島国ニッポンの山国から

地球温暖化、クルマ社会の諸問題、時評、街作り提言などを島国の中の四方を山で囲まれた山形盆地からのつぶやき

「ちりも積もれば山となる」とはこのこと

2012-04-09 00:28:21 | 原子力発電所

 河川敷にできた土まみれの低い丘陵。
 でも、これらの土はどうも虫やもぐらなども棲めそうな有機的な土壌ばかりとは言えないようだ。
 この「丘陵」の以前の姿はまだまだうず高い白無垢の「雪山」であった。
 つまりはまったく別の色んな場所(主に道路)からダンプカーなどで運ばれて積み重ねられた雪であった。
 ただの雪ならば春の到来とともにすっかり消えたり融けたりして何も残らなくなるはずなのだが、このように河川敷のかなり広い部分に山のように膨大な土の堆積が残っている。
 行政や町内会などから除排雪を依頼された建設業者は道路の雪だけを運んでいるつもりでも、路肩などに堆積された道路粉塵やタイヤに付着して後で路上の雪と混じってしまった工事現場の泥なども一緒に運んでしまう。
 また、積雪にはほんの“微量”ながらクルマの排気ガスに含まれていた二酸化硫黄や二酸化窒素などの汚染物質の微粒子も含まれている。
 むろん、道路粉塵や泥、排気ガス含有物質は運ばれた雪の量のごくごくわずかでしかない。
 でも、雪が融けてしまった跡に残された「土」の丘陵もかなりの高さである。
 それゆえ、これを見ただけで、すさまじく膨大な量の雪が市内各地の道路から運ばれたことに驚愕してしまう。
 つまり、そのためにも二酸化炭素も除雪車やダンプカーなどから凄い量が排出されたことになる。
 この「河川敷にできた新しい丘陵(ぼた山)」の「土」の成分のかなりの割合がクルマが起因の有害物質だとすると、微量のセシウムとは比較にならないほど健康に有害であると申すべきかもしれない。

 ↑ 3月31日の記事の見出し写真と同一だが、この時点(3月24日撮影)ではまだ残雪が見えていた

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