ヨーグルト工場

チョコレート工場の秘密といえばロアルド・ダールの児童文学(といっていいのかな?)で、去年再映画化されたものが間もなくDVDで発売される。という話とは関係ないのだが写真は我が家のヨーグルト工場の秘密。

保温調理鍋を買ったのをきっかけにしてヨーグルトを作り始め、暑い頃は発泡スチロールの箱で作っていた。ところが寒くなってくると発泡スチロール箱では保温力が足りない。真空保温の保温調理鍋なら保温力抜群でよいのだが、保温鍋はローストビーフにローストチキン、煮物にパスタ茹でと利用シーンが多い。ヨーグルト発酵で24時間ふさがってしまうと不便だった。

そこで発泡スチロールの箱の上にさらに発泡スチロールの板を貼って保温力を強化してみた。何度か実験を繰り返したが、保温力がまだ足りない様子だった。そこで種になるヨーグルトを増やしてみたらなんとかうまく行くようになった。初期から発酵が活発で発酵熱がたくさん出るだろうと思った。

今回はさらに改善を加えた。いままでキッチンの天袋に発泡スチロール箱を入れていた。ところが天袋の戸を開けると冷気が降りてくる。その天袋の裏側は廊下になっていて、キッチンよりも寒いからだ。そこでリビングに面した天袋に箱を移転してみた。同じ天袋とはいってもこっちの方が暖かいはずだ。

ここでちょっと計算。発酵温度が40℃と仮定する。暖かい天袋の温度は人がいればたぶん20℃ぐらいある。一方寒い天袋はこの季節10℃ぐらいじゃないか。発酵温度との差は暖かい天袋で20度、寒い天袋で30度ということになる。つまり暖かい天袋だと保温力3分の2でいいということになる。
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煮て作るローストビーフ

レストランで食べるローストビーフは実にうまい。うまいが家庭で作ることができるものだとは思っていなかった。ローストビーフは本来、オーブンで作るものだが、おそらく素人の手には負えない。絶妙の加熱具合を毎度再現するには修行を積んだ料理人にしかできない、と思う。だが素人には素人の強みがある。温度計を使ってもいいし、失敗してもいい。

オーストラリア産牛もも肉ブロック。100gが92円の安物これまで豚肉や鶏肉をおいしく低温加熱する実験を発表してきた。実は牛肉も1回やってみたのだが、いまひとつ思ったような味にならなくて発表していなかった。

今回また実験して「失敗した」と思ったんだが意外にも成功の目が見えたので記録しておこう。作り方はこれまで豚肉や鶏肉を調理したのと同じ保温調理鍋を使った低温加熱。ローストビーフ風焼豚と同じだ。ただ、牛肉なので温度を低めにしてみた。最大60℃までにしてみた。

鍋からだしたところ失敗したのは、というかこれに関しては成功の目処が立たないのだが、肉がそのものが安物でマズい。100g92円のオーストラリア産の牛モモ肉のブロックだ。どれくらいの肉を買ったらうまいのか分からないので手が出せない。その肉のマズさはさておいて、表面をフライパンで軽く焼いたあと保温調理鍋で1時間ほど加熱したらできた。

見かけは立派だ。切ってみると血がしたたり落ちる。触った感じは非常に柔らかい。切れ端を試食するとイケると思った。しかし…冒頭の写真のようにローストビーフ丼にすると肉が固いのである。ほとんど生肉だから触った感じは柔らかいのに口に入れると固い。これはたぶん良い肉を使うしかないと思っている。

切ってみたしかもご飯の上には血ががべったり付いてしまい、見かけも悪い。これは失敗したと思った。さらに、たれの味とローストビーフがマッチしないのは致命的だと思った。暗澹たる気分になって、とりあえずローストビーフ丼は食べた。食べながら思った。鶏肉は甘いたれでおいしいが、ローストビーフはローストビーフのソースが必要なのではないかと。

薄くスライスしてわさび醤油で食べるとうまいソースを作る手間を掛けるのがいやだったので、翌日はわさび醤油で食べた。これがうまかった。肉が固いのをカバーするために薄く小さくそぎ切りにしたらよかった。家族にも好評だった。こんな安物の牛肉がここまでおいしく食べられるのかと感動の味にできた。保温調理鍋温度計を使えば再現性よく作れるので料理の素人にはお勧めしたい。ちゃんと盛りつけて付け合わせの野菜などを添えればもっとおいしそうに見えるとは思うがそこまでできなくて申し訳ない。
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ブルーレイディスクの半額以下

昨年11月から東芝の32インチ液晶テレビ32Z1000を使っている。当時の価格は22万5000円でEdy払いしたが、さすがに今だともっと安く買えるみたいだ。32Z1000は依然として32インチ液晶として値段の高い部類に属する。しかしハイビジョンの録画システムとして考えると一番安い部類になるのではないか。

32Z1000は地上デジタルやBSデジタルなどの放送をネットワーク上のハードディスクに録画できる。この機能で少々の価格高を補ってあまりある。ネットワーク接続型のハードディスクさえ用意すればUSB2.0を使って別のハードディスクを増設することもできる。USB2.0のハードディスクはめちゃくちゃに安い。しかもどんどん値下がりしている。今だと250GBが1万円チョイで買える。下手するとベアドライブと値段が変わらない。

現時点でデジタル放送を録画するメディアはHDDレコーダーかブルーレイディスクと考えるのが常識的。HDDレコーダーは400G~500GB容量の機種が10万円以上するし、ブルーレイディスクは25GBで3000円ぐらいだ。アイ・オー・データ機器のRec-Potなら250GBが5万円程度。値段ではUSB2.0のハードディスクが圧倒的に安い。ブルーレイディスクを抜き差しする感覚でUSB2.0のハードディスクを適宜抜き差しして録画・保存すれば非常に安価なハイビジョン録画システムになる。
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