The Phantom of the Opera / Gaston Leroux

ガストン・ルルー原作「オペラ座の怪人」

ロシア貴族とノルマンディー人

2007年08月07日 | ルルー原作「オペラ座の怪人」

二次小説を書いていて、ふと思いついたこと。



19世紀だけかはよく分りませんが、ロシア貴族がフランス語を流暢に話せるというのは有名なことです。

(フランスに対する憧れが強かったんでしょうか?)


もちろんそれはフランスのパリなどで話されている標準語というのでしょうか、フランスの貴族の話すようなフランス語だったと思われます。



・・・・で、エリックは北フランス、ノルマンディー地方、ルーアン生まれです。

エリックの生まれた当時(1830年あたり)は鉄道もなかった事を考えると、やはりルーアンあたりで話されていたのは「方言」なのではないか・・・と言うことです。


私たちはついついフランス国中どこでもフランス語と考えますが、フランス語には、パリ中心の、いわゆるイル・ド・フランスの中央フランス語とは別に、ノルマンディー地方の方言やベルギー方面のワロニー方言、西部方言(メーヌ,アンジュー地方),南西部方言(ポアトゥー,サントンジュ地方)などがあるようです。

そこにはヴァイキングやイギリスとの関わりがあるのだと思います。




話は二次創作に戻ります。
最初はエリックが美しいフランス語でフランスの古典文学などを朗読してあげる、と言う場面を考えていたのですが、ちょっと無理だなぁ・・・なんて考えています。

むしろ「完璧なフランス語」を教えてもらう立場だったり・・・。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。