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時代劇の通りじゃないか

2010年06月17日 | ツッコミ
時代劇に登場する丁半バクチのシーン。たいていはイカサマで負けてしまうのだが、運良く勝ってもいいことはない。金の受け取りを要求すると「勝ち逃げは許さない」とボコボコにされる。あるいはその場で金を受け取れても、村外れの森にさしかかったところで突然現れる胴元の手下に囲まれて斬られてしまう。もちろん木枯らし紋次郎だったりすれば、胴元の手下は逆に斬られてしまうのではあるが。いずれにせよ、ヤクザの賭博に付き合ってもいいことはない。これが時代劇の定石である。

話題の琴光喜関、「昨年12月に野球賭博で勝った数百万円の支払いを部屋関係者を通じ求めたが、逆に元暴力団関係者から脅され、口止め料として現金を要求されて300万円を支払い、さらに1億円を要求された」というのだから、時代劇のシーンとまったく同じである。

「脅され、300万円払った」 琴光喜関、元組関係者に(朝日新聞) - goo ニュース
2010年6月16日3時0分
 大相撲の大関・琴光喜関(34)=本名田宮啓司、佐渡ケ嶽部屋=が野球賭博をめぐり、14日に警視庁の事情聴取を受けたことが捜査関係者への取材でわかった。琴光喜関は野球賭博をしていたと認め、元暴力団関係者に脅され現金300万円を支払ったと話したという。琴光喜関は日本相撲協会にも野球賭博への関与を認めており、15日の協会の臨時理事会で師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)から謹慎するとの報告があり、了承された。名古屋場所(7月11日初日、愛知県体育館)は休場する。
 捜査関係者によると、警視庁の再聴取は14日に行われた。琴光喜関は、昨年12月に野球賭博で勝った数百万円の支払いを部屋関係者を通じ求めたが、逆に元暴力団関係者から脅され、口止め料として現金を要求されて300万円を支払い、さらに1億円を要求された、などと話したという。
 警視庁は夏場所14日目の5月22日の取組後にも事情聴取したが、このとき琴光喜関は賭博への関与や恐喝被害について「言えない」と説明を拒んでいたという。
 また、協会の武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)は15日、琴光喜関が13日夜に武蔵川部屋(東京都荒川区)を訪れ、野球賭博へのかかわりを認めるとともに、恐喝されたと話していたことを明らかにした。当初、事実を認めていなかったことについて理事長は「脅されていたことを含め、自分だけではなく、家族も危険ではないかという思いがあり、なかなか認めることができなかったのではないか」と話した。
 しかし協会は14、15の両日に監督官庁の文部科学省に問題を報告した際には、このことを説明していなかった。
 協会の調査に対し、琴光喜関のほか28人が野球賭博、36人が花札や賭けゴルフなどにかかわったと自己申告した。協会は力士らの上申書を警視庁に提出。警視庁は力士らから順次事情を聴く方針だ。
 協会はこの日の理事会では正式な処分を下さず、ひとまず厳重注意とすることを承認。武蔵川理事長は「警察の判断を見て、どうするか協議する」と処分を先送りにした理由を説明した。琴光喜関以外の64人の名は「捜査に影響する」として理事会でも公表されなかった。64人は名古屋場所にも出場する。