島国ニッポンの山国から

地球温暖化、クルマ社会の諸問題、時評、街作り提言などを島国の中の四方を山で囲まれた山形盆地からのつぶやき

身近にもスカイツリーが

2012-06-08 05:24:23 | 時評

 自宅から徒歩6分の所に城跡公園がある。
 この城跡公園は「国指定史跡」になっているだけあって、城跡としての輪郭が明確で、環濠と土塁に囲まれた全体が史跡公園となっている。
 だが、本来城には必要最小限の樹木しかないはず。
 あまり樹木が多いと、敵軍がこの城を攻めてきた場合、敵兵の姿が樹木に隠れて見えなくなってしまう。
 だから、桜の木が千本も何千本もあるなどということはありえないことで、それらの多くの桜の木は明治以降に植樹されたものである。
 ともかくも、この公園内には桜の他にも様々な樹木が多く、市街地の貴重な緑地であり、「現代山形の肺」の役割を担っている。
 そしてこの公園内で最も樹高があるのが、上の写真のススカケノキで、高さは34メートル。
 ゆえに「霞城公園のスカイツリー」と呼ばれている。
 今や世は東京の新名所のスカイツリーの話題でもちきり。
 でも、身近な所にもスカイツリーがいくらでもあるのだ。
 しかもこれらこそ本当のスカイツリーのはずである。
 もっとわが街のスカイツリーを大事にしなくちゃ!

 これは2年前の4月の東京スカイツリー
 筆者は完成後のスカイツリーにはあまり関心がない。
 東京スカイツリー展望室からの眺めは不気味でしかないが、わが町の近くの山の頂からの盆地の眺めこそ壮観で雄大そのもの。