今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

いろいろな魚でツナを作る。

2016年11月13日 | グルメ
ツナを作ろうと思ったのだけれど、マグロ系ばかり買えない。というーか刺身用は刺身で食べたい。
なので、オイルサーディンから発想を得て、色々なサカナでツナを作ってみる事にした。

一応、少しはマグロ系も欲しかったので奮発してカジキマグロと、半額のブリは塩味が付いていないので、塩・胡椒(色々な魚の場合、胡椒は必要だと思う。)をして1時間ぐらい置く、

辛塩シャケ(辛いかなぁ~、かいって何度か作ると解るが甘塩だけだと塩気が足りなかったり微妙だ)と塩タラは胡椒だけして、そのまま放置して

出てきた水分を拭く。

この水分が魚の臭みなのでこれを取ってしまえばいい。

家に余っていたハーブとニンニクを総動員(ローリエ=フランス語・ローレル=英語、赤唐辛子=「鷹の爪」という品種も別に実際にある、古いレモングラス、タイム小さじ1、オレガノ小さじ1)

あとは簡単で材料を全部鍋に入れ、エキストラではない安いオリーブオイルで覆って、

火をつけて

このぐらいの泡がポコポコ出てくるぐらいを保つ(危ないので高温になり過ぎないように、ただの素揚げになってしまうし)。

火加減は弱火より若干中に近いぐらいか、アクが出てきたら取る

静かにポコポコと煮る感じ(コンフィと同じ感じなんだな)。

1時間したら火を切り蓋をして冷ます(余熱で火を入れてみた)。

冷めたら完成。

90度の沸騰したお湯で蓋は4分・瓶は9分以上煮沸消毒(お湯から出す時に瓶の中に水分が入っているのでそれで火傷をしないように!!)。

オイルで蓋をする様に保存する(ニンニクや香草を瓶に入れておくと香りが強くなるというので、比べてみました!!、そんなに劇的には変わらないかも)。

それぞれを食べてみる(全部ではない)。

カジキは当たり前だけれどツナになるし(少し塩辛いが)、ブリもまあまあなんとか(香草の風味を吸っている)、塩鮭は、げっていうぐらい塩辛いので沖縄の「豆腐よう」のようにチビリチビリと、タラはまあ、確か何処かの国でタラの塩漬けがこんなような作り方であったので、それとほぼ同じだろう。

ツナにする時は、塩鮭を少な目に他の魚と混ぜて(頑張って手で骨は取り除くが、若干の骨は仕方ないか、人間100%とというモノは無い、皮は身割れが怖くなければ造る前に取っても良いかも)、更にオイルを混ぜるとツナ缶の様になる。

サンドイッチにするとこのオイルがウマい!!(旨味)。

空気に触れさせないように漬けて完成(冷蔵庫で保存、早めに食べ切る)

冷蔵庫で固まったオイルもを少し温かい所に放置しておくと、

思ったよりワリとすぐ戻る。

鍋底に余ったオイルとカスは全部を瓶に入れたくはなかったので、

パスタの茹で汁で乳化させて伸ばし味を調整して

様々なツナのパスタに(アンチョビは塩をふったイワシを発酵させて同じような作り方をしたものだし、ま、日本人にとってあれは好みはあるが、外国人、特に古代ローマ人にとっては魚醤代わりだったという)

茹でたほうれん草と合えたり(魚のカルシウムがシュウ酸カルシウムをカルシウムに変える?)

