懐メロに若返る。

ゆうべ、NHK BS2で「MASTER TAPE 荒井由実の『ひこうき雲』の秘密」、ユーミンはじめ、細野さん、松任谷正隆さん、林立夫さん（＝キャラメル・ママ）らが、スタジオでマスターテープを３０年ぶりに聴くっていう画期的な企画番組、非常に面白かった。充実の１時間でしたよ（録画したのを見たんだが）。

『ひこうき雲』はリアルタイムでは聴いてなくて大学に入ってからですし、わたし自身は当時キャンパスでも絶大な人気を誇っていたユーミンにはまらなかった女子大生のひとりですが（なんとなく、トレンディーな感じに乗れなかったというか、あまりにリアルな女子の心情が語られるので、どきどきしてしまうというか）、こうして創作秘話を当事者の彼らの口から聴くと、あらためてすごいアルバムだったんだなあ、と、圧倒される。

でもって、やっぱり懐かしい・・。

昨夜は「音楽を聞きながら鍋を食べる集まり（爆音宴会のバリエーション）」に参加して、わたしはミカバンドの「黒船」と和彦の「キャッチー２２」のCD２枚を持参し、年下男子諸君に無理矢理聴いてもらいながら仕入れたばかりのうんちくをとくとくと披露し、その後、男の子のi Phone に入ってる６０～７０年代歌謡やフォークに、やはり最年長のわたしが曲ごとに当時の歌謡界をコメントし（植木等、布施明、沢田研二、吉田拓郎、かぐや姫、グレープあたり）・・という楽しい宴もあっというまに終電近い時刻。

凍てつく夜にも関わらず、男の子たち、駅まで送ってくれるの、あ～６０年代みたい、って感激したわ（彼らは宴会続行のため買い出しも兼ねて）。

しかし深夜過ぎて、痛いくらいの寒風を切りながらミニスカートで人影のない緑道を自転車で疾走して帰るってのもけっこうハードボイルドというか、ド根性というか、この年にして無茶というか
やっぱり昔の音楽聴いて若返ったからでしょうかね。

音楽は偉大なり。