えむ風な生活

気が向いたときに、ちょこっと♪

顔見世 外伝

2019年12月11日 | Weblog
12月に入って早々、南座の顔見世に行った。

顔見世というのは
江戸時代、劇場と役者は一年ごとに契約を結んでおり、
顔見世は翌年一年の一座の顔ぶれを披露することから、最も重要な興行とされていた。
現在は東西の名優が顔をそろえる、華やかな歌舞伎の祭典となっている。
んだそう。(ネットより抜粋)

顔見世には、う~~~~~んと昔は窓口で並んで購入できたと記憶してるけど
いつ頃からか一般市民では手に入らなくなった 特別席 があって
それが手に入る特別な立場の人との繋がりを持つ近しい知人のお蔭で
長年1階桟敷席、途中からは靴を脱ぎ履きするのが面倒と2階正面1列目
という d(^0^)b グッ! な特別席で見ることが出来てた。(^-^)v

その会場の南座は国の登録有形文化財で、
耐震補強改修工事のため昨年11月まで2年間休館してた。

休館した1年目は先斗町(ぽんとちょう)の歌舞練場で開催され(ここ
そこに見に行った。

次の年、その特別な立場の人が退職されて入手ルートが途絶えた。 …((゚m゚;)アレマッ!

でもまぁ、長年贅沢な席を堪能させてもらったし
歌舞伎役者も世襲制度で、見始めたころの役者さんの子、孫が襲名
と代替わりしていくので、σ(^_^)ワタシ の中のイメージにそぐわない
などから、もういいか、と円満に(?)卒業した。

ところが今年、
別の近しい知人が1等席が少し安く手に入るけど行く?と聞いてきてくれた。

基本、何でも誘ってもらったらその時がチャンス! と話に乗る σ(^_^)ワタシ
改修された南座にも入りたかったので ( ^_^)/ はーい! と返事をした。(^▽^)


・・・ 長い前置きになったけど (^▽^;)


σ(^_^)ワタシ が利用する私鉄は、京都市内途中から街中まで地下にもぐる。
終点で降りて地下から地上に出るとピーポーピーポーと ↓ 救急車が



σ(^_^)ワタシ を迎えに来たのかと思うジャストタイミングで
階段を上がった真正面に止まった。(*・0・*) ワオ

ストレッチャーを ↓ 設置して



駅員さんと救急隊員二人が階段を降りて行き
担架で若い女性を担いで戻り、ストレッチャーで救急車に。

その階段側(そば)は ↓ デパートの華やかな飾り付け。



救急車で運ばれた女性も、近いうちにまたこの飾りが見に来れるといいね。

その後知人と落ち合って ↓ 南座へ。



          ↓ 



いつもは入場してからロビーで貸し出しをしているイヤホンガイドを
入口手前で貸し出ししてた。

案内係の人に、中でも貸し出ししてはる? と聞くと
してますが、ここの方が空いてます。とのこと。

相変わらずイヤホンガイド頼りの観賞なので、その場で借りたら
今月は借り料だけで結構です。と。

歌舞伎は南座と松竹座(大阪)で見ることが多く、いつもイヤホンガイドを借りるけど
借り料の他に保証金千円を払い、返却時に保証金は返金されるシステム。
それが今月は無用だそう。

初めての体験に、返却時に なんで?(何故?) と聞くとキャンペーンです。と。
安くするのなら分かるけど、素人にはあまし意味が分からないキャンペーンだった。 (^^;)

入って数段の階段を上がったエントランスに ↓ 沢山の芸子さんや舞妓さん



(・_・?) ン? ナンダ? ナンダ? (^▽^笑)

誰かが(多分許可を得て) ↓ 写真を撮ってたので



すかさず、便乗。d=(^o^)=b イエーイ!

