沢木耕太郎 『彼らの流儀』
【内容情報】
男はその朝、サウジアラビアの砂漠に雪を見た。大晦日の夜、女は手帳に挾み込む緊急連絡先の紙片にどの男の名を記すべきか思い悩む。「今」を生きる彼もしくは彼女たちの、過去も未来も映し出すような、不思義な輝き方を見せる束の間の時…。生の「一瞬」の感知に徹して、コラムでもエッセイでも、ノンフィクションでも小説でもなく、それらすべての気配を同時に漂わせる33の物語。
これは・・・感想を書くのが難しい。
毎度の事ながらこれも面白かった。(小学生並みの感想だなぁ。
あとがきから引用するが、この本は他のエッセイと違って<コラムでもなく、エッセイでもなく、ノンフィクションの作品とも異なるものになって>いる。しかし、小説ではないのだけれど<同時にそれらすべての気配を漂わせるものになって>いる。
誰かの一部を切り取ってそれを書く。何でもない一部なのだけど、それが深く何かを感じさせる。
著者自身のことを書いている部分があった。これは珍しいんじゃないかと思う。
なかなか味がある一冊だ。
【内容情報】
男はその朝、サウジアラビアの砂漠に雪を見た。大晦日の夜、女は手帳に挾み込む緊急連絡先の紙片にどの男の名を記すべきか思い悩む。「今」を生きる彼もしくは彼女たちの、過去も未来も映し出すような、不思義な輝き方を見せる束の間の時…。生の「一瞬」の感知に徹して、コラムでもエッセイでも、ノンフィクションでも小説でもなく、それらすべての気配を同時に漂わせる33の物語。
これは・・・感想を書くのが難しい。
毎度の事ながらこれも面白かった。(小学生並みの感想だなぁ。
あとがきから引用するが、この本は他のエッセイと違って<コラムでもなく、エッセイでもなく、ノンフィクションの作品とも異なるものになって>いる。しかし、小説ではないのだけれど<同時にそれらすべての気配を漂わせるものになって>いる。
誰かの一部を切り取ってそれを書く。何でもない一部なのだけど、それが深く何かを感じさせる。
著者自身のことを書いている部分があった。これは珍しいんじゃないかと思う。
なかなか味がある一冊だ。