えりはな の 「いま」を伝えたくて

「いま」目の前にある感動や景色をたくさん伝えたくて、ここを作りました。

豚インフルエンザ

2009-05-05 07:51:30 | ニューヨーク新生活
豚インフルエンザを知ったのは、一通の日本からのメールででした。
「日本では今、すごい話題になってるけど、そっちは大丈夫?」という
友達からのメール。

その日、日本領事館からメールが届きました。
NYではある一高校で集団発生している模様、とのこと。

それから数日、現地校から手紙とメールがきました。
予防策として、学校での食事の前に消毒、手洗いなどを徹底させる、
風邪の兆候があったら、休ませることなどが書かれていました。
咳でも鼻水のひどいのでも、熱がなくても帰されるし
熱がでた翌日は登校禁止、
感染病(ようれん菌や水疱瘡など)は医師の手紙がないと登校できないので
日本の学校よりは、感染に関しては徹底していると思うのですが
それでも、感染者がでたその家族、その家族が通っていた別の学校での感染拡大など
その後の領事館からのメールでは、拡大の一途をたどっているようにみえます。

日本のニュースをみるほどではありませんが
ネットで書かれていること、成田での異様な検査などをみると
国民性の違いを大きく感じざるをえません。

まだ、日本で発見されたわけでもなく、
疑わしい人はそく検査をして隔離し、陰性であるとの報告が続くなか、
それほどにパニックに近い騒ぎは、遠くからみるととても異様に感じます。
先々まで想像させるような報道の騒ぎ方もかかわっているのでは、と思います。

アメリカ人は、もちろん用心はしていると思います。
が、NYでは、防犯上からマスクは奨励されていません。
バスや地下鉄は少し人が減っていると聞いています。
人が多く集まるところ密集するところへは、
あえて出かけないのかもしれません。
神経はつかっていると思いますが、パニックめいた感じはうけませんし、
そのような報道のされかたもされてないように感じます。
事実を事実として受け止め、感染が拡大していることは感じています。

同じNYでも、限られた地域だけの感染だと最初は少し安心していましたが
わたしが住んでいる地域(タウンは不明)でも
感染者が2名でたと領事館からのメールにありました。
お隣コネチカット州でも、NJ州でも感染者が報告されています。
この郡とコネチカット、NJには、大勢の日本人駐在員が住んでいます。

だからといって、手洗いうがい、睡眠栄養、人混みを避ける以外に
対処することはできず
どうか家族や友達の誰もがかかりませんように、
無事であるようにと祈るばかりです。

この夏、一時帰国で体験入学をする予定のお子さんをもつお母さんたちは
別の意味の心配をしていました。
入国での時間がかかること、以外に
アメリカ、NYから来たという子どもたちを、
豚インフルの偏見でみられないかという心配です。
帰国後、1週間以上たってからでないと、登校してはいけない、などの
制限もつくのでは?と話にのぼったり。

早くおさまる方向にむかうことを願うばかりです。