インターネットの時代になって、海外に住んでいてもパソコンのスイッチを入れれば日本の状況がだいたいつかめるという便利な世の中になった。
ところが、香港にあって活字に餓えてきてしまった。日ごろから新聞と月一冊ぐらいの文庫本がせいぜいという私なのに。うまく説明できないが、インターネットと毎朝配達される日本経済新聞衛星版だけでは、よく知ることの出来ない日本の姿があるようなのだ。その一端は、新聞におまけのようにもれなくついているテレビ欄に垣間見ることが出来る。
ワイドショーは半分はわからない。新聞の週刊誌の広告を丹念にチェックしているとわからないうちの10%ぐらいは輪郭が見えてくるがやっぱりわからない。歌番組やドラマはもっと悲惨だ。筋や流行歌がわからないのは当然としても、出演者や歌手の顔と名前が一致しない、というか歌手にいたっては名前すら知らない。いや、グループなのか個人なのか、男性か女性かもわからない。だから帰国してもテレビは自然に見なくなります。
こんな状況の中で、日本国とつながる蜘蛛の糸のような存在になっているのが、社内連絡郵便の中に入ってくる、読み古しの週刊誌なのだ。記事の信憑性や新鮮さなんて問題外。これだけ読み応えのある書類は職場では他にないのです。結果がわかっている選挙の予想記事みたいなのもたまにはあるけど、だいたいの記事は半年ぐらいのずれはほとんど影響しない。特に随筆は連載をまとめたものが文庫本化されるものばかりだから、文庫本の読者よりは早い、ということにもなる。週刊誌はよくよく見ると、見開き文字だけ、というページがまったくないのですね。これが新聞との違いです。飽きさせないように工夫しているのですね。絵や写真や図や囲みなどアクセントがあるし、短い記事なら1ページ、随筆だと2ページが多いのですきま時間の気分転換にもいい。
ということで、配給品にはかなり重宝しております。
ところが、香港にあって活字に餓えてきてしまった。日ごろから新聞と月一冊ぐらいの文庫本がせいぜいという私なのに。うまく説明できないが、インターネットと毎朝配達される日本経済新聞衛星版だけでは、よく知ることの出来ない日本の姿があるようなのだ。その一端は、新聞におまけのようにもれなくついているテレビ欄に垣間見ることが出来る。
ワイドショーは半分はわからない。新聞の週刊誌の広告を丹念にチェックしているとわからないうちの10%ぐらいは輪郭が見えてくるがやっぱりわからない。歌番組やドラマはもっと悲惨だ。筋や流行歌がわからないのは当然としても、出演者や歌手の顔と名前が一致しない、というか歌手にいたっては名前すら知らない。いや、グループなのか個人なのか、男性か女性かもわからない。だから帰国してもテレビは自然に見なくなります。
こんな状況の中で、日本国とつながる蜘蛛の糸のような存在になっているのが、社内連絡郵便の中に入ってくる、読み古しの週刊誌なのだ。記事の信憑性や新鮮さなんて問題外。これだけ読み応えのある書類は職場では他にないのです。結果がわかっている選挙の予想記事みたいなのもたまにはあるけど、だいたいの記事は半年ぐらいのずれはほとんど影響しない。特に随筆は連載をまとめたものが文庫本化されるものばかりだから、文庫本の読者よりは早い、ということにもなる。週刊誌はよくよく見ると、見開き文字だけ、というページがまったくないのですね。これが新聞との違いです。飽きさせないように工夫しているのですね。絵や写真や図や囲みなどアクセントがあるし、短い記事なら1ページ、随筆だと2ページが多いのですきま時間の気分転換にもいい。
ということで、配給品にはかなり重宝しております。