漢検一級 かけだしリピーターの四方山話

漢検のリピート受検はお休みしていますが、日本語を愛し、奥深い言葉の世界をさまよっています。

古今和歌集 0241

2020-06-27 19:22:09 | 古今和歌集

ぬししらぬ かこそにほへれ あきののに たがぬぎかけし ふぢばかまぞも

主しらぬ 香こそにほへれ 秋の野に 誰がぬぎかけし 藤袴ぞも

 

素性法師

 

 誰のものかわからない香りがただよっている。秋の野に、誰が脱いで置いて行った藤袴なのか。

 三首続いた藤袴歌の最後。その芳香と「袴」という名から、言葉遊び的に和歌に詠まれることが多いのでしょうか。ただこれらの歌が和歌として趣が深いのか、興趣溢れる良い歌なのかどうか、正直今の私には余りピンと来ていません。(苦笑)  まだまだ勉強不足ですね。 ^^;;