漢検一級 かけだしリピーターの四方山話

漢検のリピート受検はお休みしていますが、日本語を愛し、奥深い言葉の世界をさまよっています。

古今和歌集 0434

2021-01-06 19:51:43 | 古今和歌集

ひとめゆゑ のちにあふひの はるけくは わがつらきにや おもひなされむ

人目ゆゑ のちに逢ふ日の はるけくは わがつらきにや 思ひなされむ

 

よみ人知らず

 

 人目を忍ぶために、次に逢う日がずっと後になるのならば、あの人は私のことを恨めしく思うだろうか。

 「のちにあふひの」に「あふひ(葵)」、「わがつらきにや」に「かつら(桂)」を詠み込んでいる点でも、また歌意においても 0433 と同じ趣向ですね。



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