地方の女たち

夜の街で出会った女達と男達

見えないもの(知識)の価値

2015-04-09 14:41:44 | 日記
夜の店で、
隣の席の会話が聞こえてきた。

その会話から、地元の人が一人、県外の人が二人の3人連れ。

ママさんと女の子が接客していた。
一人の県外の人が女の子に尋ねた・・
「ところで、この市の人口はどれくらい
女の子の答えは・・「69万人です。」・・・・言い切った。

すかさず地元の人が 「お前、学校出てるんか」
女の子・・「確かにそうだと・・・」・・・自信が有るみたい。

ママさんが割って入った 「だふん20~23万人と思いますヨ」

そこから、客3人とママと女の子で暫くの間「この町の人口ワ」とか「この町の夜の店の数」など、
その種の話題で盛り上がっていたんだけど・・・。

誰一人として正解を確認しようとはしないんです。
そりゃ~遊びの場で正解なんか必要ないでしょうけど、なんかスッキリしない。
客と女の子達で答えがバラバラで、それぞれに自分の数字が正しいと・・・
横にあるスマホに町の名前と人口と入力すれば一瞬で正解を知ることが出来るのに・・・。

・・と言うのも、私の記憶とは数字が違うのです。

「あんなぁ~  ぜぇ~んぶ間違ってる」 なんて横から言えませんよネェ
ちなみに正解は26万人です。
26万人を69万人と言った女の子はどこからそんな数字が出てきたのか・・日頃はそんなにピントの外れた子じゃないのだけど。

人って、それぞれ抜けていると言うか、間違って記憶して信じ込んでいる知識があるんですネ。

まぁ、自分が住んでいる市の人口なんて知らなくても、生活に何の支障もないけどね。
簡単に正解を知ることが出来る知識は知っておいた方が・・・と思うのですが。

脳ミソの記憶するスペースは充分に余ってるし(笑)
使わないから必要ないんでしょうか・・・

使わない鍋とか健康器具とか色々と、目に見えるものは捨てないで何年でもおいて置くのに。
使わない知識は必要ないと持とうともしない。

簡単に知識を得る事の出来る良い時代なのに、それこそ・・・もったいないよなぁ~。