福田ちえのときどき日記

日々の活動や雑感を掲載いたします。

祖母の「米寿」の集いで・・・

2006年03月05日 | 活動報告
               近くに住む親戚と祖母を囲んで


祖母の「米寿を祝う会」をささやかに開きました。

2年前に連れ合いと死別し寡婦となってからは、要介護1級で、最近は日常生活で体を動かすのも不自由を訴えることがありますが、
今日は大好きな着物に身を包んで、精一杯おめかししてもらいました。

最近は寿命が延びて、80歳、90歳と長寿のお年寄りの数はどんどん増えています。88歳という年齢も、特に珍しい年齢ではなくなりました。

とはいえ、闘病もなく、寝たきりでもなく、耳が多少遠くなったため、たまにとんちんかんで人の話を聞かず自分のことばかり勝手に話すようになってきたとは言うものの・・・、まだまだ自分の足で歩けて、米寿のお祝いの膳にも美味しく箸をつけることの出来る88歳は少し数が限られることを考えれば、祖母が元気で「米寿のお祝い」をうけられたことは、本当に嬉しいことでした。

生まれたときからこれまでの人生。在りし日の祖父との波瀾の人生。
それぞれの時代に、楽しかったこと、嬉しかったこと、悲しかったこと、苦労したこと、頑張ったこと、おもわず笑ってしまうようなこと・・・。
これまでの様々なエピソードに花が咲きました。

深い愛を持ち、常に人のことに思いを馳せ生きてきた祖母。
いつも温かく私たちの人生を支え、また自らも前向きに生きるという姿勢を示し教えてくれる祖母の半生。
感謝の思いで、歓談の途中、胸が一杯になりました。

気がつくと、ひ孫は10人になりました。

祖母の命が、子から孫、孫からひ孫へと伝承されて、こんなに多くの命を育んできたことをあらためて考えた時、不思議な感動を覚えてしまいます。

人の命は絶えることなく伝承していく。

河の流れのように・・・、過去から未来へと・・・
小さい木の芽が枝葉を少しづつ伸ばしながら、いつしか天にも届く大木となっていくように・・・

「米寿のお祝い会」は、家族の優しさ温かさが胸に沁みる初春の佳き集いとなりました。


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