしまったのでちょびっとですが見てくださいね!



       そばに寄って来てくれた親子イルカです♪


            
       これは先週の群れ♪


2時間のドルフィンスイムはあっと言う間に終わり、宿へ戻ってとりあえず一息。
今日の夜はBBQだけどこの天気じゃ無理そうだなぁ.......。焼肉パーティー?」
なーんて考えながら天気予報を確認するとまたまた状況が悪化!

このままいると明日の帰り便はほぼ絶望的。
みなさんとも協議の結果、昼の東海汽船上り便で日帰りする事になりました。
他の宿のお客さんも皆、宿の人に勧められたようで船の待合所はごったがえしてます。



雨がひどくなっていく中、東海汽船がやってきました。
船首を桟橋へ向けてロープを投げ......たんですが、え?失敗!
いったんバックして.......あれ?行っちゃうの?

でも桟橋で待機している職員の人たちは動きません。
どうやら仕切りなおしのようです。
なにもそこまで、ってくらい大回りしてもう一度ゆ~っくりと桟橋に接近。
再び船首を桟橋へ向けてロープを投げ......な......い?
え?ここまで引っ張っといて。

.........行ってしまいました。


          御蔵島を去るさるびあ丸


こうなったら次の手段は漁船をチャーターして三宅島へ脱出。
三宅島から明日の東海汽船で帰るしかありません。(三宅だと余程の事がない限り船が着きます)
この日の三宅島はバイクレースで宿もかなり埋まっているハズ。
いつもお世話になっている三宅島バーディーへ速攻電話して宿を確保!(ありがとうございます)

もう一度帰り支度をして"美美庵"で今期最後の"田舎カレー"を食べて港へ。
三宅島からは5隻の船団が荒波を乗り越えやってきてくれました。



この時、実に風速16m!台風まであと1m,です。(風速17m以上が台風)
※ 天気予報では風速8mとなってたんですが…..。

この漁船での脱出。百戦錬磨の僕も油断すると酔っちゃう程でけっこうしんどいんですが、三宅島からのドルフィンスイムってこの往復なんですよねぇ。
昔は御蔵島ではドルフィンスイムをやっていなかったので、イルカに行くのは三宅島から。苦労したもんです。


                雨の脱出劇でございます


どんぶらこと大揺れの船も無事三宅島に到着。
用意してもらってた車でとりあえず宿に向かい、一息ついたあと温泉”ふるさとの湯”へ。
さすがに今日はたっぷり疲れたので温泉がうれしかったのでした。



翌朝着いた東海汽船ですが、早々と、御蔵・八丈島への欠航を決定
普通こういう時は”着発”といって着いてそのまま東京へ折り返してしまうものなんですが、この日は”三宅島バイクレース”のおかげでバイクを積み込んだりという時間が必要だったのか、昼頃の出航になったとの事。この時ばかりはイベントさまさまです。

三宅島は火山島のサンプル?として世界でも有名なんだそうですが、それと同時に野鳥の楽園「バードアイランド」としても有名です。
そんな三宅島のシンボル的な資料館 「アカコッコ館」 へ行って、すっかり顔なじみになってしまったガイドのお兄さんに案内してもらって、その後は火山の噴火跡を見たりしながら伊ケ谷港へ。
ここでもまた一波乱あったんですが、ま、それは置いといてと。

今年最終の御蔵島(~三宅島)ドルフィンツアー。
ご参加のみなさん、本当にお疲れ様でした。
色々とご不便をおかけしましたが、これに懲りずに是非またきてくださいね。

また来年お会いしましょう。