歌え!だらリーマン

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金融リテラシー欠如

2007年07月16日 | ツッコミ
被害に遭った人はお気の毒だが、クレジットカードの機能を知らないという金融リテラシーの欠如が招いた被害であるという側面も否定できない。確かに知り合いから頼まれたら断りにくい。「皆さんにお願いしているんですよ」などと頼まれて、すでに申し込んだという知り合いがその場にいたりしたら非常に断りにくい空気になる。

ただ、届いたカードを犯人に渡してしまうのだけはいただけない。心を鬼にしても断らなければ。

被害金額は犯人が弁償できるはずもない(ドーセ財産がない)。カード会社はホンモノのカードと暗証番号を使って引き出された金だから当然被害者に請求する権利がある。被害者が払いたくない気持ちは痛いほど分かるが払わざるを得ないだろう。カード会社を相手取って訴訟したところで一人当たり40万円では仮に勝訴したところで経済的メリットは薄い。

報道を見る限りではカード会社に大きな過失があったとは思えない。大きな事件として報道されたという特別の事情に配慮して、カード会社が「利息部分は請求しない」という程度が関の山なのではないかと思う。

しかし被害者が50人っていうことは、犯人の直接の知り合いだけじゃなくて、被害者が別の被害者を紹介したという例も多かったのではないか。結果的に犯人に加担してしまった「被害者」は針のむしろである。被害者同士の連帯はかなり難しいだろう。
ヤミ金指南?手口、大阪の主婦が知人らの詐取カードで借金
 大阪府和泉市の主婦(37)が、大手コンビニエンスストア「ファミリーマート」(東京)が発行するクレジット機能付きのポイントカードを知人の主婦ら約50人からだまし取り、約2000万円を勝手に借りていたことが、府警の調べなどでわかった。

 「ヤミ金融業者に手口を教わった」と供述しており、府警は窃盗容疑などで立件する方針。

 調べなどによると、主婦は昨年10月~今年5月、知人の主婦らに「夫の取引先の関係でポイントカードを作らせてほしい」と持ちかけ、インターネットでカードを申し込んだ。

 申し込みの際、主婦は暗証番号を勝手に決め、メールアドレスも自分のものを記入。カードは受け取る際に本人確認書類の提示が必要な「本人限定受取郵便」で知人らに配達されたが、主婦は「それは仮のカード。正規のものと交換する」と偽って手に入れ、1枚につき10万~50万円を勝手に借り出していた。

 5月中旬、被害者の1人が同社に問い合わせ、金を借りていたことが発覚。府警が主婦から事情を聞いたところ「生活費欲しさにやった」と認めた。「ヤミ金融からしか金を借りられなかった。返済に行き詰まると、今回の手口を教えられた」と供述しており、府警は、ヤミ金融業者についても詳しく調べる。

(2007年7月14日14時35分 読売新聞)
もちろん一番悪いのはヤミ金業者だが、この件について弁償させるのはかなーり難しいような気がする。別件で法定利息を超えている事例を探して(って、ヤミ金だから全部超えているとは思うが)ブタバコにぶち込めたらいい、という程度だと思う。

クイック・ペーと鳴く

2007年07月16日 | ボケ
13日はQUICPayの初使いができなかったが、その日帰って自宅そばのローソンで使うことができた。初めて聞いた決済音はおもちゃの蒸気機関車の「シュッ・シュー」みたいな感じがした。

ネット掲示板を見ていると合成音声でQUICPayとしゃべっているらしい。その予備知識を仕入れてもう一度でローソンでQUICPayを使ったら「クイック・ペー」と鳴いているのがわかった。「ハヤシヤ・ペー」とか「アッカン・ベー」などのバリエーションはないのか。