とんねるず主義+

クラシック喜劇研究家/バディ映画愛好家/ライターの いいをじゅんこのブログ 

森田芳光

2011年12月21日 15時01分08秒 | とんねるずの映画


映画監督森田芳光が、死んだ・・・・・・・・・

そろばんずく CM




森田作品で妻と出会った木梨憲武「信じられない思い」(スポニチ・アネックス)


ウソでしょ。ウソだよね!?
まだ、61才だよ。
だけど、もう61才だったんだね。
このひとはいつまでたっても、「今」の人だと思ってた。
「今」の感覚を、けっして失わない人だ。
兄貴のような存在だ。
新作が公開されるたびに、わくわくした。
駄作とけなされまくろうとも、傑作ともちあげられようとも、森田芳光はずっと森田芳光だった・・・


いまシリーズで書いている「とんねるずイズム」の次の記事(男男-3)で、『そろばんずく』をあらためてとりあげるつもりでいた、その矢先でした。
<『そろばんずく』はバディ映画なのか>というテーマで書くつもりで、DVDを観直そうかなと思っていたところでした。

男同士の友情は、森田芳光映画の大きなテーマのひとつです。
『家族ゲーム』の吉本と茂之。『それから』の代助と平岡。『悲しい色やねん』のトオルと恵。『間宮兄弟』の間宮兄弟。完成したばかりの最新作『僕達急行 A列車で行こう』の小玉と小町。そして、『そろばんずく』の春日野と時津風・・・

森田芳光が、とんねるず唯一の主演映画のメガホンをとったことは、偶然ではなかった。必然だった。

うーん。ショックだな・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




映画『僕達急行 A列車で行こう』特報






わたしが森田芳光の味方でありつづける理由の8割くらいは、この映画に負っている。

映画『それから』メイン・テーマ



アマゾンの『それから』カスタマーレビューに「(公開当時劇場で)最初に『文部省選定』の文字が映し出され、館内に笑いが起こっていました」とある。森田芳光らしい、いい話だ・・・












最新の画像もっと見る

10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (FUJIWARA)
2011-12-21 16:10:08
家族ゲームなんか好きでした。
早すぎますね・・・
合掌。
返信する
FUJIWARAさん (ファイアー)
2011-12-22 12:35:34
なんかね・・・ショックです。
観てない作品いっぱいあるし、
必ず新作を劇場で観てたとかでもないんだけど、
なんとなくいつも身近に感じてたので・・・
返信する
踊り続けるしかない (jiron)
2011-12-28 02:15:24
そろばんずくは高校の友人たちと観に行きました。
私はト社とラ社の攻防を純粋に楽しんでいたのですが
友人はみんな同時上映のおニャン子目当てで///(笑)
今となっては懐かしい思い出です。

家族ゲームには小・中学時代の友達(女の子)がチョイ役で出ていました。
今となってはすっかりオバサンになってしまった(はずの)彼女も
この作品の中では永遠に中学生なんですよね。
ちょっぴり羨ましいです。
彼女、元気かなあ。
返信する
jironさん (ファイアー)
2011-12-28 03:40:47
たしかjironさん、「寝た子も起きる子守唄」がいちばん好きだって
前におっしゃってませんでしたっけ?
ほんと名曲だし、『そろばんずく』の思い出と直結してますよね。
お友達が『家族ゲーム』に!?
それはすごい・・・
その方も、いまいろんな思いがよぎっているかもしれないですね。
返信する
「間宮兄弟」再見しました。 (ki-chi)
2013-05-28 09:51:38
実に6年ぶりに改めてじっくり見直したのですが、いやあ、すごく面白かったです!もう初めから終わりまで笑い通しでした。ファイヤーさんの言う「セルフパロデイ」も、さっそく冒頭で見つけました。うれしかったです。

私がとても印象に残っているのが、佐々木蔵之助演じる兄が出張先で「一日の終わりにこうやって話ができる相手がいるのがとてもうれしい」(正確には覚えてないです。)というシーンです。

今回どうしてこの映画がこんなに心に沁みるんだろう、と考えたのですが、やはり東日本大震災があったことが大きいのかなと私は思います。私自身は東京在住なので津波による被害や建物が倒壊した、という被害にはあいませんでした。それでも、あのいままで経験したことのない揺れと、原発事故をめぐる報道の錯綜、そして近所のスーパーから物が一斉になくなったことなどの出来事を私は一生忘れられないだろうと思います。

