うきくさの うへはしげれる ふちなれや ふかきこころを しるひとのなき
浮草の 上はしげれる 淵なれや 深き心を 知る人のなき
よみ人知らず
私は、浮草がしげって深さのわからない淵のようなものなのだろうか。あの人を思う深い心を知ってくれる人がいないのは。
「知る人」は周囲の人ではなく、作者が思いを寄せる相手本人を指しているようにも思います。知る人のない思いの深さを、水草に覆われて深さのわからない淵に喩えるという発想の機智ですね。
うきくさの うへはしげれる ふちなれや ふかきこころを しるひとのなき
浮草の 上はしげれる 淵なれや 深き心を 知る人のなき
よみ人知らず
私は、浮草がしげって深さのわからない淵のようなものなのだろうか。あの人を思う深い心を知ってくれる人がいないのは。
「知る人」は周囲の人ではなく、作者が思いを寄せる相手本人を指しているようにも思います。知る人のない思いの深さを、水草に覆われて深さのわからない淵に喩えるという発想の機智ですね。