南の島の土着民風自由人

自分の生活、計画し実行してきましたが、病気や人間関係など思いがけない障害に遭遇しました。

秘密の奥の手

2010-03-27 07:02:54 | 人間
 ちょっとだけ専門の話。プラスチックでインドネシア国さんはPVC(ポリ塩化ビニール)と、PE(ポリエチレン)とPP(ポリプロピレン)だけだと思う。PVCのおもな原料になるポリマーという白い粉はジャカルタの北の海沿いのタンジュンプリオク付近のコンビナートで日本企業が手伝って、作っている。PPとPEはジャワ島に西の端アンニュールにチャンドラアスリとトリポリタという会社のコンビナートがあり、やはり日系企業の指導で生産されている。

 世界的に、オレフィン系の樹脂を主に不足しているようです。インドネシアへ樹脂が回ってこない状態のようです。例外はある。たとえば、PEでもLDPEは調達困難。しかし、LLDPEは比較的容易に入手できる。HDPEはやはりタイトです。PPでも種類により違う、HOMOは、全く不自由しない。押出用の原料の話ですよ。
 溶融粘度の高い押出成形用の樹脂は需要が少ないし、製造コストが高くなるので、この原料タイトの時各社とも、まず、押出用の原料の製造をやめてしまう。カタログに載せてあっても、MIが低い樹脂は現在作っていないと言えわれてしまう。輸入も、同じことで、シンガポールや日本から主に輸入していたのですが、それらも、今輸入ができない状態になっている。困ったことになったと思っている。商社に見積もり依頼をしても、商品の手配ができないのでは、見積もりを頂けない状態です。出してもらっても、価格は一年前に比べると30%以上は高くなっている。
 
 それを、何とかするのが私です。そして、何とかする方法についてはノウハウです。指定というか、今まで使っている原料と同じということで客先の承認は得る。原料が手に入らないので製品を提供できませんでは、供給責任を全うできない。押出用の原料が、この世にまだなかった時代、40年位前のことを考えてれば、今の状況はまだ、ましだと思っている。この方法で、P社向けの試作品が一部、完成した。インドネシアン子どもたちはその方法にうなづくばかりでした。
お父さんの株が上がるというものです。

  ニュートンサーカス(シルクス)Newton Circusの様子、大部分が駐車場になっていた。昔は、駐車場は見当たらなかった、小さなレストランが秩序なく広がっていた印象がある。

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