こうしてみると、まだたった6年前の映画なんですね・・・。「なんでもない日常」がこんなに愛しいと思えるなんて、中学生だった当時は考えもしなかったです。
返信する
ki-chiさん (ファイアー)
2013-06-02 10:16:36
すっかりお返事が遅れてすみません!
仕事とか何とかでブログ記事を書くことができなくって、
お返事のほうもそのままになってしまってました。

わたしも「映画野郎」のコラムを書くために最近『間宮兄弟』見直しました。
ほんとに傑作だと思いましたね。
森田監督は、やはり日本の中でもとびぬけた才能だったんだなあとあらためて思いました。

>私がとても印象に残っているのが、佐々木蔵之助演じる兄が出張先で
「一日の終わりにこうやって話ができる相手がいるのがとてもうれしい」

わたしもなんですよ!
劇場で観た当時は、さほど印象に残らなかったんですけどね。
一応これはギャグシーンですけど、なかば本気でもあるんですね。

最近日本映画がバディものブームなのも、震災の影響もすくなからずあるのかもしれないですね。
返信する
なにかと忙しい水無月ですが・・・。 (ki-chi)
2013-06-26 11:44:35
お久しぶり(?)です。私も激烈に忙しい日々を送っています。時々ファイヤーさんのブログにお邪魔しては、「ああ、忙しのは私だけじゃないんだな」と安心する日々です。

お互いに体には気をつけましょうね。

それでも映画を観る余裕だけは、と思い時間を死守しています。その結果、連日寝不足に・・・嗚呼。

さて、近況ですが、ここ数か月見る映画がとことん60年代~70年代邦画にシフトしつつあります(苦笑)。去年の今頃はイギリス映画ブームだったのに。なかでも非常によかったのは、

「反逆のメロディー」、「青春の殺人者」でした。
原田芳雄、地井武夫、藤竜也、梶芽衣子・・・もう皆かっこよすぎてしびれます!ただ私が好きになった俳優や監督は、魅力を感じたころにはすでに死んでいることが多いんですよ(泣)森田芳光もですが。だから、ジュリーはお元気なうちに巡り合えて本当にうれしいです。
返信する
ki-chiさん (ファイアー)
2013-06-27 11:33:32
おひさしぶりです。
ご訪問くださってるんですね、ほんとありがとうございます!

>それでも映画を観る余裕だけは、と思い時間を死守しています。その結果、連日寝不足

えらい!わたしも見習わないと・・・

>原田芳雄、地井武夫、藤竜也、梶芽衣子・・・もう皆かっこよすぎてしびれます

シブい!
ki-chiさんが関西におられるなら、ぜひわたしの映画の師匠たちに紹介したいくらいです。
皆さん大喜びだと思いますわ。
本能のおもむくままに突き進んじゃってください。楽しいのが一番^^
返信する
梅雨明けしましたね! (ki-chi)
2013-07-08 10:04:19
暑いです!連日35度越えだなんて8月になったらどうなっちゃうんでしょうか。そちらも暑いですか?

わたしのほうは、とりあえずひと山は超えた感じです。まだまだありますが(汗)というか、これから「就職活動」という人生最大の山場を越えなければならないので、いまはその準備中です・・・。とりあえずやるだけのことはしようと思います。

就職先が決定して落ち着いたら、関西方面の名画座に行きたいな~なんて思っています。そこで「タイガース特集」が観れたらもう何も思い残すことはないです(笑)

ファイヤーさんの「映画の師匠」の方々、いつか紹介していただければうれしいです♪それまでにたくさん60・70年代邦画を中心に見漁っておきますから☆
返信する
ki-chiさん (ファイアー)
2013-07-09 03:31:16
これから就職活動なのですね。ムリしすぎずがんばって^^
景気も徐々に上向きですし、ちょうど良い時期かもしれないですね。
落ち着いたらぜひぜひ関西へいらしてください。
タイガース特集、今年はやるのかどうかシネ・ヌーヴォの人に聞いときますね。

いやーそれにしても暑いです!
7月ってこんなに暑かったでしたっけ??
返信する

コメントを投稿