寝られないと思ったら、その後ちゃんとたっぷり取り戻すので健康でいられるのかもしれません。
昨夜は、今朝の涼しさ、曇がちの天候も手伝って、なんと10時間寝てしまった。
翻訳の締め切り伸ばしてもらってるのに、10時間寝ちゃいかんでしょ、という自戒の念もあり、さっさと支度して
パソコン前に座りました。
でも宵っ張りで出会いがあるのも事実。観たかったテレビドラマシリーズがBSで放送されているのに遭遇。
エリザベス・モス主演の「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」。
数年前からフランスのサイト、確かルモンド紙? で、いい、いい、って聞いてたんですが、地上波じゃ無理だろうな、と思っていたら、ようやくです。すでにゴールデングローブ賞を始め様々な賞をゲットしている作品ですから、日本のテレビだってほっておくはずがないですよね。
どうやらHuluで独占配信しているらしく、もう2シーズンめ?。
ただ、わたしはHuluにどうやって加入していいか知りません・・・Netflix も知りません。アマゾンプライムでさえ二の足踏んでます。ひきこもりになってはいけないし、やはり映画は映画館でという主義です・・
でもテレビドラマならね、テレビ画面で見ても罪悪感はありません。しかもけっこう質が高いのが昨今で。
この「ハンドメイズ・テイル」も、夜中にさわりを観ただけですが、怖い〜〜〜。怖いけど良く出来てそうで、なおさら怖い。
そうそうディズニーで「メアリーポピンズ・リターンズ」も製作されたようで、間違いなく観に行きそう。
女の子向け児童文学といえば・・・
先日の毎日新聞書評で、生命科学者の中村桂子氏の『「ふつうのおんなの子」のちから』を、私の好きな日本近代文学研究者・持田叙子さん(=「荷風へようこそ」が好きでした)が批評していて、ダブルで狂喜乱舞してしまった。
わたしのマイブームと同期してる! あしながおじさんのジューディ、小公女のセーラ、赤毛のアン、ふたりのロッテ、長くつ下のピッピなどなど、「ふつうのおんなの子」にわたしたちは人生を習ったんだ。
そう思うと涙が出て来ましたよ・・・
男の子とちがって争わない、自分の身の丈の人生にささやかな幸せをみつけられる資質、う〜ん、いまこそ見習うべきヒロインたちね。
メアリー・ポピンズは3冊目の途中でちょっと休止中。彼女は自分の姿をショーウィンドにうつしてニッコリするのはご愛嬌だけど、周囲の人にあまり素直じゃないんですもん。
素直なヒロインに惹かれます。
仕事が一段落したら、中村さんの本は本屋さんで手にとって買います。
ペソアの代表作も図書館に予約しました。まだ読めてないのが恥ずかしいくらい。フランスにいるときに買っておけば良かったle livre de l'intranquillité... 。
フランスは新学期でラジオもようやく面白い番組を流すようになりました。それで、早速、こないだのペソアの番組は良かった! パリの友人がコメントで出演していて(=録音みたいでした)、あれ、この声は!で興奮しちゃって眠れなかったのでした・・・。さっそくメイルしたら、「僕はその番組聴いてない。今、トスカーナ」だって、ああ、フランス人はまだバカンスか!うらやましい・・
フェルナンド・ペソア、手強そうですが、児童文学と交互に読めば、ぐぐぐぐとメランコリーに沈みこむこともないでしょう。読みますよ。