えりはな の 「いま」を伝えたくて

「いま」目の前にある感動や景色をたくさん伝えたくて、ここを作りました。

ダン・ブラウン 「天使と悪魔」

2009-05-13 12:44:00 | ニューヨーク新生活
この週末の全世界同時公開に先駆けて、日本では特集番組がありましたね。
絵画にはとても興味があり、こちらに来たのを幸いに
たくさん美術館を回っていますが、彫刻にはさほど今まで惹かれませんでした。
が、この番組(世界ふしぎ発見ともうひとつ特集番組があったのを観ましたをみてから、
肌の滑らかな様子を、涙がおちる様子を、こんなに見事に彫刻で作りだせるのかと
映像をみて深い感動を覚えました。

しかし、「天使と悪魔」は「ダビンチ・コード」のようには、読み進まず
3巻読み終えるには少し時間がかかりました。
上巻は、なかなか興味がもてず進まずに数ヶ月が経過、、、、
中巻は惰性で読み進め、だんだんと楽しくなり
そして、下巻は、なんて映画栄えしそうなストーリーだろうと想像しながら
一気に読み終えました。
作者は最初から、映画にすることを前提につくっているのではないかと思ったほどです。

が、今、映画を観るべきかどうかには大きな迷いがあります。
「ダビンチ・コード」は迷わずに観に行きました。
刻々と場面が変化する様子、名画の謎、構造の謎を目で確認したくて、
また各地の美術館を目でみてみたくて。

そういう意味で、ストーリーを映像で表現しているところはよかったのですが
あの長編を映画に落とし込むには、無理があったように感じました。
映画だけ観にいった人は、わけがわからなかったといっていましたし、
とくにラストは、違った印象をもってしまった。。。。

でも、「天使と悪魔」はきっと原作どおりの映像になるような気がしてなりません。だから、その映像の恐怖(殺人に関して)を観ていいものかどうか
それがとても気がかりです。
目で確認することが、果たしていいことなのか、、、、まだ迷っています。