昨日突っ込んだ「nanacoがEdyを抜いた」という話、別に嘘があるとか数字の捏造があるとか、そんな指摘をしているわけではない。
新聞やネットで調べられるデータを当たってみると面白いことが分かった。まず、2007年7月12日の日経新聞に載った電子マネーの発行枚数や利用件数は1週間以上前、2007年7月4日の日経産業新聞に載っている。

この記事、全文を読むと分かるが、Edyが順調に普及しているという記事である。表にはnanacoの利用件数がEdyを上回っているのが現れているが記事本文では一言も触れていない。
nanacoの6月利用件数が3000万件というのはセブン&アイ・ホールディングスのWebページにニュースリリース(PDF)が上がっている。このリリースに書かれているのは「6月 月間利用件数 約3,000万件」ということ。利用件数が何を意味するかなどについての言及はない。電子マネーなんだから買い物に使うだけでなく、チャージも必要、残高照会も必要。それらをひっくるめて利用件数として発表しているのかも知れない。買い物の決済に利用された回数とは書いてない。
もちろんEdyの利用件数も何を意味するのかはっきりとしていない。だから昨日のツッコミでは「データは比較できるモノなのか疑問」と書いた。嘘はなくても比較できる性格ではないデータを比較して議論しても意味がない。ただ私の皮膚感覚としてはnanacoがEdyを抜いているとは思えない。
新聞やネットで調べられるデータを当たってみると面白いことが分かった。まず、2007年7月12日の日経新聞に載った電子マネーの発行枚数や利用件数は1週間以上前、2007年7月4日の日経産業新聞に載っている。

この記事、全文を読むと分かるが、Edyが順調に普及しているという記事である。表にはnanacoの利用件数がEdyを上回っているのが現れているが記事本文では一言も触れていない。
nanacoの6月利用件数が3000万件というのはセブン&アイ・ホールディングスのWebページにニュースリリース(PDF)が上がっている。このリリースに書かれているのは「6月 月間利用件数 約3,000万件」ということ。利用件数が何を意味するかなどについての言及はない。電子マネーなんだから買い物に使うだけでなく、チャージも必要、残高照会も必要。それらをひっくるめて利用件数として発表しているのかも知れない。買い物の決済に利用された回数とは書いてない。
もちろんEdyの利用件数も何を意味するのかはっきりとしていない。だから昨日のツッコミでは「データは比較できるモノなのか疑問」と書いた。嘘はなくても比較できる性格ではないデータを比較して議論しても意味がない。ただ私の皮膚感覚としてはnanacoがEdyを抜いているとは思えない。