The Phantom of the Opera / Gaston Leroux

ガストン・ルルー原作「オペラ座の怪人」

今日見たバレエ

2012年08月20日 | バレエ

とっても綺麗な美青年です。どなたでしょう?
実はニコラ・ル・リッシュだったりします。私はニコラのバレエは「イワン雷帝」と「ボレロ」、ちらっと「シッダールタ」+「牧神の午後」くらいのなのでこういう美青年メイクのニコラは新鮮です。

ニコラというと私的には宝塚の男役さんのような妖艶なイメージはないのですが、アイライン、アイシャドー、チーク、綺麗に描いた眉となると妖艶オーラを発するものなのですね。オールバックですし。

この画像はニジンスカ振り付け「青列車」。列車に乗って海岸に行き、海辺で遊んだりしました。というようなバレエで楽しい作品です。テニスプレーヤーとかゴルファーも登場。ちょっと一昔前の雰囲気もあります。説明によれば、カメラ、上空からのビラ撒き、週末に海辺に行く、などアメリカ文化の影響を受けたフランスの海辺、みたいな物を描いてるらしいです。


左から「輝く美女」エリザベート・モーラン、「ゴルファー」ローラン・ケヴァル、「テニス・チャンピオン」クロチルド・ヴァイエ、「美青年」ニコラ・ル・リッシュ

私にはどうも「ゴルファー」のローラン・ケヴァルさんが後の「ドンキ」のガマーシュのような気がするのですが・・・、メイクのせいかな?ゴルファーは恋と王位を交換した英国皇太子で、プレイボーイとしてパリで浮名を流していた方がモデルだそうです☆

衣装はシャネル。

 



カデ・ベラルビ。美しい(;゜Д゜)!
躰つきといい、顔といい、素晴らしい美青年です。これでレオニード・マシーン振り付けのスペイン風の踊りを踊るんでしからたまりません。
こちらは「三角帽子」。振り付けはレオニード・マシーン、音楽はファリャ、衣装はピカソ。

はじめで生で見た時は、「すっごい簡素な舞台装置~」「変わった衣裳」とまるで良さがわかっていなかったのですが、素敵です。衣装も画家のピカソがデザインなのですが、服のデザインも素晴らしいですね。


ピカソとレオニード・マシーン

 

天才ダンサー、ニジンスキーの妹のニジンスカは様々な作品を残した振付家でもあります。

今はベジャールで有名な「ボレロ」なのですが、もともとニジンスカがイダ・ルビンスティンのために振付けたボレロがアイディアの発端らしいですね。
舞台一杯に大きなテーブルを設け、その上で踊るジプシーに周囲の人たちが徐々に惹きつけられていく、というものだったそうです。