ひげ坊主の散漫な日常

アラ還オヤジのとりとめない日々を、独断と偏見のみで、気ままに書きます。なので、すべて個人的感想です。万端、悪しからず。

バラ色の人生!?「スパゲッチ&ピッツァ みその」(博多・呉服町)

2010年11月02日 | 食べ歩き・酒
もう、ずいぶん長い間、それこそ、10年とか20年のスパンで

気になり続けていたこの店。

この近くの、うどん屋「みやけ」とか、坦々麺の「しま屋」なんかは、何度も来ているのに。

まあ、入店し切らなかった訳は、結構単純で。

パステルカラーのペンキで塗られた外装。これのみ。

何となく、「おもちゃっぽい」というか、「ごっこっぽい」というか。

「男が一人で入る店」という感じではなかったから。

けど、このままにしてもおけまい、とばかり、

行って来ました。平日の11時過ぎ。

木のドアを開けて入れば、

なかなか本格的。

奥の方には、トリコロールに包まれたグランドピアノ。

流れるシャンソン。

「ランチスパゲッチセット(730円)本日はナポリタン」とあったけど、

せっかくなので、本格的なものを。

で、「トマトソース、ベーコンとナス(750円)の大盛り(+100円)プラスパン(+100円)」を頼んだら、

妙齢のママさん、

「アラ、それなら、ランチのナポリタンとあんまり変わらんよ~。

ランチにしたほうがトクよ~」と。

う~む、私としては、「ナポリタン」という名称に、

なんか「安物」、「まがい物」、「ケチャップまみれ」みたいなネガティブイメージを持ってたんで。

でも、まあママさんがそこまで言うなら、ということで、

「ランチスパゲッチセット(大盛り830円)」を。

シャンソンを聞きながら、一人渋く待ってたら、

まずは、

スープ。

熱い、クリーム味。玉ねぎ入り。ちょっと薄味かな?まあでもうまい。

つづいて、

ソフトフランスパン。

フワフワ、熱々。バターもタップリ。丁寧に切れ目が入っている。

で、パンを少しちぎって味わってると、

やってきました。

ナポリタン(大盛り)!

一目見て、「これは、いける!」の直感。

そのとおり!

熱々の麺とトマトソース、ソーセージ、玉ねぎ、ピーマン、マッシュルームのまさに饗宴!!

こりゃ、実に本格的なパスタ料理!

「ナポリタン」という名前で、損してると思うけどなあ~

量もタップリで。

残ったソースに、パンをドップリ浸して、お腹いっぱい!

良心的な、ママさんに感謝!メルシ~・ボ・ク~

今度は金曜日の夜に、シャンソンを聴きに来るよ、マドモアゼ~ル!

なんか、舌ったらずで、小生意気(に聴こえる)なシャンソンのフランス語の影響か?

気分はパリジャン。

街行くオイラは、イブ・モンタン。

明治通りは、シャンゼリゼエ~。

渋いジジイは、ジャン・ギャバン。

トッポイ兄ちゃん、ベルモンド。

カッコつけてる、アラン・ドロン。

いつもはうるさいバスアナも、

「発車します、停まりますシルブ・プレ」

お洒落なねえちゃん、ココ・シャネル。

妖艶マダムは、ジャンヌ・モロー。


辛い事があったって、

うまい食べ物と、大好きな人と、音楽があれば、(あと、酒?金?う~ん。)

ラ・ヴィアン・ローズ(バラ色の人生)!☆☆☆☆☆