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漢検一級 かけだしリピーターの四方山話

漢検のリピート受検はお休みしていますが、日本語を愛し、奥深い言葉の世界をさまよっています。

古今和歌集 0097

2020-02-04 19:39:23 | 古今和歌集

はるごとに はなのさかりは ありなめど あひみむことは いのちなりけり

春ごとに 花のさかりは ありなめど あひ見むことは 命なりけり


よみ人知らず

 

 春が来るたびに花の盛りは必ずあるだろうけれど、それを見ることができるのは、命あってのものであるよ。

 毎年きまって盛りを迎える花の命に比べて、それを見られなくなるときが必ずやってくる人の命のはかなさに思いを馳せる。