とんねるず主義+

クラシック喜劇研究家/バディ映画愛好家/ライターの いいをじゅんこのブログ 

悪い噂

2006年04月18日 03時11分41秒 | とんねるずの歌
ひさびさの歌活動レビューでございます!
1993年9月17日発売。全曲作詞・秋元康 作曲・後藤次利。
発売は秋でしたが、新生活がはじまる春に聴いても、すごく良い感じの一枚です♪

「悪い噂」

とんねるちゃんにまつわる悪い噂・・・なんてあったっけ?意識的に見ないようにしてたのかもしれないけど、とにかくそれに対するとんねるちゃんからのメッセージ(挑戦状?)。
昔から、そういう噂とも、たわむれていましたよね彼らは。
わざと噂のタネまいたりしてね。

アップテンポの、元気をもらえる曲ですね。
うさぎさんの影響で、ベースとギターはチェックするようになりました。
この曲は、ごっきーがベース担当しています。


「俺がいる」

このアルバムは、全体的にタカさんとノリさんのボーカル力を前面に出してる印象が。
この曲も、ふたりのハーモニーがとても気持ちいい。
特に高音部がすごくきれい。ふたりともテノールで、高いキーがきれいに出るのですよね。
この曲なんて、普通にドラマの主題歌とかに使えそうな感じ。
とてもいい曲です。
ごっきーベース、大村けんじギター。


「結局のLOVE SONG」

サッポロビールCMソングだった…のかな?
サビの部分はおぼえてる。
付属の小冊子には、各曲にそれぞれ秋元氏の短いコメントがついていて、この曲については「初めは、テレビで使われた部分しかなかったのだが、さすが、天才後藤次利が極上のラブソングに仕上げた」と、あります。
ラテン調の曲なので、どうしても「嵐のマッチョマン」「炎のエスカルゴ」の系統と思ってしまうのだけど、歌詞はまじめです。


「横須賀ロンリーブルース」

「僕が昔、横須賀に住んでいた頃の体験を元に書いた曲」by秋元氏。
道理で、『がむしゃら』でも米軍キャンプを歌詞に入れた曲が多かったはずですね。
ごっきーベース、大村けんじギター。


「腕時計」

タカさんの男っぽいソロ。
腕時計というタイトルが好き。
恋人に腕時計を送るのは、ずっとそばにいてほしいという想いのあらわれなんですってね。
ごっきーベース。


「恋人」

ノリさんソロ。
とってもいい曲です。遠距離恋愛への応援歌。
ワンコーラス目は、アコースティックギターとタンバリンだけの伴奏でノリさんが歌います。
間奏で、大村さんのギターソロあり。
ところで関係ないけど、ある時期、遠距離恋愛がドラマやらCMやらになってずいぶん話題でしたけども、あれはいったいどういうブームだったんでしょうね?いまも遠距離恋愛してる人って多いのかな?


「男の羽根」

くわえ煙草のけむりが
ちょっと染みたみたいに
眉をひそめて
俺は首を振る
・・・タカさんがしそうな仕種ですね♪
ま、ちょっと男の子の言い訳っぽい歌。
ごっきーベース、大村けんじギター。


「adlib」

『がむしゃら』の「セブンスコードを天国にくれ」に続き、ジャジーな一曲。
タカさんは、かなりルイ・アームストロングを意識したボーカルです。
ごっきーベース、大村けんじギター。


「踏んづけちまえよ」

「ディレクターの島野氏が、埼京線の電車の中で、足を踏まれて、持っていたクッキーを落としてしまったという話から、オゾン層を破壊する文明という凶器に警鐘を促すメッセージソング」by秋元氏。
・・・すいません、いまいちよくわからないんですが・・・秋元氏のコメントも、話半分で読んどかないといけないのかしら(汗)
ごっきーベース。


「KATSUAGE」

これまた、元気が出ますね。
特にちょっと疲れ気味の大人のお父さんお母さんに、これを聴いて「KATSUAGE」していただきたい!
ごっきーベース、大村けんじギター。


「やさぐれ」

とんねるずにはバラードの名曲が数多くあるのは、もちろんみなさんご承知でしょうが、これまた酔いどれ系統に入る渋い一曲ですね。
それにしても…これを歌った時、とんねるちゃんはまだ32才。
それがもう「若くはないとわかっていても/流されるなんてできない」なーんて歌詞を歌っちゃうんですから、彼らがいかに早くからトップを走り続けてきたかが、わかるってもんです。
ある意味、「たいへんだったねえ、おつかれ」と声をかけたくなるような…。
ごっきーベース、大村けんじギター。


以上、全11曲。
ふりかえってみると、85年から95年まで、見事に毎年1枚ずつ、きわめてコンスタントにアルバムを出していたとんねるちゃん(85年のみ『成増』と『仏滅そだち』の2枚発売)。
普通のコメディアンにできる技ではありません。
特に歌謡大賞を受賞してからは、ためらわず自信を持って"歌手"していたふたりがいました。


当ブログでも、アルバムレビュー今回でちょうど10枚め。これからもよろしくお願いします。
願わくば、新しいアルバムの紹介ができると、うれしいのですけれどね。






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