自宅から徒歩6分の所に城跡公園がある。
この城跡公園は「国指定史跡」になっているだけあって、城跡としての輪郭が明確で、環濠と土塁に囲まれた全体が史跡公園となっている。
だが、本来城には必要最小限の樹木しかないはず。
あまり樹木が多いと、敵軍がこの城を攻めてきた場合、敵兵の姿が樹木に隠れて見えなくなってしまう。
だから、桜の木が千本も何千本もあるなどということはありえないことで、それらの多くの桜の木は明治以降に植樹されたものである。
ともかくも、この公園内には桜の他にも様々な樹木が多く、市街地の貴重な緑地であり、「現代山形の肺」の役割を担っている。
そしてこの公園内で最も樹高があるのが、上の写真のススカケノキで、高さは34メートル。
ゆえに「霞城公園のスカイツリー」と呼ばれている。
今や世は東京の新名所のスカイツリーの話題でもちきり。
でも、身近な所にもスカイツリーがいくらでもあるのだ。
しかもこれらこそ本当のスカイツリーのはずである。
もっとわが街のスカイツリーを大事にしなくちゃ!
これは2年前の4月の東京スカイツリー
筆者は完成後のスカイツリーにはあまり関心がない。
東京スカイツリー展望室からの眺めは不気味でしかないが、わが町の近くの山の頂からの盆地の眺めこそ壮観で雄大そのもの。