大空を見上げて

日頃感じていること

空の神兵 !細心にして大胆であれ!

2017-11-30 | Weblog

 私は青春時代、空挺隊員になる為習志野で猛訓練を受けていた。高度500m時速300kの飛行機から飛び出す為、体力・精神力は勿論、着地 飛出し 落下傘操縦及び生命を託す落下傘点検等あらゆる事を厳しく教育を受けた。私達の教官は学習院大学で天皇陛下と同級生だったと言う俳優の松平健に似た、とても好感度のいい、男も惚れるかっこいい教官で、名前はHで階級は二尉「中尉」だったと思う。奥様も同大学出の後輩で、私も一度お会いした事があるが、素敵な美人で献身的なクリスチャンでとても優しくされた事を今でもはっきり覚えている。
H教官は教育の中でよく言ってたことが「細心にして大胆であれ」空挺隊員としても、此れからの長い人生においてもこの事を気持ちの中にしっかり刻む様にと教えられた。私はその後の人生の中でいろいろな場面でその事を思い出し、行動に注意した。また、私は長年自動車学校の教官をしたが、指導の中で同じ事をよく言った。「細心にしてかつ大胆に」要するに運転は細心に危険予測をして速度は出す所は出す、落とす場所はしっかり落とす。自分自身の運転もお蔭様で長年無事故である。 そのH教官が10年前亡くなったと噂を聞いた。私にとってH教官は人生の師で心より感謝している。心の中で有難う御座いましたと手を合わせ頭を下げた。

写真は航空自衛隊木更津基地にて(20歳の頃)私は空挺隊員になる為習志野で猛訓練を受けていた頃。

空の神兵  陸上自衛隊 第一空挺団                    同期の桜(空挺29期生)と私前列右