マヨネーズと和えて

巨大ツナおにぎりにしたら(海苔を切らしていたので白飯おにぎりに)、これが美味いのなんのって。こんな美味しいツナおにぎりはちょっと食べたことはない。
(因みに油脂分が多いのであまり強く握ると壊れてしまうから普通より優しく握るのがコツ、海苔で周りを固めても良いけれど)↓これは握り過ぎ。

冷蔵庫だと白く固まって直ぐ使えないので、野菜室に入れておくと固まらないというのでやってみたが。

確かに固まりずらいが、気温が寒いとやはり固まるね。

因みに、コイツらでロイヤルなどウイスキーの水割り(超薄め)なんかやるとたまらない。
塩辛いので沖縄の「豆腐よう」の様にチビチビと食べると良いかも。
あとは、コクのある旨味調味料として使える。

以外に、よく食べてすぐ食べ終わってしまったので(こればかり食べていたらダイエットになった)、瓶→漏斗→ザルと置いてオイルを濾すと、

こうなる。

搾りヅラい時は、サジ(ワンピのサンジを一瞬思い出した)とかで押すと搾れる(カス入るかなあ?布巾の方が良かったかなあ~、でもそんな事してられないや)。

これはハーブオイルでもあるので魚貝系のパスタに使ったり、次に作るまで瓶に蓋をして、滑らないように紙を巻いたり(光遮断の効果も)、輪ゴム2本がミソ。

ビニールや袋で覆って(写真の便宜上透明にしたが袋とかの方がより光を遮断出来るかも)、暗い所に置く。

余ったカスは、後でパスタの茹でのばして乳化させ、塩で味付けし、パスタへ(オイル系は細いのが良いんだよな、ま、そこまで家でやる気はないけれど)。

片付けを頑張ったら自分へご褒美の自家製チョコミントアイス(油を触ったから手やケータイのレンズまで油脂で曇って写りが悪いな、よく拭き取っておかないと)。

次にオイルとハーブを少し足して又作る。

2度目は少し塩気と辛さが薄かったので、調理に使う時に塩・胡椒で調整すれば問題ない。
(すべては最後は自分の舌が基準だ)
疲れ過ぎていたり、酔っていたり、ストレスがかかり過ぎていると辛いものを好むから、そこで判断も出来る。

又は、全体的に魚が多くてモノ足りない場合は、もう1回塩・胡椒・ハーブ類を少し加えて煮直しても修正出来る。

修正する時は、少量の塩で結構味が入ってしまうので控え目に加減して、

最初弱火で溶かし、

一煮立ちさせ、

少し弱火で煮て

後は又、余熱で。

「補足」
・レモングラスをちょっと入れるのと入れないのでは結構違うんだなって解った。
(手に入る好みのハーブをあまり目立ち過ぎない様に自由に入れればいいと思う)

・アンチョビがあるし干物で1回やろうか?と思ったが、オイル全体が大変な事になりそうで、流石に味が想像出来ないのでビビって止めた。
別瓶や別のオイルで分けてやればいいのかもしれないが、今はやる気は無い。

・繰り返しになるが、マグロだけならともかく他の魚を入れる時は胡椒もね!

・小骨はどうしても取りきれない時もあるので、自分は解っていても人に出す時とか少し気を付けよう、絶対大丈夫とか、世の中に絶対は無いので。
小骨で死ぬ訳では無いが(病院で取れるし)。

・あと高温になり過ぎて火事にならないように、必ず近くで付いて火加減を調整しよう。
(初期の火事の時の対処法を濡れタオルや蓋のかけ方とか消防局のHPやメディアとかで教えてくれているのので、調べて用意しておくのも少しでも焦らない手だ)
余熱で火が入るし、無理するよりは分割して火を入れても火事や火傷よりはいいと思う。
料理は安全第一に!!
(安全は広告業界の様にうざくてうざくて仕方が無いぐらいが丁度良いんだと思う)

・その後、容器が完全密閉ではない&湯煎出来無い事が解って、最初、ラップをぴたりとして輪ゴムをし、袋に入れて密閉していた(ここまでやれば流石に密閉だろ)が、

なんかちゃんとしたいなって思って、ジャーサラダ用のメイソンジャーとセリアの容器を手に入れた。
因みに大は小を兼ねると思ったが、冷蔵庫の棚に入らなかったので野菜室に入れるか?(少し温度が高いからオイルも固まりにくいし、その分鮮度が気になるが)

結局、上の段を少し下げた。






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