HPの電波が弱い場所にいるので、テルコムセルしか使えず、メールは読めるが送信できない状態になっている。
ルーテンを通過してプラブハンバジョへ戻った。08:00出発、途中バジャワを出た処で、道の両側にガソリンを売っている風景が見えてきた。ガソリンにしては黄色みが薄い。運転手に聞いたらアラックだという。地酒のことだ。醸造をここかしこでしていて道端で売っているのだという。「それじゃ、寄ってみようよ、友達への土産にするから」といって、お勧めのところで止めてもらった。原料はロンタルと云って椰子のような木になる茶褐色の果物で、椰子の実の一種と云ってもいいかもしれません。熟れると甘い臭いがします。その実は黒砂糖を原料ですが、花(独特な形をしている、後に写真を紹介する)を搾って白い汁を溜め、三日過ぎると発酵をし始めるらしい。それを蒸留すれば出来上がり、名前はArac Aimereという。45%アルコールです。
写真は火をつけて燃やしているところと、蒸留装置の一部、上にその原料になる薄緑色の二股に分かれた花(のように見えないが)です。
他人に土産に買って行くのに、私が飲んでないと云ってはまずいので、まったくアルコールを受けつかない私ですが、覚悟を決めて,一舐めしてみた。確かに強烈なアルコールを何十年かぶりに感じた。臭いをもう一度嗅いで、舐めただけでは、危険かどうか分からないので、アクアのボトルのキャップ一杯ついでもらって、半分ほどをストレートで飲んでしまった。暫くして、死ぬようなことはないなと思って、土産にとアクアボトルの普通を4本と倍以上のボトルを一本買った。合計普通が6本と云うことにして30万Rp払った。
その直後いから、頭ががんがんし出して、体中が熱くなってきた。飲んでから5分後くらいだったと思う。立っていられなくなった。そこの人も運転手もびっくりして、気絶かと思ったのでしょう。私を抱え込んで地べたに寝かせようとした。私はこらえて、椅子に座らせてもらった。まったくアルコールの消化能力が無く、直ぐに全量が血液中に流れ込んでしまうのです。それは昔から分かっていて、勿論、飲めないし、皆さんに迷惑をかける場合を心配して飲まないのです。
今回は、仕方なく飲んで、ほんの少量だったので、その後、10分ほどして、頭の痛みが和らいで、皆さんに心配かけたことをあやまってその場を離れた。運転手は、大丈夫かと、何回も繰り返して聞いてきた。その後、1時間後にはほてりも無くなって、普通に戻った。皆さん、飲んでくれるでしょうか、私が決死の覚悟で少しだけでも飲んだのですから、アルコールなら何でもいいという皆さんです。飲んでくれるでしょう、最初は黙って出そうと思う。
行きの時と同じ山また山の曲がりくねった道だったが、車酔いはまったくなし、酒酔いだけだった。
途中に何箇所も同じような地酒を売っている場所があった。
広大な田園風景も広がっていたが、今は、収穫の季節なのでしょうか、収穫が終わった場所が多く、実った稲を殆ど見ることが出来なかった。
ルーテンは通過するだけだった。18:00前にはプラブハンバジョへ到着したが雲の状態が悪くてサンセットには恵まれなかった。中途半端なサンセットしか撮れなかった。
地酒 田園 収穫