会場に ↓ 入る。



1等席といえどもチケットが安い分、前から2列目の端っこの席。(^▽^;)
席に行く ↓ 途中にも



白塗りはしてはらへんけど、多分、舞妓さん。

(*・0・*) ワオ ↓ 桟敷席には



舞妓さんと ↓ 芸子さん。



なかなか席にたどり着けない。(^▽^)

会場内は ↓ 沢山のお客さん。



最初の演目開始5分前の予鈴(ブザー)が鳴った途端
前の扉から入ったきた ↓ 報道陣



会場風景を取るのかと思ったら
一斉に桟敷席に ↓ カメラを向ける。



そこで初めて 総見(そうけん) なんだと気がついた。
(報道陣によって撮られた写真は、そのまま新聞やネットに掲載されてるので
 σ(^_^)ワタシ の写真も芸子さん、舞妓さんに加工はしてましぇん。)

芸妓さんや舞妓さんが揃って顔見世を観賞するのを「総見」ということを
聞いたり報道で見たことはあったけど、遭遇したのは初めて。

いつもはもっと遅い日程で見てたし、総見は初日(11月30日)と思ってたけど
ネットで検索すると

京都の五花街の芸舞妓(げいまいこ)が、芸事の勉強を兼ねて歌舞伎の吉例顔見世興行を
そろって観劇する「花街総見」が2日、京都市東山区の南座で始まった。
この日訪れたのは宮川町の芸舞妓たちで、3日に先斗町、4日に祇園甲部、
6日に上七軒、9日に祇園東と続く。
とあった。( ̄。 ̄)ホーーォ 

最初の演目終了後
休憩時間(幕間:まくあい)に立ち上がって ↓ 向かい側の桟敷席



             ↓ 



             ↓ 



2番目の演目終了後 ↓ 昼食のため席を立たはった後ろ姿


(だらりの帯・・どすえ)

昼の部終演後の ↓ 帰り支度


(向かいの桟敷)

         ↓ 


(すぐそばの桟敷)

思いがけず華やかな綺麗どころと出会えて、d(⌒o⌒)b♪ ルンルン

もう一つ
1等席とは言え少し安い分 ← こればっか (笑) 2列目端っこの席だったけど
3番目の演目で桜吹雪が これでもか と言うくらい舞い落ち
その花びらが ↓ 2列目まで舞い落ちてきて



        ↓ 



        ↓ 



その一つ一つがキチンと花びらの形をしてることに感動。
それを見たり触れたり出来たのは前の席なればこそ。(^-^)v

今回観賞したお芝居と踊り、4つの演目
所作の説明や言葉の意味、演じていない部分の いきさつ ほか
ガイドを聞いてなかったら、舞台で何をしてはるのかサッパリ。 (^^;)ゞ

ガイドを聞いてるからこそ笑える個所も多々あって
いつもガイド無しで見てる人はどこまで分かってはるんかな~?と
余計な心配。(^▽^;)

ところが今回、そのガイドの
舞台上で義太夫というナレーション という言葉を聞いて (・_・?) ン??
その後も(演じている人物の)ただ物ではないオーラ、
遊女の一番上 太夫 いわゆるアイドル、スター
などカタカナ交じりの解説の仕方に違和感を覚えた。

この方が今風で分かりやすいのかな~?とも思ったけど
やっぱ、迎合するのではなく歴史を感じさせる解説であって欲しい。
などと感じるのは、σ(^_^)ワタシ も歳をとったんかな~? (;^_^A アセアセ

一緒に行ったのは自他ともに 晴れ女 と認める近しい知人。
よく行動を共にするけど、確かに晴れてることが多く助かってる。
んでもこの日の予報は雨で、珍しい!と思ってた。

したら降った時間帯もあったけど
駅から四条大橋を渡って南座までの往復は傘いらずで
さすが! な思い。( ^ー゜)b グッ!! 

3年ぶりの顔見世は
歌舞伎以外の話題があれこれで、それも また一興 ♪ だった。(^-^)v
コメント
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