地方の女たち

夜の街で出会った女達と男達

コロナと共に・・・

2020-07-27 13:17:45 | 日記

与論島、、、なんとなく沖縄かなと思ってる人も多いかもしれませんね。

確かに沖縄の北端から約20kmと近いのですが、、、鹿児島県ですね。

 

その与論島で新型コロナウイルスの感染者が出て大きな問題となっています。

与論島は島全体が一つの自治体・与論町なので島民のつながりはより一層強い事と想像できます。

 

事の始まりは、、、

22日に与論徳洲会病院の20才代の女性看護師の感染以後、患者や親族や知人に広がった様子です。

23日  11人

24日  11人

25日  6人

26日  5人

 

人口は約5000人で島民は不安の最中でしょう。

観光産業が大きな収入源のだが、ほとんどの飲食店は休業になっているらしい。

島の人の話では、、、

スマホにメッセージの通知音が鳴り、スマホを見ると「知っている人の名前ばかり」と。

徳島でも以前に山間部の女の子が感染して、その事が町の有線放送で流れると。 その付近の人は直ぐに誰かを知ることに成ります。 狭い地域では関りが深く、他の家の子供が何をしているかはお互いに知っています。

都会のマンション暮らしで、隣の人が何処に勤めているのかさえ知らない場合が多いのとは違います。

これはそれぞれに一長一短あり、どちらを選ぶかは本人次第ですね。

ただ、こういう違った環境の地域が集まり国が構成されている事を忘れてはいけない。

 

「withコロナ」、、、こんな生活様式は与論町では絶対にありえません。

どんな方法を用いても、新型コロナウイルスは絶滅させなければ与論町は生きていけないでしょう。

この町で感染者に対応できる人数はごくわずかです。感染医療の整っている所に移動するにしても、誰がどうやって移動させるのか。少人数なら手段は有るかも知れないが、大勢となる無理な話になります。

それは与論町に限らず、田舎の都市でも同じ様に「withコロナ」は成立はしません。

一年に一度でも高齢者が新型コロナで亡くなると、、、

「お気の毒に・・」ではすみません。 直ぐに犯人探しが始まります。

その行為を責めることが出来ますかね??? 

感染者を出した家族に町から出ていけとは言わないが、暫くは近づかない様にしする為にも情報は欲しいわけです。

自分の命を守る為にやってる行為を簡単に責めるのも無責任です。

 

この与論町で感染対策本部が置かれ、町長がトップに立って色々と情報を発信して注意を促しています。

よく読んでみましたが、残念な事にその内容は通り一遍で、その地域ならではの対応策は見当たりませんでした。

これは町長を責めているのではなく、町長にそれだけ権限が与えられ居ないし、感染症に対応できる法律が国に無いことの現れです。 もし町長が島民の事を思って特別な措置を講じる為には「法を超える」覚悟が必要なんです。

 

話が少し感染症対策と離れますが・・・

国の対処は上から全体的に網をかけます。

身近な事では交通事故に関しての対処を見ても分かります。

道路交通法と言う法律を全体にかけて交通事故に対処して、それでも発生する事故には少しづつ法改正をしていく。それを何年も繰り返しても、まだまだ環境の違いに対応できていません。

私たちは「with交通事故死」の生活様式を何処かで受け入れています。それは言うまでもなく車が便利だからです。

 

大体の行政はこんな感じで行われます。

良い事が多ければ、少々の悪い事は仕方ない。そこについては後から対応を考えれば良いんだと・・。

ですから、どんな悪い事が出るか想像もできない官僚や、その知識さえない大臣でもそれなりに仕事をしている感じになるんです。

幸いにも、そんな方法でも日本ではなんとか前には進んでいくんです。

 

ところが、、、この新型コロナウイルスの感染を止めるには、この「上から網をかぶせる」方法は上手く行きません。

何故なら、、、感染とは・・・網から漏れた方が重要なんです。

 

他のことは網から漏れた方は後から順次対策していけば、まぁなんとかなりそうですが。。。

感染症は網から漏れた方を優先しなくちゃ解決には向いて行かない。

つまり、権力者が一番嫌う「小さなこと」から解決しなくちゃならないんです。

 

権限を持つ政府にお願いしたい。

その嫌な仕事を自分がやるか、、、どうしても嫌なら、その権限を市長・町長レベルまで下ろしてください。



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