goo blog サービス終了のお知らせ 

今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

メートルドテルバターと肉の焼き方

2015年11月17日 | 素材
自家製パセリバターがあったので、1度で良いからステーキ屋さんでステーキに乗っているパセリバターを食べてみたいと思い(お店だと少量でスグ無くなっちゃうから)、安い肉だけれど、片面に塩をふって塩の面から焼いて(フライパンに入れた後から塩・胡椒をふるケースもあるらしい)

ステーキを焼き、パセリバターを乗せてみた。

う~ん、なんか違うんだよな。

無塩バターだったからいけないのかな?



後で調べてみたら、【メートルドテルバター】と言って、塩・胡椒・レモン汁(もしくは輪切りのレモンの上に添える)を加えるそうだ。
因みに、

・レモンは別添えで、ニンニクの微塵切りや、すりおろしたものを加えると【エスカルゴバター】になるらしい。

・レモンだけだと【レモンバター】。

世界は拡いな。


普通のレモンは防ばい剤(=防カビ剤=ポストハーベスト)問題があるので(何故、これが食品添加物なの?)使い切れなくて、いつも勿体無い事をしてしまうので、ポッカレモン100の少ないモノ(100%有機ではないのかもしれないが、2003年のポジティブ・リストの基準に則っているだけでも、思い切り「防ばい剤使ってます」表示してお客様に危険を択ばせるより良いかもって、普段そんなに使わないし)

手に入れ、

舐めてみると、酸味は普通のよりやや優しく、若干、香料の風味が口蓋の奥の方で低く感じられるが、そんなに遜色はない、うん、これは使い易い(酸味苦手だし、普通のレモンだとアタック感がツライから、これならコントロールし易いのは確か)。

少ないけれど余ったバターに

塩やレモン・パセリ(ワリと大量に入れた方が美味しい)・ニンニク(今回はすりおろし)を足して

3種類のバターを作った(メートルドテルバターとニンニクが入ったエスカルゴバターは色が同じなので、何か印を付けておくと間違えない)。


ステーキは、今度は最初から塩・胡椒をふらないレシピで、

ひっくり返した、この時点で、塩・胡椒をする(必然的に片面だけ・・・戦争の様な厨房でもう一回肉をひっくり返していたら、他の料理の火加減をミスる。)。

かなりレアに焼いて、直ぐには切らないで余熱で火を通し(かなりの速度で入る)、しばらく置いて肉汁が出ないように封じ込める
直ぐ切ると、肉汁が全部流れてしまうらしい。

うん、この焼き方が1晩美味しかった。

というーかバターもベラ美味い、そう、これだよ、これ!!

 エスカルゴバターは、やはり海鮮類に合う、エスカルゴは当然買えないし(買っても解らないし)、サザエや粒貝もちょっと手に入らない、アサリやハマグリだとちょっと当たり前過ぎるので、ボイルしただけのタラに添えてみたら、

タラの臭みを完全に消してくれて、タラの淡白な感じにコクを与えてくれ(だからタラのバター焼ってあるんだろうな、あれはニンニクを足すと良いのかも、臭いが気になり過ぎる時は1回ニンニクをボイルして使うと多少は良い)、これは一気に美味しいなって思った。


 レモンバターは、結構レモンを強くしたのだけれど、時間が経ったからか、そんなに風味は強くなかった(と、いうーかバターの風味が強過ぎて)、

パセリ入りのメートルドテルバターの方が風味は好きだな。






最新の画像もっと見る